天皇賞・秋
1着スペシャルウィーク1:58.0
2着ステイゴールドクビ
3着エアジハード3/4
4着スティンガー1/2
5着セイウンスカイクビ

 今週から他場に先がけて福島競馬場でワイド馬券が先行発売された。他の競馬場はまだワイド馬券は導入されていない。しかし、東京競馬場で行われた天皇賞はまさにワイド馬券が欲しくなるような混戦模様だった。私の予想は見事に2着3着だし(^^;

 私の馬券的中を阻んだのはスペシャルウィークである。まともなら1番人気になってもおかしくないような馬であるが、前走で惨敗した上に、調教でも調子が良くないと武豊騎手がコメントしていた。だから人気にならず他馬からマークをされずにハイペースの中を後方からの競馬で見事に制覇した。

 スペシャルウィークを切って馬券を買った私にしてみれば「武豊に騙された」ということになる。しかし、新聞等に載る陣営のコメントは馬券を買う一般のファンだけではなく、他の馬の陣営の目に触れることになる筈である。馬券を買うファンにとってもレースは勝負の場だが、騎手を含めた馬を出走させる陣営にとってもレースは勝負の場である。だから、マスコミに対して手の内をすべて明かしてしまうと不利になるだろう。もし、武豊が調教後に「スペシャルウィークは前走は惨敗だったが、今回は万全の仕上げで体も絞れ体調もよいので勝負になるだろう」とコメントすれば、力のある馬だけにスペシャルウィークは他の馬からマークされて楽に競馬をさせてもらえなかっただろう。俗にいう「口三味線」による武豊の勝利である。

 ステイゴールドはまたしても2着。どうにもあと一歩のところで勝てない馬だ。これでG1の2着は4度目。秋の天皇賞も2年連続2着である。この馬はどうもピークが長続きしないようなので(去年も春天、宝塚、秋天、有馬と間隔を適度にあけたところで善戦してG1でもJCは惨敗)、JCで惨敗して人気の落ちた有馬記念辺りで狙い目となるだろう。

 3着はエアジハード。府中は得意そうな馬だが距離が微妙に長いのと休養明けが響いた。

 意外にもスティンガーががんばり4着。秋華賞に出ていたら勝てたかもしれない。

 1番人気セイウンスカイは掲示板を確保するのがやっとだた。ゲート入りの際ゲートを嫌がり、かなり長い間暴れてゲートに入らなかった。観客による手拍子や奇声の影響もあったのだろう。レースの妨げとなるG1の手拍子等のフーリガンはもっと本腰をいれてJRAに取り締まって欲しいものである。

 結局、上がり馬勢は出番なし。格が上の馬で上位が決まってしまった。

 実は、月曜日の時点では「ステイゴールドから総流し」の予定だったのだが・・・・・。そのまま買っておけば万馬券を取れたところなのに悔やまれる。