オールカマー
1着ホッカイルソー
2着ダイワオーシュウ
3着ダイワテキサス
4着サイレントハンター
5着マチカネヤマビコ

 レースはグランスクセーとサイレントハンターがペースを握る。両者のハナの奪い合いでハイペースに。2頭が道中3,4番手をいく両ダイワにつけた馬身差はおよそ10馬身。

 そして徐々に前の2頭と後続との差は縮まり始め、最後の直線では好位を人気の両ダイワによる1,2着争いかと思われた。しかし、後方から追走した8歳馬が追い込んできた。ホッカイルソーだ。’96日経賞以来3年半ぶりの勝ち星で重賞制覇!!日経賞と同じ中山のG2で不治の病である屈腱炎という難病から見事に復活だ!3年という休養期間を我慢して使ってきた関係者のみなさん、本当におめでとう。

 2着は2年連続でダイワオーシュウだ。この馬も2年前の4歳の時の900万条件を勝って以来勝ち星から遠ざかっている。今日はハナ差で惜しくも2着。セントライト記念、菊花賞、そして昨年と今年のオールカマーと重賞2着がやたら多いのだが。

 ホッカイルソーの主戦騎手蛯名正がホッカイルソーを見捨てて選んだダイワテキサスは3着。1,2着馬に2馬身半差をつけられた。昨年ほど調子は良くなかったらしい。

 ハナを切ったグランスクセーは大差負けし、単なるペースメーカーで終わったが、一緒に逃げたサイレントハンターは4着に粘る。ハイペースで逃げてバテても掲示板に載るところがこの馬の底力なのかもしれない。結局、昨年の上位3頭が2,3,4着となった。