阪神スプリングジャンプ
1着ファイブポインター
2着ゴッドスピード
3着ケイティタイガー 
4着イチバンリュウ 
5着イブキハイシーザー

 第一回の阪神スプリングジャンプ。芝3800というコースも初めての使用だ。芝の最後のスタンド前の直線を逆向きでスタートする。そして直線コースに置かれた置き障害を飛び越え、障害コースへ。襷コースで方向転換した後、順方向で芝の直線に戻ってくる。そして、最初に飛んだ置き障害をさっきとは逆向きに飛び越えゴールである。

 直線の置き障害というのがなかなか面白い。私は現場にいたわけではないが、芝コースの直線をスタートして、その直線にある障害を飛ぶのだから、現場にいたファンは間近で障害レースが見れてよかっただろう。また、最後の直線にまで障害があることで、平地の脚だけの馬にとっては不利である。このコースは障害馬としての力のある馬にこそ有利なコースであるだろう。

 そして記念すべきジャンプグレードレース初の優勝馬はファイブポインター。障害入りしてからの3勝はすべて阪神コースだ。予想本文に書いたがこの馬と阪神障害コースは相性がいいらしい。

 大本命ゴッドスピードは3馬身半差の2着。59キロと62キロの斤量差がそのまま着差として現れたわけだ。単純に1キロ=1馬身と換算するわけにもいかないが、定量で走っていたら勝ったにしても、「楽勝」というわけではなかっただろう。

 3着は老いてなお盛んなケイティタイガー。2着から5馬身差だったが。