天皇賞・春
1着スペシャルウィーク
2着メジロブライト
3着セイウンスカイ
4着シルクジャスティス
5着ステイゴールド

 セイウンスカイが例によってハナを切ろうとするが、サンデーセイラが競りかける。スペシャルウィークが思ったより前からいく。入れ込んでいるようにも見えた。スペシャルの騎手武豊からすれば菊花賞で逃げ切られたセイウンスカイには負けたくないという気持ちが強かったのだろう。セイウンスカイをマークするようなレース運びだった。逃げてなんぼの馬セイウンスカイにはきつい展開だった。

 そしてスペシャルウィークは最終的にセイウンスカイを追い抜き、メジロブライトの追い込みも交わして見事に天皇賞を制した。

 2着はメジロブライト。スペシャルがセイウンをマークしていたので、ここで漁夫の利で勝利を得たかっただろうが惜しくも2着だった。セイウンスカイは3着。複勝を含めすべての馬券が堅かった。今日は万馬券続出の日だったが、これだけは堅かった。我が本命はシルクジャスティス(結局2年連続4着)にも敗れ5着。4コーナーでは手応えがよく、これはいけるぞと思ったのだが、結局掲示板を確保するのがやっとだった。

 スペシャルウィークの生産牧場である日高大洋牧場は昨年12月に火災で繁殖牝馬が妊娠中の馬を含めて20頭近く焼死した大惨事に見舞われている。スペシャルウィークが勝ててよかったのだろう。感動的な勝利だ。彼が勝っても失ったものは戻ってはこないが、生産馬が活躍してこそ復興への微かな兆しが見えてくるような気がする。日高大洋牧場の関係者の方々はスペシャルウィークの勝利の瞬間どのようなお気持ちだったのであろうか?