電圧計の応用 その2 mV(ミリボルト)計 

UP dated 2011.7.21

●電圧計の応用 その2 mV(ミリボルト)計


・OPアンプ LC662(CMOS)のアンプにより、電圧レンジ 3)0-99.9mV, 2)0-999mV, 1)0.00-9.99V を測定する PIC16F819微小電圧計を製作しました。

・OPアンプ LC662(CMOS)は、3)0-99.9mV, 2)0-999mV, 1)0.00-9.99V それぞれ200倍、20倍、2倍の非反転アンプを構成し、それぞれのレンジでOPアンプの出力は、0-10Vの振幅となります。

・電源は絶縁型DC/DCコンバータにより供給することにより、測定電圧入力端子は、大地GRNDより浮かしてあるので、テスターのような使い方ができます。


・写真は、87.3mV(テスタ表示は85.2mv)を入力している状態です。

・電源のデカップリング回路は徹底したつもりですが、実際に微小電圧を測定してみると ノイズを拾っているせいか、10mV以下では、指示が不安定のようです。どうもPIC電圧計のダイナミック表示の電流変動をOPアンプが拾っているみたいです。微小電圧でもさらに安定表示にするためには、絶縁型DC/DCコンバータを個別設置にする等の対策が必要なようです。

・回路図の下のほうに描いてあるように、電流計として使う、RFプローブを前置きし、RF電圧計等の用途にも使えます。


・左の写真は、タカチ YM80に組みこんだ内部です。



・下の写真は、左側;RFプローブ、50Ω負荷の両端電圧を測定。

・中央;入力 -10dBm(計算値 70.7mV)で表示=36.2mV、
・右側;入力 +0dBm(計算値 224mV)で表示169mV。
表示値が計算値より低いのは、ダイオード1SS97の順方向抵抗(0.05V @2mAとすると順方向25Ω)の影響で、50-80%の電圧しか検出できないのはいたしかたない。


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