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作曲家、ロクリアン正岡
(Locrian MASAOKA)
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locrian@saturn.dti.ne.jp


当日のプログラムと第3曲についての詳細な説明
はinfoページにあります。


最新特報!
ロクリアン芸術の三曲〔極)の到達点で
現代音楽をその自縄自縛から解放しよう!

 今度の出品曲ならそんな現代音楽に風穴を
空けることぐらい出来るかもしれない。
 11月29日のゲンオンのフォーラム・コ
ンサートに於ける三曲の演奏、昨日シュピー
ル室内合奏団の初回合同練習に立ち会いまし
たが皆さん驚くほどのレベルに到達しそうで
す。
 現代音楽の不況は自らの自縄自縛性にある。
世界中の作曲コンクールや夥しい数の作曲審
査、自縄自縛の元凶であることは言を待たな
い。その中で希少な例外が当楽団主催の作曲
コンクールで今回出品の私の3作のうち2作
が最優秀賞を授かった。とまれ、最先端のク
ラシック音楽という現代音楽の勝義に照らせ
ば今回のものも紛れもない現代音楽です。
だからこそ風穴を空け外の空間、未知の領域
まで大きく羽ばたいて行くことが出来るので
はないか?
出演はシュピール室内合奏団。
詳細は日本現代音楽協会のウェブサイト

2019.11.17 ロクリアン正岡


「猪のアイデンティティー」/猪賛歌・第一曲
亥年の今年、猪ならではの歌をと思い、作詞作曲しました。
思えば猪ほど生命団子というか生命そのものを思わせる動物
が他にありましょうか?
まことに外見の通りの正直な生き物。
人間も本来与えられているはずのヒト性を大事にし、うそ偽
りなく内面に忠実な生きかたをしてはどうだろう!
これが私が出来る限り猪となって作詞作曲をした所以です。
どうか音楽の猪鍋に耳鼓を打ってください。
-2019.10.9 地球環境改善に意欲を示す吉野彰氏ノーベル化学
賞受賞のめでたい日に


緊急特報 2019.9.24
グレタ・トゥーンベリ国連で怒りのスピーチとはすごい話だ。
私は長いこと「地球を救う聖女”キャシリアン”」という歌を書き自らもコンサートで歌い人々にも歌ってもらい初音ミクにも歌わせこういう人の出現を待っていたのである!
聖女”グレタ・トウーンベリ”の登場を記念して、しばらくここに件の動画を掲げることにした。彼女が歌っていると思ってじっくりお聴きいただきたい(本当は彼女に聴いてほしいし歌ってほしいのだが)。



お知らせ-

来る1129日(金)のフォーラム・コンサート(日本現代音楽協
会主催)第2夜において

小編成吹奏楽セット「シュピール室内合奏団作曲編曲コンク
ール」を発表いたします。

これは昨年の同楽団主催による「第三回作曲編曲コンクー
ル」の全部門について試みた拙作(作曲部門では一位)ばか
りでできた組曲ですが、それぞれの楽章の落差は非常に大
きいのになぜか強い統一感(どうあろうがロクリアン流の所以からか)があって、セーフティーネットに保証されながらビックリ
しまくれる、というものです。

もともと高い実力を誇る同楽団が十分すぎるほどの合同練習を経ての本番になりますので、ロクリアン音楽にとって最高の出力タイムとなろうかと存じます。

皆様どうかお誘いあわせの上ご来場ください。


第1曲「ニッポンの 空にくつろぐ バッハかな」
 https://youtu.be/2i8r-Z4S0GI


第2曲「ドコモわが故郷」

https://youtu.be/-2wimkytEaY



第3曲「美人ミイラ組成物語」


https://youtu.be/C6ITeXVFX1o

 

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2019年 謹賀新年


 
2018年は前年末からのバイク少年的な若者
に煽られる形でサックス楽曲を量産、その後、
必然的に小吹奏楽曲に向かいコンクールを開
催していたシュピール室内合奏団との関係を
持ち、更に新たな構想を得るなど、今までの
長い人生の中でも本職上一番収穫の多い年と
成りました。増えたメル友との知的やり取り
がどんなに創意欲を募らせてくれたか筆舌に
尽くしがたいものがあります。ただ、演奏者
はせっかく拙作の名演奏を繰り広げて置きな
がらメル友の仲間に入って来ないのは若さの
故もあるでしょうが、現代の世相を反映して
いるのかも知れません。そんな中、若い集団
であるところの、シュピール室内合奏団が結
果発表に際し演奏者お一人お一人の講評が付
けられて来たのには感動を禁じえませんでし
た。
折りしも日本音楽コンクール作曲部門ではい
い加減な理由付けで演奏審査をカット、おま
けに音楽団体からのクレームに対してお役所
仕事的対応しかなかったこともあり、一層際
立った出来事でした。世の中全般としてはIT
やバイオテクノロジーの発達で人間性がより
人工的に蝕まれる状況が一層加速しているよ
うです。
しかし、常識も化学も預かり知らない事象は
あるもので、世の中が偏った方向に進む時に、
少数でなありますが確実にそれに抗する活動
をしようとする者が現れて来ます(後述)。
また、驚くべき事にそういう素質を持った者
が誕生して来る機構を、人間以前の宇宙は持
っているようなのです。とまれ、世の中全体
として”人間の自然性”やそれへの関心が著し
く減退していると気づいている方は結構いら
して、たとば「壁」シリーズで有名な養老孟
司氏もそのお一人のようです。
この問題には音楽家は文学者以上に拘るべき
事だと私は思います。なぜなら、音楽は言葉
よりもはるかに”無意識の領域”に深く棹差し
ている(その本来の意味で!*)からです。
振り返ってみれば現代音楽はシェーンベルク
以来、先輩作曲家の創造力に負けまいと意識
的に創意工夫を続け、それが当初思ったよう
な効果を発揮していない事を知るや、純粋な
創造意欲が薄まるのに比例して楽曲捏造術の
開発に腐心して来たようです。楽曲達はお互
い多岐に分裂しその部分化、断片化は著しく、
個性、独創性の名の下に普遍性が無視されつ
つある、というより「普遍性なぞあるわけが
無い」という病的な想いが作曲界を覆い、そ
の傍ら演奏家の多くは過去の遺産の持つ普遍
性の脛をかじっている現状なのです。
いずれにせよ、現代は常識が体をなさなくな
ってきておりドサクサ紛れに似非独創のまか
り通る時代でもあります。先の「棹差す」を
はじめ多くの言葉の誤用も、独創的な使い方
を気取る甘ったれ根性の働きが大きいに違い
ないでしょう。だが、私は信じます。こんな
時代だからこそ、天然は新型ウィルスのよう
な強力ベイビーを生み出さずには置かないこ
とを。私の楽曲が、少しでも彼ら彼女らの心
眼を目覚めさす役割を果たせれば幸いです。
-この一年の奮闘を心に期しつつ!


2019年 初頭 作曲家ロクリアン正岡






 シュピール室内合奏団による
小編成吹奏楽曲
「美人ミイラ蘇生物語」
第一回目の合同練習でプロの演奏能力
が現代どれほど進化しているか、また
これからのノビシロが如何に大きいか
を強く感じた。12月4日(73歳の
誕生日)に私の同楽団主催の作曲コン
クール最優秀賞授賞さ作品、小編成吹
奏楽曲「美人ミイラ蘇生物語」を演奏
するシュピール室内合奏団のことであ
る。
7年前の八重奏曲をつとして、一年の
ほど前から始まった我がサックス楽曲
の集中的創作が次に求めたものは小編
成室内楽曲であった。どうせ作曲する
なら具体的な文化寄与をしたいものだ
とネットで調べたらすぐに出て来たの
が第三回作曲コンクールあったという
次第。
ピアノを含んだ八重奏で5分、となる
とどうしても大きな物語というか、深
く大きく広いメッセージを音楽に託し
たくなる。
というより、私はメッセージを背負う
ことなくしては小品すら書けない作曲
家なのだ。
私は楽器のことをロクに知らない。
その分、メッセージと音楽イメージを
媒介する楽譜作りに集中的に腐心でき
る。だからこの年齢でも作曲進化が続
いている、いや加速している。思えば
近代以降の日本の西洋クラシック音楽
の演奏能力がかくも進歩したのも、楽
譜を元に”現象としての音楽”作りに励
んで来たからであろう。
演奏家、作曲家の役割分担が徹底する
中、それぞれの持分の力量が増せば増
すほど、双方とも相手のことが分かり
にくくな