カルショーのデッカ時代最後の録音?

 ロンドン交響楽団の公式サイトでは、このオーケストラの完全ディスコグラフィ(929頁!)がさりげなくダウンロードできるようになっていて、その太っ腹ぶりに驚かされます(http://www.lso.co.uk/recordings/lsolive/news.asp?id=216)。
とても詳細なもので、プロデューサーなど録音スタッフのことも明記されています。
お蔵入りしたままのルービンシュタインのモーツァルトの協奏曲録音(298頁から302頁)の詳細も、このディスコグラフィによって初めて知ることができました。
さて、このディスコグラフィでculshawを検索してみると、その最後は435頁の690番、ブリテンの歌劇《ビリー・バッド》全曲のところになります。1967年12月の7日から15日、キングズウェイ・ホールでの録音です。
カルショーは1967年にデッカを辞めたそうですから、日付から考えると、この《ビリー・バッド》が最後の録音、あるいは少なくともそれに近い録音なのではないでしょうか。
それにしてもほんとにギリギリの時期です。
編集作業やって、残務整理して、クリスマスか大晦日で辞めた。そんなところでしょうか。