ウィーン/60 第18章

ミチコとマレーネ
〜伯林ベルリン見聞録(中編)〜

1996.5.1

*今月のレコード
CD

1)シェーンベルク;歌劇《モーゼとアロン》
  ヨーゼフ・グラインドル(Bs)、ヘルムート・メルヒャルト(T)、ほか
  ヘルマン・シェルヘン(指揮)ベルリン・ドイツ歌劇場管弦楽団、同合唱団(1966年1月5日、ローマ歌劇場)
  [STRADIVARIUS STR13615/16]

2) 《マック・ザ・ナイフ=エラ・イン・ベルリン》
  エラ・フィッツジェラルド(vo)
  ポール・スミス・カルテット(1960.2.13 ベルリン)
  [ヴァーヴ POCJ1805]
  ・4曲追加した〈完全盤〉も出ているが、音が異常に硬くて、雰囲気が一変してしまっている。曲数が少なくても、このオリジナル盤の方がよい。

LP

3) 《WIEDERSEHEN MIT MARLENE》
  マレーネ・ディートリヒ(vo)バート・バカラック/o.(1960.5.19&27 ケルン及びミュンヘン)
  [米キャピトル DT10282]
  ・このLPと同一の曲目を収録したCDが、東芝EMIや輸入盤で手に入るが、それらは同時期にスタジオ録音されたもので、しかもモノラルである。このキャピトル盤は正真正銘のライヴ盤で、ステレオ収録されている。ディートリヒのCDは結構売れるようで、国内盤も少なくないのだから、これも早くCD化してほしいものだ。