[肺小細胞癌]

[肺小細胞癌による上半身の浮腫(上大静脈症候群)に対して放射線療法を行っているが?]
[肺小細胞癌で化学療法後再発し放射線療法を受けたが脳に転移した、治療法は?]

[余命半年と言われた肺癌(非小細胞癌)で2年後に脳転移を来たしたが治療法は?]
[肺気腫に併発した第4期の肺小細胞癌(脳転移)の延命と告知は?]
[3Aの小細胞癌で化学療法を受けたが明日までに手術の返事が必要]
[3Bまたは4期の小細胞癌で化学療法をすすめられたが?]
[小細胞癌に抗癌剤治療を行うべきか、他に治療法は?](良好な経過)

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[肺小細胞癌による上半身の浮腫(上大静脈症候群)に対して放射線療法を行っているが?]

(相談)1999.10.26
はじめてお便りします。57才の父のことでお伺いします。約10日程前に癌が見つかり、現在放射線治療をしています。現在までの経過は下記のようです。
9月下旬 顔の浮腫が少し気になりはじめる。掛かり付けの病院で血液検査を行う。(1回目)
9月下旬 1回目の血液検査で、何の数値かわかりませんが(聞いていません)、1つだけ異常が見られると言われる。再度、血液検査を行う。(2回目)
10月はじめ 2回目の血液検査も前回同様、何の数値かわかりませんが(聞いていません)、1つだけ異常が見られると言われる(前回と同じ)。胸部のレントゲンを撮る。肺の入り口あたりに影が見られるが何かはわからないので、設備のある病院で精密検査を行って下さいと言われる。胸部CT・気管支ファイバーを行う。顔・上半身の浮腫が長時間ひかなくなってくる。
10月15日 胸部CT・気管支ファイバーの結果、癌と告知される。放射線治療のため大学病院に行って下さいと言われる。
10月18日 大学病院に入院。本人が検査をしているときに母が医師より説明を受ける。(以前の胸部レントゲン写真・CTを見て)母から聞いた話ですが、その時の説明では、かなり悪く、もう今すぐにも危ないように言われたと。
10月19日 検査 明日より放射線治療(1日1回)を始める予定
10月20日 予定では放射線治療をするようになっていましたが、順番待ちということで明日からに延期されました。
10月21日 放射線治療を開始(1日2回に変更)(1日 2.4Gy×2回)
10月22日 前日同様、放射線治療をする。自宅に帰る。
10月23日 顔・上半身の浮腫が少し治まってきた。少し気持ちが収まってきたので、再度、別の医師の説明を受ける。
現在の病状及び治療計画
1.肺の入口に3cmの腫瘍がある。2.小細胞癌である。3.上大静脈症候群といわれるもので静脈を圧迫して浮腫がでている。4.腹部・頭部のCTはまだ撮っていないのでわからないが肝臓の働きが著しく悪い。5.放射線治療 (1日 2.4Gy×2回 25日)6.抗ガン剤の投与はしない。
10月24日 前日に比べ、顔・上半身の浮腫がまた少し治まり、少し気になる程度になった。
10月25日 病院へ戻る。

(教えてもらいたいこと)
1.放射線治療の効果とその見込み
2.転移の危険性とその有効な防止策はあるのか
3.他のHPですが、LDH・ALPが高くNaが低い場合は予後が悪いとありましたが、それぞれの標準値及び最大のボーダーラインは
4.父の症状(現在わかっている範囲で)でどのくらいのステージで、どのくらいの余命があるのか
5.現在の所抗ガン剤は使わないということですがどんなものでしょうか
6.これも他のHPですが、「喫煙を中止すれば長期生存を期待し得る。」とありましたが現在の病院では「禁煙はしなくてもよい」と言われたといいますがどうでしょうか
突然のメールですがなにとぞよきアドバイスをお願いします。

(答え)1999.10.26
お答えします。大変ご心配のことと思います。

1)肺小細胞癌に対する治療は、化学療法(抗癌剤治療)と手術を組み合わせて行います。そして場合によっては、放射線療法を行います。現在の治療は、「癌による上大静脈症候群」に対する治療が目的だと思います。癌を治すということより、上半身の浮腫を取るための治療(対症療法)だと思います。

2)おそらくステージは3Bまたは4という段階だと思いますので、すでに転移していると考えたほうがよいと思います。癌は転移さえ防ぐことができれば、ちっとも怖くない病気ですが、今のところ有効な防止策は無く、まずタバコをやめて生活習慣を改善することが、最低条件とされています。

3)LDH・ALPは腫瘍マーカーの一種ですので、高いほど癌が大きいと言うことになります。Naは身体の水分のバランスを反映しますので、身体の状態がかなり乱れないと低くなることはありません。具体的な数値は病院によって違いますので、今の病院での基準値を聴いてください。

4)末期癌と判断したとしか考えられませんので、担当医に良く聴いてみてください。治療を受ける場合には、どのような状態で、どのような治療方法があり、治療をすればどれくらいの効果が期待でき、どのような副作用があるか、などの説明を良く聴いて、納得できる選択肢を選ぶことです。メイルの内容からは、何もわからないままに治療を受けているように思えます。ではまたいつでもメイルをください。

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[肺小細胞癌で化学療法後再発し放射線療法を受けたが脳に転移した、治療法は?]

(相談)1999.6.24
はじめてお便りします。70才の父のことでお伺いします。昨年の7月定期健康診断で心臓の横に心臓の半分程度の小細胞癌が見つかりました。7月の末に入院して化学療法を実施しました。一時は骨に転移していたみたいですがそれもなくなり11月に退院できました。父は大好きな酒もたばこもやめて治療につとめていました。今年6月の診断で 右胸下部に2cmくらいの癌腫が見つかりました。医者は放射線治療を平行して行いともうします。また今の所、肺以外の場所に転移は無いとのことです。
〈教えてもらいたいこと〉
1)放射線の効果とその見込み
2)放射線治療以外の有効な治療方法は無いのか。たとえばいま見つかっている癌腫だけなら外科手術など
3)転移の危険性とその有効な防止策はあるのか
4)父の症状でどのくらい余命があるのか
5)他の病院(たとえば大学病院)に転院させた方がいいのか
突然のメールですがなにとぞ良い助言をいただきたいです。

(答え)1999.6.25
お答えします。大変ご心配のことと思います。
1)放射線の効果とその見込み
意見が分かれるところですが、ある程度の効果があると思います。
2)放射線治療以外の有効な治療方法は無いのか。
肺の小細胞癌の治療は、化学療法と手術を組み合わせて行います。場合によっては放射線療法も併用します。癌がいま見つかっている癌腫だけなら、外科手術も考えられる選択肢の一つだと思います。
3)転移の危険性とその有効な防止策はあるのか
癌が治りにくい病気である最大の原因は転移するということです。転移を防ぐことができれば、癌は何にも怖くない病気です。
4)父の症状でどのくらい余命があるのか
分かりません。諦めるか、闘うかによっても違うと思います。本人の気持ちの持ち方が大きく影響します。
5)他の病院(たとえば大学病院)に転院させた方がいいのか
担当している医師の能力と経験と病院の設備などにもよりますが、医師との信頼関係も大切ですので本人の意志を尊重してあげてください。ではまたいつでもメイルをください。

(相談)1999.7.6
再度お便りします。70才の父の件について相談します。先日、肺の転移が見つかったとの報告をしましたが、その後大きく情勢が変わりました。
(これまでの経緯)
98/7に肺の心臓のそばに心臓の半分くらいの小細胞ガンが見つかりました。化学治療を施し98/11に退院しましたが通院で化学治療は継続していました。
99/6に再調査(肺のCT)で右の下部に2cmくらいのガン細胞が見つかりました。
6/18に再入院。 医師は化学治療をやめて、放射線治療に切替ました。
99/6/28にボケ症状があり家族が付き添っています。
7/5に医師の説明があり、脳のCTによれば1cm程度の癌腫が20個程度ありました。末期ガンで余命を待つばかりとのことです。あとは放射線を脳の癌にあてるだけの治療しか無いとのことです。
(知りたいこと)
1 残された治療は放射線治療しかないのか
2 民間治療ねなにか有効な治療はないのか
3 患者とどう接したらいいのか
4 幸いいま痛みはないが、痛みだしたらどうすればいいのか
どうかよろしくお願いします

(答え)1999.7.7
お答えします。大変ご心配のことと思います。
>1 残された治療は放射線治療しかないのか
病院でできる治療としては、これしかないと思います。
>2 民間治療でなにか有効な治療はないのか
民間療法は数えきれないくらいありますが、父上にどれが有効かということは、誰にも分かりません。治ると、治すと信じて行えば効果があるかもしれません。
>3 患者とどう接したらいいのか
できるだけそばにいて、話しを聴いてあげることです。少しでも希望が持てるように、小さな希望でもかなえてあげるようにしてあげてください。
>4 幸いいま痛みはないが、痛みだしたらどうすればいいのか
痛みや苦痛を和らげる治療は、大切な治療ですから必ずしてもらえると思います。

医師に見放された癌を自分で治した人たちもいますので、是非見て欲しいホームページがあります。川竹文夫さんの「がんの患者学研究会」http://www.nttl-net.ne.jp/gankanjagaku/です。ではまたいつでもメイルをください。お答えします。

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[余命半年と言われた肺癌(非小細胞癌)で2年後に脳転移を来たしたが治療法は?]

(相談)1999.6.23
ホームページ拝見させて頂きました。様々な質問に対して大変丁寧に返事を書かれており、感服している次第です。特に「4つの目」については、感激しました。ドクターからこのような言葉が出てくることにしても、何と表現して良いのか・・・とにかく、これからも頑張ってください。さて、突然のメールですが、家内のことで相談させてください。お忙しいと思いますので、簡潔にこれまでの経緯と現在の状況を箇条書きにします。
97年12月、日本国内の病院で、非小細胞ガン(肺)、余命半年と診断
98年1月、家内が英国人でもあり、英国の病院に転院
98年1月、余命宣告こそありませんでしたが、日本の病院と同じ診断を受け、ゲムシタビン(ジェムザー)を中心とした化学療法(3週間のサイクル)を受ける。向こうは外来で点滴治療が中心で、治療後、1時間で、自宅に帰されることには驚きましたが・・・
98年9月、予後良く、順調に回復、体重も増え、レミッタンスも近いと報告を受ける。
98年10月、肺への放射線治療(12日間)を受ける
98年12月、治療の甲斐もあって、かなりコントロールされた状態になり、化学療法のサイクルも3週間から6週間と伸びたが、肩甲骨あたりに、親指第一関節ぐらいまでのしこりを発見。
99年1月、医者から許可をもらい、日本へ旅行。しかし、到着した日に、テンカン発作が起り、意識を失う(10数分)、そのまま救急車で病院に運び、4日間入院。このとき受けた脳のMRIで、数箇所の転移性脳腫瘍を確認した。ただ、退院後は、予定通り、日本での観光を楽しみ、帰国。日本での検査資料は、病院の好意で、英国主治医に持ち帰ることができた。ステロイド投与開始
99年1月末、高熱で緊急入院、熱は数日で収まり、退院。主治医から聞いた「原因」は、ステロイドを8mgから急激に落とした(6mg)ことによるものと説明を受けた。
99年2月、脳への放射線治療(15日間)この頃から、「言葉が出なくなった」、「立ち眩みがする」、「見えない部分が多い」、「疲れやすい」などの「症状」を訴えることが多くなった。
99年3月、奇跡的な回復を見せ、ステロイドも徐々に下げ(当初は8mg)、4mgに・・・
99年6月(昨日ですが・・・)、夜中に突然起き、頭が左右に「自然に」揺れ、よだれが止まらず、意識が薄れる状態に・・・、この「発作」は数分で自然に止まりました。その後は自宅で普通に生活しています。

さて、相談です。私の気のせいかもしれませんが、脳への放射線治療を受けてから、主治医の態度が少し変ったような気がしてなりません。定期的な検診はあるのですが、採血と、リンパ腺を確認するぐらいで、あまり多くを語ろうとしません。もちろん、今年になってからは、化学療法は一度も受けていませんし、放射線治療はこれからも受けることはないと説明を受けました。現在は、素人目から見て、ステロイドを呑むだけ・・・という感じがしてなりません。この他に何かできることはないのでしょうか・・・非常にゆっくりとしたペースではありますが、徐々に悪化しているような方向に進んでいるように思えてなりません。6ヶ月の余命から2年以上も、本人に言わせれば、「エンジョイ」してはいるのですが、せっかくここまで来て・・・という意識もあります。お時間のあるときに、
1.他の治療法があるとすれば・・・
2.今後、どんなこと(症状)に注意すれば良いのか、または予想されるのか・・・について、アドバイス頂ければと、無理なお願いを承知で、メールします。

(答え)1999.6.24
お答えします。大変ご心配のことと思います。肺癌は治りにくい癌の一つで、脳に転移しやすいという特徴があります。今までは放射線療法とステロイド投与という治療方法しかありませんでした。

1.他の治療法があるとすれば・・・

転移性脳腫瘍に対する治療方法としては、ガンマナイフによる治療があると思います。日本でも少しずつ普及しつつあり、全国で10余りの病院で行われています。腫瘍部分だけに強力な放射線をあてるという治療で、まるで腫瘍を切り取るように治療されることからこの名前がついていると思います。肺癌に対する治療としては、病院での治療は限界に来ていると思います。残された方法は自分で治すことです。参考になるホームページがありますので是非見てください。川竹文夫さんの「ガンの患者学研究所」http://www.nttl-net.ne.jp/gankanjagaku/です。

2.今後、どんなこと(症状)に注意すれば良いのか、または予想されるのか・・・
やはり転移性脳腫瘍のために嘔吐したり、痙攣を起こしたり、意識が無くなったりする可能性があります。その場合には呼吸も障害されることがあります。肺に関しては、咳や痰が増えたり、胸水が溜まって痛みがひどくなったり呼吸が困難になったり、喀血したりすることが考えられます。ではまたいつでもメイルをください。

(返礼)1999.6.24
早速のご回答ありがとうございました。希望を失わず、サポートしたいと思います。ありがとうございました。

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[肺気腫に併発した第4期の肺小細胞癌(脳転移)の延命と告知は?]

(相談)島原1999.4.29
初めてお便りします。島原に住む○○と申します。今月初旬、70歳になる父が息苦しく眠れないと、医者に診てもらいました。3年前に健康診断で肺気腫と言われ、喫煙をやめるように医師に勧められるも喫煙を続け翌日、第4期の右上葉小細胞がんと診断されました。リンパ節にも拡がっており、右上葉の気管支は既にがんで塞がっています。下葉の気管支も1/3塞がった状態です。左肺は肺気腫により機能しておらず、右肺上葉も肺気腫により組織が破壊されている状態です。転移性脳腫瘍も見つかりましたが、ガンマナイフにより治療し、医師によると脳腫瘍は80%の治療と言われました。抗ガン剤による科学療法と免疫療法にて治療を始めますが、本人は肺がんとは知りません。本人は肺がんによる自覚症状はまるでありません。母や父の兄弟の希望で肺がんのことは告げずに、脳腫瘍の根絶のため抗ガン剤を投与すると本人には説明すると医師との相談で決めました。私としては告知した上で治療してもらいたいと想っているのですが、本人は治るものと信じて疑っていません。嘘をついていると想うと父が哀れで、そう遠くない日に気づく日が来ると想うと告知するのが良いのかと。医師の診断では治療しない状態で余命6ヶ月と言われました。父の治療は延命処置と受け取ってよいのでしょうか?今の状態で治療により進行が止まるとは想いませんが、治療によりどのくらいの延命が可能なのでしょうか?告知についても先生の意見をお聞きしたいのですが。予備知識が何もなく、何をどう考えてよいものか途方に暮れています。よきアドバイスをお願いします。

(答え)1999.4.29
お答えします。大変ご心配のことと思います。肺癌は治りにくい癌の一つで、中でも小細胞癌は悪性度の高いものです。普通、癌の治療成績や予後を現すのに、5年生存率という数字を使いますが、小細胞癌の場合には、あまりにも生存期間が短いために、50%生存期間と3年生存率で示します。つまり、小細胞癌の予後は早期の場合でも50%生存期間が14か月で、3年生存率が15%です。進行癌の場合には50%生存期間が7か月で、3年生存率が数%です。ところが、小細胞癌は化学療法がきわめて良く効く場合があり、そのために肺癌を「小細胞癌」と「非小細胞癌」に分類するようになりました。治療方法が全く異なるということです。小細胞癌の場合には、化学療法以外の治療方法は考えられません。ただし、化学療法が効くといっても、一時的な場合が多く、結果的には予後は前述のような状況です。

父上の場合には、第4期(脳転移があるので)ということですので、常識的には治るのは奇跡的ということになります。しかし、医師に見放されたような末期癌でも、治った人はいますので、とりあえず、前向きに治療をすすめることになると思います。もし化学療法(抗癌剤治療)が効かなければ、この夏を越すことが難しいと思いますので、心の準備をしておかなければいけません。

告知のことは、時間的な余裕がありませんので、困難かもしれません。父上の場合には「脳腫瘍」と「肺気腫」ということで、説明はつくようですし、本人も納得されると思います。あとは本人の考え方と生き方の問題であり、残された時間の使い方を考えて、告知したほうがよいと思われれば、そのようにしてあげてください。目的がはっきりしていれば告知すべきです。普段から、生き方や生きがい、生と死などについて考えたり、話したりしていれば、告知は自然なものです。告知は、ただ真実を伝えるというものではありません。告知は、家族も一緒に苦しみ、どんなことがあっても最期まで皆(家族、医師、看護婦、友人、宗教者、ボランティアなど)で支えてあげるという本人との約束です。たとえ真実を伝えていなくても、皆で支えてあげてください。

(返礼)1999.4.30
ご返事のメール有り難うございます。こんなに早くお答え頂くとは思いもしてなく、感謝いたしております。父の病は本人の不摂生から招いたことと、父なりに後悔していると思いますが、その代償はあまりにも大きいものとなりました。父と一緒に仕事をしており仕事中は喧嘩ばかりでした。今でも入院中のベットで仕事の話をすると口論となります。今は口論する元気もありますが、遠くない日にそれも出来なくなるのかと思うと目頭が熱くなります。その日が来たら、父は病気で逝くのではなく、これが父の寿命なのだと思い、受け止める気持ちです。これから先、先生にはお忙しい中、またご相談をお願いすることがあると思いますが、よろしくお願いいたします。本当に有り難うございました。

(返信)1999.5.1
メイルありがとうございました。「その日が来たら、父は病気で逝くのではなく、これが父の寿命なのだと思い、受け止める気持ちです。」その通りです。人は、病気で死ぬのではなく、寿命で死ぬのです。ではまたいつでもメイルをください。

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[3Aの小細胞癌で化学療法を受けたが明日までに手術の返事が必要]

(相談)福岡1999.4.1
先生、明日2日までに手術するかどうか方向性を決めなくてはなりません至急意見をお願い致します。64才の母ですが2月4日に大学病院に入院し小細胞肺ガンの診断となり2ヶ月かけて化学療法をしました(1クール)が予想外に抗ガン剤が効かなく癌自体が7割程度しか小さくなりませんでした。しかし、まだ転移をしていないために教授の勧めで手術する話となりました。転移しない内に早急に手術とのことです状況は動脈と静脈に癌がかぶりついており左肺内縦に7センチの癌があります。3期Aとの診断ですがいままで小細胞癌は手術が出来ないと思っていたところに突然の手術の話であり、しかも明日2日までに手術するかどうか方向性をきめてくれとのことで家族としては手術に同意するつもりですが大変に心配しております。手術は左肺全摘出と動脈と静脈にかぶりついている癌の切除を目的としています。このままカテーテルによる化学療法で延命させるのがいいのか、手術による治療がいいのかドクターアドバイスなり参考意見を恐縮ですが至急お願い致します。

(答え)1999.4.1
お答えします。まず、「明日2日までに手術するかどうか方向性を決めなくてはなりません」ということはないと思います。手術というのはやり直しのきかない、本人にとっては命懸けの体力的にも精神的にも負担の大きい治療方法ですので、担当医に十分な説明を受けて、納得できれば手術を受けることを承諾するというのが常識的な手続きです。入院先が「大学病院」ということですが、日本の大学病院は研究が主な目的ですので、治療も研究的・実験的なものとなります。ひとと同じことをしていたのでは大学の先生は生き残れないのです。昔から言われるとおり、患者さんはモルモットと同じなのです。もちろん中には、人間的にもりっぱで、患者さん中心の治療をする先生もいますが、例外的です。

さて、肺の小細胞癌で病期が3Aということですが、「動脈と静脈に癌がかぶりついており左肺内縦に7センチの癌がある」ということですので、少なくとも3Bということになります。「普通は」手術しません。「手術が出来ないと思っていたところに突然の手術の話であり、しかも明日2日までに手術するかどうか方向性をきめてくれ」とのこと、おそらく次の学会でその教授が発表するために手術するのではないかと思います。「手術は左肺全摘出と動脈と静脈にかぶりついている癌の切除を目的としている」という大手術のようですので、担当医によくよく話しを聴いて、納得できれば手術を承諾してはどうでしょうか。もちろん本人の意志を尊重してあげなければいけません。治療方法は、いろいろありますので、それぞれの治療のメリットとデメリットをよく聴いてみてください。残念ながら肺の小細胞癌は大変治りにくい癌です。この場合の医師の言う「治療の効果」というのは、「治る」ということではなくて「延命」ということです。同じ病気で同じような状態の人で、その大学でいままでに手術した人たちの治療の結果を聴いてみてください。いずれにしても、担当医によくきいて、本人が納得できれば、それから承諾すればよいことだと思います。

(返礼)1999.4.2
早速のご返事に大変感謝を申し上げます。家族一同母がこのような大病になり混乱の最中でのアドバイスに心より御礼申し上げます。今後どのようになるか判りませんがその都度ご連絡致します、アドバイスを宜しくお願い致します。有り難う御座いました。

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[3Bまたは4期の小細胞癌で化学療法をすすめられたが?]

(相談)1999.1.30
はじめまして数野先生、私は○○と申します。また、突然のメールお許しください。昨年暮れに今年70才になる私の父は、血痰が出たのを心配して検査入院していましたが、その結果を先日(1月20日)聞きました。医者が言うには、「悪性度の高い肺癌(小細胞癌)で、右肺にかなり大きいものと左肺にも小さいが転移が見られ末期(3Bまたは4期)で余命は長くて数ヶ月から10ヶ月。原発性のものと思われるが、心臓の大静脈にも浸潤していることが予測され、治療方法はなく延命策は、抗がん剤しかない。最初の抗がん剤は、効く可能性は高いが、大静脈の件があるため抗がん剤が効いたために大静脈に穴が空き大喀血にて即死の可能性もある。抗がん剤治療は3日後から、転移の検査と並行して始めますとのことでした。母と二人でそれを聞いた時は、一瞬自分の耳を疑いました。それと同時に淡々と病状の悪化状況の予測を話す医者に対して、この医者には「父は任せられない」と思いました。

つい2ヶ月前に私の子供が生まれたその同じ病院で父の死の宣告を受けるとは・・・。その直後、病室の父に面会に行きましたが、普通の顔をするのが精一杯で二言三言会話を交わしただけで、そそくさと病室を後にしました。帰宅した私と母は、事実は事実として受け入れる努力をするとともに、今後どうするかを話し合いました。しかし、「本人には絶対に告知しない」(性格的に事実を受け入れられず大きく落胆し、病状を悪化させると思われる)こと以外、何も考えることができませんでした。しかし、3日後から始まる抗がん剤治療を進めるかどうかは、差し迫った問題で(この時点で抗がん剤投与には了承していた)早急に結論を出さなければなりませんでした。抗がん剤の副作用で今はまだ元気な父が急激に衰弱するのではないか?逆に放置すれば病状が急に悪化し、より苦しいのではないか?さまざまな思いが交錯しこのまま時間切れで抗がん剤治療か?と思っていた矢先、10年ほど前にやはり肺癌で御主人を亡くされた父の姉が、「主人は、抗がん剤で急激に衰弱して3ヶ月で苦しみながら死んだんや。抗がん剤なんかやめとけ、殺されるで。すぐ退院させ」とあまりに強く言うので、母も妙に納得し、その日たまたま外泊許可で帰宅した父を半ば強引に退院させました。1月22日のことでした。その後「これでいいのか?」と何度も自分自身に問いかけ、抗がん剤以外に何か方法はないものかと本屋をあさり「水溶性キトサン」で末期癌が治癒した、または延命効果があったとの情報を見つけ早速入手し(奇跡を信じて)飲ませています。その後、特に症状が悪化することもなく何日か経過して、母もようやく事実を受け入れることができ「寿命やと思て・・・」と言っていたのですが、先日1月28日に検査を薦めた主治医に相談したところ「今、この時点で抗がん剤を止めるのは、惜しい。副作用の状況を見ながら出た時点で止めることも飲み薬にかえることもできる。抗がん剤が効くタイプの癌だけに惜しい。検査した病院が信頼できないなら、病院をかわってでも治療を受けたらどうですか?検査が嫌なら(気管から細胞を採る検査は相当辛いらしく、本人は二度と受けたくないと言っている)検査データをもらう事も可能なはず)」それならばと、主治医から父に告知をせずに再検査と治療を薦めてもらったところ本人も了承しました。2月3日に京都大学胸部疾患研究所付属病院に連れて行きます。それまでに検査した病院から検査結果を頂くつもりです。(検査データは、病院ではなく患者に帰属するのではないでしょうか?)長くなってしまいました。最後までお読みいただきありがとうございます。抗がん剤治療について数野先生の率直な御意見をよろしくお願いいたします。

(答え)1999.1.30
お答えします。残念ながら肺癌は大変治りにくい癌の一つです。その中でも小細胞癌は最も治りにくい癌として手の施しようがないものとされていましたが、抗癌剤が良く効く場合があることがわかり、最近は肺癌を「小細胞癌」と「非小細胞癌」に分類して治療するようになりました。すでに末期的な状況のようですので、治すことは難しいかもしれませんが、驚くくらい抗癌剤が効くことがあります。医学的な常識としては肺の小細胞癌には、化学療法(抗癌剤)しかありません。前の病院の担当医は副作用の話しを沢山したようですが、現在の医療現場ではインフォームド・コンセントが強調されるあまり、必要以上に予想される悪いことを話す傾向があります。しかし、もしそれを話していないと医師は訴えられるということも事実です。

京都大学胸部疾患研究所付属病院は、おそらく日本で最高の肺癌治療の施設だと思います。まず病院での治療をうけてみることです。しかし、やはり治すことは困難と思いますので、残された時間をどのように過ごすかということと、どこでどのように最期を迎えるかということも考えておかなければいけません。生と死について考える機会を与えられたと思って考えてみてください。生と死についての考えを持っていない人に、末期癌の告知をすることは困難だと思います。

今までの相談の中にも、あなたと同じような相談がありますので、それを読んでみてください。ではまたいつでもメイルをください。

(返礼)1999.1.30
数野先生、お忙しい中、早速にお返事いただきましてありがとうございました。治療に専念する勇気と自信が湧いてきました。ありがとうございました。

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[小細胞癌に抗癌剤治療を行うべきか、他に治療法は?](良好な経過)

(相談)埼玉県1998.10.22
お忙しい中大変申し訳ありませんが、母(64才)のことでご相談させて下さい。母は近日、肺癌(小細胞癌)との診断を受けました。診断までの経緯などは下に述べさせて頂きますが、医者の治療方針に今ひとつ不安がぬぐえません。抗ガン剤治療による効果の見込みが低いこと、巷で耳にする抗ガン剤治療による苦痛・リスクなどを考え合わせ、効果の少ない治療で無駄な苦しみを母に与えてしまうことを怖れています。病状はかなりよくありませんが、母には”癌ではあるが、直る見込みは高い”と説明しています。そのため母は医者の治療方針に従う気持ちでいます。しかし、治療効果が低いと知っても苦痛の伴う治療を母が受け入れるかと考えると、近いうちに母にも本当の病状を告知しなければならない(その上で母に治療方針を選択してもらうべき)と考えています。

病名:肺癌(小細胞癌)
<下記診断までの経緯>
1.98年春頃より咳が続いていた。
2.同9月頃から痰に血が混じるようになり、10月初旬レントゲンおよびCT撮影を実施。
3.2の結果、右肺に異常陰影が認められ、呼吸器専門病院にて検査入院となる。
4.10月16日気管支鏡検査実施。
5.10月19日〜21日で骨シンチ検査、脳MRI、腹部エコーの検査を実施。
6.上記の検査結果より、下記の診断が下された。

<98年10月21日時点での医者の診断内容>

1.小細胞癌であるが、現時点で転移は見られない。(発見されていない。)
2.通常、小細胞癌で見られるリンパ腺の腫れもない。
3.珍しく進行の遅い小細胞癌である。しかし、いつ進行が早まるかはわからない。
4.癌とは別に、閉塞性の肺炎がある。
5.治療を行わない場合、余命2〜3ヶ月。

<上記診断に対する医者の治療方針と考え>

1.抗ガン剤治療を2クール行う。(1クール=3週間〜4週間)抗ガン剤として、CDDP(ジスプラチン)とVP−16(ラステッド)を使用する。
2.現在ある癌が1の抗ガン剤治療で縮小すれば、手術を行う。
手術を行えば完治する可能性が高い。(ただし、抗ガン剤治療で癌が縮小する可能性は10%未満とのこと。手術そのものの成功率などについては言及されていない。)
3.1の抗ガン剤治療で癌が縮小しない場合、抗ガン剤治療を4クール追加する。(延命治療)この場合、余命1〜2年。
4.閉塞性の肺炎については抗生剤の投与を行う。
5.かなり苦痛を伴う治療となるので、本人に告知すべきである。

<治療方針に対する家族の考え>

1.治療方針については、患者本人の意思を尊重する。(治療による苦痛・治療のリスク・成功率の低さなどを知った上で本人が上記治療を望むのであれば、その意志を尊重する。)
2.抗ガン剤の使用は望まない。
理由1:癌の縮小の可能性が低いので無駄な苦痛は避けたい。
理由2:抗ガン剤そのものの毒性による免疫力の低下で逆に癌の進行が早まることを心配している。
3.治療による患者の苦痛・治療そのもののリスクは極力避けたい。
4.(可能性が小さいとしても)有効性が認められているのであれば、民間治療・免疫療法などを行いたい。

<教えて頂きたいこと>

1.小細胞癌における化学療法以外で考えられる治療法(民間療法・免疫療法も含む)にはどんなものがあるでしょうか。
2.小細胞癌における化学療法のメリットとリスクについての情報を教えて頂きたい。
3.抗ガン剤治療が成功した場合の、平均余命。
4.最終的に癌が進行して末期状態となった場合に考えられる症状。(苦痛)
5.5の苦痛を取り除く方法。
6.在宅看護・介護が可能であるか。それをサポートできる医療機関が埼玉県および東京都にあるか。
7.本人への告知の仕方。
8.貴ホームページで触れられているサトウクリニックについての詳しい情報。

突然のメールで、大変厚かましいお願いとは存じますが、なにとぞ御助言頂けますようよろしくお願い致します。

(答え)1998.10.23
お答えします。残念ながら、
肺癌は治りにくい癌の一つで、なかでも小細胞癌は最も悪性度が高く、どのような治療をしても半年位しか生きることができないとされていました。もちろんいきなり手術でもしようものなら、さらに命を短くするということが分かっています。しかし化学療法の進歩で、小細胞癌の治療成績が最近少し良くなりました。普通、癌の治療成績や予後を現すのに、5年生存率という数字を使いますが、小細胞癌の場合には、あまりにも生存期間が短いために、50%生存期間と3年生存率で示します。つまり、小細胞癌の予後は早期の場合でも50%生存期間が14か月で、3年生存率が15%です。進行癌の場合には50%生存期間が7か月で、3年生存率が数%です。ところが、小細胞癌は化学療法がきわめて良く効く場合があり、そのために肺癌を「小細胞癌」と「非小細胞癌」に分類するようになりました。治療方法が全く異なるということです。小細胞癌の場合には、化学療法以外の治療方法は考えられません。ただし、化学療法が効くといっても、一時的な場合が多く、結果的には予後は前述のような状況です。

1.小細胞癌における化学療法以外で考えられる治療法は、ありません。民間療法や免疫療法は何をされてもよいと思いますが、時間的な猶予はありません。
2.小細胞癌における化学療法のメリットは、非常に良く効く場合があるということです。リスクは、もちろん副作用です。
3.抗ガン剤治療が成功した場合の平均余命は、前述の通りです。
4.最終的に癌が進行して末期状態となった場合に考えられる症状は、あらゆる苦痛ですが、そんなに長い時間ではありません。
5.5の苦痛を取り除く方法は、緩和ケアです。
6.在宅看護・介護が可能であるか。それをサポートできる医療機関は埼玉県および東京都に、沢山あると思いますが、時間的にも、症状からもかなり困難だと思います。
7.本人への告知の仕方は、決して希望を失わせないことです。どんなことがあっても支えてあげるという家族の気持と、医師や病院の緩和ケアの体勢があればできますが、時間的にはかなり困難です。自分だったらどうして欲しいかと考えてみてください。
8.当ホームページで触れているサトウクリニックについての詳しい情報は、直接聴いてみてください。民間療法については医師として、これが良いとか、これはいけないとかということはできません。本人が決めることです。

治療は本人の意志と専門の医師と病院に任せて、あなたや家族が本人のために何をしてあげられるかということを考えるべきです。できることは、そばにいて手を触れてあげることと、話しを聴いてあげることです。残された時間をどう生きるか、生と死について考える機会を与えられたと思って考えてみてください。こんどはあなたの番です。ではまたいつでもメイルをください。

(答え)1998.10.23
表題の件について御返事を頂きましたものです。多くの質問に対してこんなに早く御返事を頂けて大変感謝しております。昨日午後に主治医の先生に直接お話を伺って来ました。御返事頂いた内容とも同じであり、この点でも大変安心しています。今後は、当初の(主治医から提示された)治療方針で治療を行うこととなりました。幸い母も積極的に治療を受け入れる気持ちでおり、決して悲観的な状況ではないと思います。多忙なお仕事の中、また他の方からの多くの御相談の中、これほど丁寧に早く御返事を頂けたことを大変感謝しています。ありがとうございました。では、失礼致します。

(相談)2000.2.20
数野先生、こんばんわ。私は1998年10月に母肺小細胞癌についてご相談させていただいた者です。その節は丁寧なアドバイスを頂きありがとうございました。癌の告知を受け、ただ動揺し、死の影に怯え、母にどの様な治療が最適なのかと迷い、混乱していた私に客観的に病状及び治療について説明していただきどんなに心強かったか解りません。大変感謝しております。おかげさまで予定の抗ガン剤治療を受け、副作用も有りましたが効果があり、その後、手術をする事もできました。(この手術をすることにも迷いはありましたが)手術後、抗ガン剤を1クールの後1999年4月には退院する事ができました。退院後は1ケ月ごとのレントゲン検査、6ケ月ごとのCT検査を受け、現在のところ再発の兆候はありません。主治医の先生も母の様なケースは珍しいと言って喜んでくれています。肺癌の告知を受けられて動揺されている方のために参考になればと書き込みさせて頂きました。私は娘なのですが、母の抗ガン剤治療について、受けさせるべきかどうか大変悩みました。主治医からは、抗ガン剤が効き、治る確立は10%未満と言われていましたから。「治らないのに苦しませるのでは?」「民間治療で何か良い物があるのでは?」と迷いました。結論から言うと、母については抗ガン剤治療を受けて良かったと思います。現在は肺小細胞癌に効く抗ガン剤があり、また、副作用を抑える薬などもあり、かなりがんばれると思います。(本人は大変苦しかったようですが・・・)抗ガン剤を投与して翌日には咳が出なくなったことには驚きました。化学療法の他に「キトサン」、「アガリクス」、「奈女沢温泉の水」を飲ませました。母になにが効いたのかは解りませんが抗ガン剤+本人が信じて飲んでいた物が良かったのでしょうか?抗ガン剤治療の最中は吐き気が強く「キトサン」、「アガリクス」は飲めなかったのですが「奈女沢温泉の水」だけはなぜか口にすることができたのです。抗ガン剤の中には腎毒性の有る物もあったので「水」を飲めていたのは良かったのかもしれません。(腎機能が低下すると抗ガン剤治療が継続できなくなることもあるようです。)今もこの水は続けています。以上参考になるかは解りませんが、母の治療のその後をお知らせいたします。希望を失わずに頑張って良かったと思っております。数野先生にも大変感謝しております。また、お便りいたします。

(返事)2000.2.21
メイルありがとうございました。大変参考になると思いますので、皆さんにお知らせしたいと思います。これからも前向きに明るく生きてもらってください。癌も自分で治す病気です。ではまたいつでもメイルを下さい。

(返礼)2000.2.22
数野先生へお忙しい中、早速のお返事ありがとうございます。母の手術からちょうど1年が経ちました。ふつう、癌は5年位を目安に治癒と見なすのでしょうが、肺小細胞癌の場合は進行が早い癌とのことなので少しは安心して良いのでしょうが完全に心配がぬぐえた訳ではありません。しかし、むやみにびくびくすることはプラスになることはないと思いますので、先生のおっしゃるとおり、前向きに日々暮らして行きたいと思います。これから3年、5年と良い結果を御報告できればうれしいです。ありがとうございました。

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