[民間療法と健康食品について]

[C型肝炎からの肝臓癌で手術をしたが再発した、SOD食品について知りたい]
[アガリクス、プロポリス、水溶性キトサンについて知りたい]
[機能性食品:脱腸の術前検査で腫瘍がみつかり手術したが腹膜中皮腫で余命8ケ月と言われた]
[EM:大腸癌と言われてEMを飲んでいるが手術は早い方がいいか?]
[アルカリイオン水とアガリクス
:検査ではわからず手術で肺癌だった]

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[C型肝炎からの肝臓癌で手術をしたが再発した、SOD食品について知りたい]

(相談)2000.5.7
こんにちは。以前今年の4月8日に父親の肝硬変後の肝臓癌についての相談をさせていただきました○○です。今回は内容が重複してしまうところも有りますが、再度ご意見をお願いいたします。実は4月にご相談をさせていた段階では再発は一個でしたが、今回かかっている病院がCTの新型を入れたとのことで4月の中旬に再度CTにかかってみたところ、4月初旬には1つであった癌が今回プラス3つも見つかってしまい(2cm大になっていたものもありました)、このGWにエタノール注入の処置を行いました。今後ふた月に1度のペースでこの治療をこなしていくとのことでした。が、本人の気落ちを見るにつけ、病院の治療の他にも何か・・・と考えるようになりました。

というのも、本人に、『癌ができてもできなくても薬は変わらず、どんどん進行していくのを黙って見ているだけで不安ばかりだ。進行を止めるような薬はないのか?』と相談され、知人が余命宣告2ヶ月で服用し、現在も約2年近く体調も良く過ごしているというSOD食品を試してみたいと訴えられたのがきっかけでした。この食品自体はご存じかと思いますが高知県の土佐清水病院の丹羽先生の提唱されていらっしゃるものでインターネットにてもいろいろと調べてみましたが自分では何とも判断がつかず、ご意見をお伺いしたくメールを送らせていただきました。病院の担当医は『民間療法と併用すると体力的にも消耗し、病院の治療に差し支え有るのでやめて欲しい』との意見のようです。SOD食品に関しての十分な知識も持ち合わせていませんが、毎日決まった量の薬を服用するだけです。現在の病院での処方と併用して服用しても良いのか?との判断がつきません。このような例をご経験されていらっしゃったらご指導下さい。

(答え)2000.5.8
お答えします。SOD食品(SOD様食品?)については、丹羽先生の講演を聴きましたし、試してもみました。結局は「食品」ですので、食事療法の一つと考えたら良いと思います。丹羽先生は、皮膚科の先生で、アトピー性皮膚炎の治療方法として開発されたものです。たしかに土佐清水まで行って治療を受けた人は、かなり効果があるようですが、帰るとまた元の状態にもどってしまうようです。おそらく、転地療法といって、水や空気などの環境が良いところで生活することによる効果と、心理的な効果だと思います。今の状態で、本人ができることをしていくという意味では、適しているのかも知れません。健康食品などの民間療法は沢山ありますので、自分で選んで、自分で決めて、続けることができれば、きっと何かの効果があると思います。沢山の治療方法は、必ず効いた人がひとがあると思いますが、おそらく何十人、何百人に一人だと思います。そして、どの人に、どの治療方法が適しているかということは、してみなければわかりません。心の持ち方と生活習慣の改善ということが大切です。川竹さんのホームページを見てください。参考になる言葉も紹介しておきます。

「治癒の条件」
治癒というものが、元来、客観性、再現性のないものであれば、統計なんてなんの役にも立ちません。ひとつひとつの症例を克明に記録し、その記録をじっくり読んで、治癒の条件を読み取っていくことです。どういう治療をしたかが関心の的になりがちですが、そうではなくて、その人が病気の中で、どういう生き方をしたかに焦点をあててみてください。治療法そのものよりも、その人が各種治療法にどうかかわっていったのかーというなかに、治癒のヒントがあるように思えるからです。(帯津良一、「私たちがガンを治した体験談集」より)

ではまたいつでもメイルをください。

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[アガリクス、プロポリス、水溶性キトサンについて知りたい]

(相談)東京2000.3.2
はじめまして。突然のメールで失礼します。母がガンと告知されました。現状は、転移箇所を検査している段階で、具体的な治療は行っていません。そこで、今できる事として、免疫療法をやろうと思っています。免疫治療の中でも、1.アガリクス、2.プロポリス、3.水溶性キトサンを服用しようと思っています。

Q1.これらは、類似品が出回っているらしく、その正しい見分け方がわかりません。どこの製品が良いものかお教え願います。
Q2.これらの併用は大丈夫なのか?
Q3.水溶性キトサンに副作用はないのか?

以上が質問内容です。主治医は、抗がん剤か放射線治療を考えているようですが、母にはそれらに耐えられる体力があるとは思えません。できれば、他の治療法(丸山ワクチンも行う予定です)で治せればと考えています。一方的な書面で大変申し訳有りませんでした。お手数をおかけいますが、どうかご返答を宜しくお願いします。東京都 ○○

(答え)2000.3.3
お答えします。大変ご心配のことと思います。一番大切なことは、心の持ち方と生活習慣の改善です。あなたが「免疫療法」として、あげられたものは「健康食品」だと思います。食料品店で食糧を買うのと同じです。身体に良いと思われるもので、好みのものを買えば良いと思います。薬は厳しい条件をクリアしたものだけが薬として販売できますが、健康食品は誰でも簡単に作って売ることができます。試みに、私たちの会の会員が、山で採ってきた草を加工して、届けたところちゃんと認められました。身体に良いものであれば何でも良いと思います。免疫療法にも色々ありますので、調べてみてください。自分で調べ、自分で選んで、自分で決めて、続けなければ、効果はありません。癌も自分で治す病気です。自分で悩み、模索していく中で、自分の生き方が見えてくると思います。何かを飲めば、それで治るというような簡単なことではありません。奇跡は奇跡的には起きないのです。自分で治すためのあらゆる努力をしなければいけません。

「治癒の条件」
治癒というものが、元来、客観性、再現性のないものであれば、統計なんてなんの役にも立ちません。ひとつひとつの症例を克明に記録し、その記録をじっくり読んで、治癒の条件を読み取っていくことです。どういう治療をしたかが関心の的になりがちですが、そうではなくて、その人が病気の中で、どういう生き方をしたかに焦点をあててみてください。治療法そのものよりも、その人が各種治療法にどうかかわっていったのかーというなかに、治癒のヒントがあるように思えるからです。(帯津良一、「私たちがガンを治した体験談集」より)

参考にしてください。ではまたいつでもメイルをください。

(返礼)2000.3.3
ご返答どうもありがとうございました。また何か相談させてもらう事があると思うので、その時はよろしくお願いします。

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[機能性食品:脱腸の術前検査で腫瘍がみつかり手術したが腹膜中皮腫で余命8ケ月と言われた]

(相談)1999.9.18
ドクターちゃびん 殿
初めてメールさせていただきます。よろしくお願い致します。この8月、脱腸の手術のつもりが、CT検査にて異様なものが見つかり、肉腫も切除する手術となり、1ケ月の入院を終え先日退院しました。病名は「腹膜中皮腫」で、余命8ケ月、治療は特になく、軽い抗ガン剤を毎日飲むだけです。なんとか直す方法はないものか、別の病院に診てもらおうか、機能性食品を試そうか、考えがまとまらず、どなたかに相談できたらと思っていました。今後どのようにすればよいか、是非ご意見をお聞かせ下さい。お願い致します

(答え)1999.9.19
お答えします。病院での治療が無いのであれば、自分で治す以外に方法はありません。癌も自分で治す病気です。治ると信じて、自分で治すためにあらゆる努力をすることです。医師の余命宣告に忠実に従うのか、自分で治すかです。安直な方法はありません。まず川竹さんのホームページを見てください。繰り返します。自分で治す以外に方法はありません。ではまたいつでもメイルをください。

(相談)1999.9.19
数野 博様
早々にご返事有り難うございました。「自分で治す」という自覚と強い意志を持ち、病気に立ち向かっていこうと思います。また、川竹さんご推薦の本も読み、よく勉強したいとも思います。今、自分なりに覚悟を決め、試してみようと思っているのが機能性食品です。しかし、メーカーが多く、値段も高い物や破格値の物もあり、どれを選んでいいのかわからない状況です。とりあえず、「アガリクスタケ」を購入するルートを見つけたので煎じて飲むことを始めます。他に、「AHCC」、「キチン・キトサン」、「サメの軟骨」、「核酸」、「キレート水」などを試したいのですが、
1. どれがほんとうに効果があるのか(お薦め)
2. 安心できるご推薦のメーカー、購入先
3. 注意すること
について、ご意見いただけないでしょうか。宜しくお願い致します。

(答え)1999.9.20
お答えします。まず「幸せはガンがくれた、心が治した12人の記録」を読んでみてください。川竹さんのホームページで注文すれば、すぐに送ってくれます。
>1. どれがほんとうに効果があるのか(お薦め)
それがわかれば誰も苦労をしません。何かを飲めば治るというような簡単な問題ではないのです。飲んだ人が皆治るようなものはなく、全く効果のないものも無いと思います。
>2. 安心できるご推薦のメーカー、購入先
わかりません。自分で調べてください。
>3. 注意すること
これさえ飲めば何でも治るとか、法外に高価のものは避けたほうが無難でしょう。

自分で治すあらゆる努力をしなければいけません。頼っていたのでは治りません。自分で確かめて、納得できれば、自分で決めて、徹底的に続けることです。まず、すべきことは何故自分は病気を作ったのかということを考えて、その原因を取り除くことです。そして、身体に良くないことはやめて、身体に良いことを始めなければいけません。最も大切なのは心の持ち方です。是非、川竹さんの本を読んでみてください。納得できれば、自分で実践してください。ではまたいつでもメイルをください。

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[大腸癌:EMを飲んでいるが手術は早い方がいいか?]

(相談)沖縄1998.8.27
ちゃびん先生こんにちは。今日は私の父について相談します。父は61歳です。最近検査に行ったら、腸に異常がみられたため、調べてみると5・6cmのポリープがみつかりました。癌だそうです。内視鏡ではきびしいそうで来月の七日に入院が決まり手術する事になりました。私としては、早くして欲しいのですが、仕事の都合で来月になりました。父にちゃびん先生のことを話したら手術は早い方がいいかぜひ、聞いて欲しいと言っていました。それと父は今、EMXという物を飲用しています。沖縄の琉球大学の比嘉照夫教授が開発したものです。私は沖縄に住んでいて、地元なのでいろんな本を読みました。父は農家なので農業関係で前からEMについて詳しかったです。比嘉先生の本によると、環境問題にも病気にも効き目があるそうです。都合のよすぎる話だと思いましたが、比嘉先生には実績がたくさんあるのです。EMに関する本はたくさんでているので見た事があるかもしれません。お医者さんの間でも話題になっているのですか?父は農業用のEM一号を飲んで約一ヶ月ですが、確実に効果がでているみたいです。便秘が治り便の臭いが和らいできたそうです。実は私ものんでいますが、そう感じます。ぜひ、ちゃびん先生のご意見が聞きたいです。最後に父は、今一個所の病院にしかかかっていませんが大丈夫ですか?できれば、父が入院する前にお返事ほしいです。わがままですみません。どうぞよろしくお願いします。

(答え)1998.8.28
お答えします。父上の病気は大腸癌ですが、「5・6cmのポリープ」ということからは、二つの場合が考えられます。本当に「ポリープ」で、その一部が癌になっている場合は、たとえ5ー6cmの大きなものでも「早期癌」のことがあります。しかし医師が「ポリープ」と言う場合、癌を分かりやすく説明するための言葉で「腫瘍」と言う言葉の代わりに使うことが多く、この場合は「進行癌」ということになります。たとえ進行癌でも、あわてる必要はありませんが、1カ月も2カ月も治療を遅らせるようなことは良くないでしょう。大腸癌は肝臓に転移しやすく、手術の前の検査や手術の時に、転移が見つかることもあります。もし転移があったとしても、手術を受けなければいけません。なぜかというと大腸は「管(くだ)」の臓器で、しかも中身が液体でなくて「便(べん)」という流動性のないものですので、そこに癌ができると「狭窄」状態となって便が通りにくくなり、最悪の場合には詰まってしまって「腸閉塞」となります。その時には、緊急手術となります。ですから、やはりまず手術を受けることになります。癌ができている場所が、直腸でなく、転移がなければ、消化器外科の手術ができる病院でしたら、どこでもあまり変わりはないと思いますが、できれば沢山手術をしていて、信頼できる医師に手術をしてもらいたいものです。那覇には私の岡山大学医学部時代の同級生が3人います。一人は市内で開業している外科医で、あとの二人は琉球大学に勤めています。比嘉先生の「地球を救う大変革」は4年前から待合い室の書棚に置いてあり、今年の6月には広島で講演を聴きました。私のホームページでも紹介している「喝破道場」の情緒障害児短期治療施設(不登校の子供の施設)「若竹学園」ではEM菌による浄化システムを使用しています。健康にもきっと良いものだと思いますが、私にはそのほうの経験はありません。ではまたメイルを下さい。

(相談)1998.9.1
先生のお返事を見た後に主治医のところに相談に行きました。先生は初期の段階だから、全然大丈夫だよと言っていました。本当に安心しました。癌の大きさは5・6cmもあるのに初期なんですか?後は転移していない事を願っています。話は変わりますが、先生は比嘉先生の講演に行ったそうですね。私も行ってみたいです。話が聞きたくて、琉球大学のホームページを見たりしましたが、載っていませんでした。ネットで検索してもあまり情報がありません。田中茂先生が書いたEM-Xの本も読んでいたので、田中先生の病院に電話をかけて、EM-Xの飲み方などを習いました。相談料は五千円でした。田中先生は点滴にもEM-Xを使っているそうです。沖縄では、前城医院で、点滴をしてくれるそうです。田中先生が言うには、日本にこの点滴をしてくれるのは三人しかいないそうです。父の具合がもっと悪かったら点滴も考えていると思います。これは大丈夫だと思いますか?今のところ、飲用だけで効果が表れているみたいです。他には、ネットで吉田クリニックと言う場所を見つけて、資料をもらいました。リンパ球移入免疫療法というもので、保険がきかないそうです。治療費を見て驚きました。一回につき二十五万して、これを七回受けるそうです。最後になりますが、お返事、本当にありがとうございます。また、分からない事があったら質問してもいいですか? よろしくお願いします。

(答え)1998.9.1
メイルありがとうございました。「初期の段階」とのこと、本当によかったですね。比嘉先生の講演は、MOAのグループの主催の講演会でした。田中茂先生については、知りませんでした。書名を教えてください。読んでみます。前城医院も私の手元の医療機関の年鑑に出ていませんでした。「吉田クリニック」は、マスコミを利用して大々的に宣伝をしたので一躍有名になりましたが、その後、週刊誌などで内情が暴露されたようです。世界中どこへ行っても、いくらお金を出しても、癌を絶対治せるような治療方法はありません。何でも治すとか、法外な治療費がかかるようなものは、気を付けたほうがいいでしょう。

病気は(癌でも)、自分のからだが治すのです。結局は自然治癒力で治るわけです。それを援助し、自然治癒力を発揮するきっかけになれば、効いたということになります。かぜと同じで、癌も自分で治せる病気です。ちょっと手強い相手ですが。

(相談)1998.9.5
数野先生こんにちは。返事が遅くなってしまいました。すみません。先生からのお返事、すごく嬉しいです。田中先生の書名は、「EM-Xが命を救う サンマーク出版」です。点滴については、田中先生に教わりましたが、前城医院の連絡先は自分で調べました。電話番号書いておきます。(前城内科 098-863-2127)  父が相談に行きましたが、前城内科では点滴ではなく、注射だそうです。手術の後にするそうです。私は行かなかったので理由はよく分かりません。前城内科の連絡先が分からなかった時に、EM-Xの製造販売元の熱帯資源植物研究所に前城内科の連絡先を教えて欲しいとお願いしましたが、EM-Xは飲料用として販売しているのでわかりかねます。と言われました。その時に癌の事などを相談して、飲み方などを教わりました。次の日位に向こうの方から連絡があり研究所に来て欲しいとの事で、父と二人で行ってきました。社長が相談に応じてくれました。社長は比嘉先生に父の事を話したそうです。比嘉先生は、たくさん飲んだ方がいいと言っていたそうで、四冊の本と、EM-Xをたくさんいただき、病気を治すには食事などの生活習慣を改善しなくてはいけないという事を教わりました。とても親切な対応に感動しました。手術後も飲み続けるつもりですが、飲料水としては値段が高めなので、少しずつ量を減らしていくつもりです。無理に続ける必要もないし、注文の時は、お店で買わずに直接電話して下さいと言ってくれました。点滴(注射)の事は、質問するのを忘れてしまいました。社長からいただいた本の中に「がん体質革命 講談社」という本がありました。もしよろしければ、数野先生も読んでみて下さい。先生のご意見も聞きたいです。それと、吉田クリニックの事などいろいろ調べてもらって、本当にありがとうございます。とても参考になりました。もし父の癌が進行癌だったら、借金をしてでも治療を受けていたかもしれません。数野先生のおっしゃるとおり、病気は自分で治すものだと思います。言葉は悪いですが、吉田クリニックのやり方は、人の弱みに付け込んだ感じがします。最後にもう一つ質問してもいいですか? 前城内科で丸山ワクチンをすすめられたのですが、丸山ワクチンについての知識がありません。数野先生に相談してから、受けるかどうか決めたいです。よろしくお願いします。

(答え)1998.9.5
メイルありがとうございます。色々とご心配だとは思いますが、早期癌であれば、ほとんど治ります。病院で、きちんと治療して、元気で退院できさえすれば大丈夫です。他に何をしても、しなくても変わりはないと思います。今のところ、医者がおすすめできるようなものはありませんが、自分が信じたものをすれば、それなりの効果があると思います。丸山ワクチンはその典型的なもので、ワクチン自体の効果は不明ですが、一日おきにワクチンを注射するということが、癌の治療を受けているという実感となり、結果的に身体に良い影響を及ぼすのだと思います。副作用はなく、マイナスにはなりませんので、すすめられたのだと思います。父上の場合は、何をされても(病院での治療を受けなければ治りませんが)治ると思いますので、結果的にはその治療が効いたということになるでしょう。私は今までに、病院での治療で治らなかった癌が、丸山ワクチンで治ったという人を知りません。おそらく300人から500人に一人くらいは効く人があると思いますが、それは自然治癒だと思います。丸山ワクチンの利点は、前述しましたように、治療をしているという実感があることと副作用がないこと、それに治療費が比較的安いことでしょうか。またいつでもメイルください。

(入院)1998.9.9
数野先生こんにちは。おかげさまで、父は七日に入院しました。病院は退屈だとぼやいていました。本人は、転移の事をすごく心配しているようです。担当医は初期だから大丈夫だと言ってくれましたが、あまり信用していないようです。実は私の母は、乳癌でした。私が幼稚園の時に乳癌が見つかって、すぐに手術を受けて完治しました。毎月の検診にも欠かさず行っててましたが、二年後に転移が見つかり、その時点ではもう手遅れという事で二ヶ月後に亡くなりました。母の時も手術をすれば大丈夫といわれていたそうです。病気に対して前向きにがんばると言ってはいますが、不安は隠せないようです。もし、手術の途中で転移が見つかった時は、取った方がいいのですか? いろんな本を読んで自分なりに調べてみましたが、お医者さんによって意見が違うので、悩んでしまいます。

最近、おばあさんが癌で亡くなりました。五年前には祖父も癌で亡くなっています。今の母の両親なので、血はつながっていません。そして母の弟(おじ)も癌です。胃癌だそうです。おじはかなり悪いようで、手術をしてついこの間退院したばかりです。すごく痩せていて、顔も別人の様でした。話した感じは元気そうですが・・・。父の不安を少しでも取り除きたいのですが、自分も不安になってしまいます。数野先生のお返事が心の支えになっています。ありがとうございます。では。

(答え)1998.9.9
メイルありがとうございました。担当医の「初期だから大丈夫」という言葉を信じて、手術を受けてください。しかし癌という病気は、いくら早期でも100%大丈夫ということはありません。不安や恐怖は自然な心の働きです。不安は不安としてあるがままに、無理に克服しようとせず、前向きに生きることを心掛けてください。不安は生きるために必要なものです。不安があるから、人は注意深く安全に生きようとすることができるのです。ではまたいつでもメイルください。

(経過)1998.10.2
こんにちは、お久しぶりです。長い間お返事出来なくて本当にすみません。お蔭様で父は無事退院しました。数野先生には、色々とお世話になりました。感謝します。父の入院前に数野先生のお返事を見せました。とても感激していました。不安について書かれていました先生のご意見に賛同していました。そうですよね、不安があるからこそ人は自分の生活態度を反省する事が出来るのですね。私もその通りだと思います。病気が初期だから言えるのかもしれませんが、父は癌になった事で自分の食生活を反省出来たと言っていました。前は肉食ばかりで、便秘がちでした。術後の経過は良好です。回復したら、EM菌を使って無農薬の野菜を作ると、はりきっています。今から生ごみを集めてEMぼかしを作っています。 余談ですが、父の病室には六人の患者さんがいましたが、そのうち三人がEM-Xを飲んでいました。最後に、数野先生には本当にお世話になりました。 先生のように患者の気持ちを考えてくれるお医者さんが増える事を願っています。父だけではなく私にとっても、心の支えになりました。またメールを送ってもいいですか? では、失礼します。

(返信)1998.10.2
メイルありがとうございました。父上が無事退院されたとのこと、おめでとうございます。父上は、大変良い状態でスタートラインにつかれたことになります。これからが大切です。いかに生きるかということを考えるチャンスを与えられたと思って、一日一日を大切に生きて下さい。またできれば、貴重な経験を、同じように悩む人のために役立てて上げてください。ではまたいつでもメイルください。

(相談)1999.5.29
数野先生、こんにちは、お久しぶりデス。以前、父の大腸癌について色々相談にのって下さってどうもありがとうございました。幸い初期の癌だったので、手術で完治しました。(数野先生に相談していたので、とても心強かったデス。)以前、相談させて頂いたときに、EM-Xが効くとか言いましたが手術も成功して少し冷静になれた今は先生が言っていたように、病気は自分で治すものなんだなぁーと改めて考えさせられました。ただちょっと気になることがありましたので、もう一度相談してもよろしいですか ?最近お腹の調子が良くないみたいで、本人が凄く心配してるんです。今は胃腸薬を飲んでいます。病院で検査もする予定ですが・・・。初期の癌でも転移などの可能性はあるのでしょうか ?手術の担当の先生は父のように、癌が初期の段階で病院に来てくれたら助かりますよと、言っておられました。そんなに深く考えなくてもいいよという印象でした。私の母は乳癌で亡くなったのですが、手術しましたが結局転移したそうです。転移について簡単にでよろしいですので教えていただけますか ?よろしくお願いします。

(答え)1999.5.29
お答えします。「お腹の調子が良くない」のは、手術後の腸の働きの問題か、手術の影響だと思います。担当医に良く相談して、必要な検査や治療を受けることです。以前にもお話ししましたが、初期の癌でも転移の可能性はありますが、100人に一人位ですので、まず心配は無いと思います。「病は気から」と言います。治ると信じて、自分で努力することです。ではまたいつでもメイルをください。

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[アルカリイオン水とアガリクス:検査ではわからず手術で肺癌だった]

(相談)東京1997.10.16
初めてお便りさせて頂きます。現在私の父は、肺ガンで入院生活を送っております。先日、人間ドックに入り発見され、今の今まで自覚症状もなく、自分自信でもなんでもないのにと・・・不安がっていました。そこで、あらゆる検査をし、大腸に癌がみつかり切除し、背中から針を射し組織を取りましたが、その時には癌はみつかりませんでした。しかしMRIで断層写真で腫瘍があり、開けてみないとハッキリ大丈夫とは、言えないと言われ先日、覚悟し10/1に手術を受けました。そこで祈りむなしくやはり癌でした。肺の通り道に2つと右肺の1つを切除し手術は、無事終わりました。話によると早期発見だから大丈夫と言っていましたがとても心配です。後は、結果がプラスかマイナスの結果次第と、マイナスでしたら傷口の回復を待つのみと言われ、プラスだったら化学療法と言われ、毎日不安でたまりません、病院は、日赤医療センター(広尾)です。先日、都立広尾病院の外科部長(父の同級生)も大丈夫と言ってくれましたが、とても心配です。本人も全て知っています。色々な医療本等見ても肺ガンは、かなり重い病気また、術後5年生存率も低くかなり心配です。神にもすがりたい気持ちです。最近あらゆる情報を耳にしますが嘘でもいいから試してみようと思っていますがいかが思われるでしょうか。医師を信じ信頼していますが何とも言えない気持ちです。何かいい治療法があればお聞かせ下さい。患者は、59才(男性)です。宜しくお願い致します。

(答え)1997.10.17
お答えいたします。父上は、肺ガンで入院生活を送っておられるということですが、人間ドックで、「大腸癌」が見つかって手術をし、肺にも腫瘍が見つかって(MRIでも腫瘍があり)、背中から針を刺して組織を取った(針生検をした)が、肺癌かどうか分からず、手術を受けた結果、やはり肺癌だったということですね。肺に癌は3つあったのでしょうか。とすると大腸癌から肺への転移だったのでしょうか。「早期発見だから大丈夫」というのは「早期癌」だったからということでしょうか。結果がプラスだったら化学療法をするというのは、リンパ節転移がプラスだったらということでしょうか。「都立広尾病院の外科部長も大丈夫と言ってくれた」ということですが、なぜ大丈夫なのでしょうか。やはり「早期癌」なのでしょうか。「肺癌は重い病気で、術後5年生存率も低い」というのは、その通りだと思います。

「癌」と言う病気はたとえ「早期癌」でも、絶対大丈夫とは決していえない病気です。残念ながら今のところ決め手はありません。まず医師を信じて病院での治療を受けることです。その場合、大切なことはよく説明を聴き、納得してから治療を受けなければいけません。医師はよく「この治療をしないと助からないが、すれば助かる可能性がある」というような曖昧な説明をして、自分の思うような方針で治療をしようとします。治療を受ける側には、拒否する権利もあります。メールの内容からすると、ほとんど理解されていないように思います。ご本人は理解しておられるのでしょうか。医師の説明の仕方が悪いのでしょうか。どうも少し古い体質の医師(病院?)のように受け取られます。

残された自分の命をどのように使うかは、自分で決めるのが一番よい方法だと思います。病院での治療は、手術と抗癌剤と放射線療法しかありません。この3つの方法で治療ができなくなると、医師はあきらめてもうだめだというわけです。しかし、癌の治療はこれだけではありません。一番大切なことは、本人の心の持ち方です。体力を維持し、前向きの気持で、自分が信じた治療をすることです。残念ながら、私が医師としておすすめできるような治療法はありません。生と死について、人生について考えるチャンスを与えられたと考えて、前向きに生きることです。何か具体的にお知りになりたいことがあれば、お答えします。

(相談)3か月後1998.1.19
前にお便りしました。前回、父が肺ガンで、相談致しました。現在、父は、元気に自宅にて療養中です。しかし、今度は、前立腺肥大によりまた手術です。これとは、別ですが現在体にいいと聞けば何でも試していますが標記に書いてありますアルカリイオン水とかアガリクス(茸)が体にかなりの影響を与えると聞きますが先生は、如何おもわれるでしようか。何かアドバイスがあればご教示下さい。宜しくお願い致します。

(答え)1998.1.21
お答えします。いずれも害はないものと思いますので、効くと信じて飲むのであれは効くと思います。私自身には知識がありませんので、本を紹介します。水野卓著「この茸(きのこ)を飲んでいればガンは怖くない、奇跡の薬効茸アガリクス」(現代書林、825円)、帯津良一編「私たちがガンを治した体験談集」(二見書房、950円)。後者の本の中の帯津先生の言葉が大変参考になると思います。「ひとつひとつの症例をじっくり読んで、治癒の条件を読み取ってください。どういう治療をしたかが関心の的になりがちですが、そうではなくて、その人が、病気のなかで、どういう生き方をしたかに焦点をあてて読んでください。治療法そのものよりも、その人が各種療法にどうかかわっていったのか一というなかに、治癒のヒントがあるように思えるからです。」どう生きるのか?生と死を考える機会を与えられたと思って、いろいろ勉強してみてください。自分らしい生き方ができれば、それで良いのではないでしょうか。

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