越 中 探 訪

「呉羽山」と「五百羅漢」

 
    富山市内を一望

呉羽山
呉羽山はJR富山駅から2kmほど西にある。ここから富山市のほぼ全容を見ることができる。
 富山県を東西に分ける呉羽山は、昼間は立山連峰、夜には富山市内の夜景を眺めることができ、有名な夜景スポットとして知られている。
 視野が広く、日没30分後までであれば、立山連峰のシルエットが浮かび上がり、自然と街の光が調和した幻想的な夜景が楽しめる。


*リンク: 【富山市の夜景 呉羽山展望台】(呉羽山から富山市内を一望した夜景の素晴らしい写真が紹介されている)





五百羅漢1(石像第一)


五百羅漢(長慶寺)
羅漢という言葉は、正確には阿羅漢といって、インドの言葉で「アルハン」というのを音写した語であるという。富山市呉羽丘陵の羅漢石像は長慶寺内に530体余り、山に向かい鎮座している。同じ顔の石仏はないといわれている。江戸時代(後半)の豪商であった黒牧屋善次郎が先祖の供養のために、佐渡の石工たちに50年の歳月をかけて彫らせたもの。かなり風化して顔の輪郭がぼやけている石像も多いけれども、その表情の豊かさは伝わってくる。一度は訪れて、羅漢様とじっくり対話してみては、とお勧めしたいところである。



 
五百羅漢2

十数年ぶりに訪れたこの日は、「らかん祭」が行われていて参拝者も多く、新しい輪袈裟を掛けられた石像は活き活きと映えていた。

<参考>長慶寺は曹洞宗の寺。五百羅漢の原画・寄進台帳・石仏のすべてが揃っているのは全国でも珍しい、といわれている。




*リンク:【五百羅漢(長慶寺)にて】(綺麗な紅葉を背景にした五百羅漢の写真が紹介されている)




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