ディープダンジョン4

〜黒の妖術師〜

© 1990 HummingBirdSoft
© 1990 Asmik

■設定

▼時代背景

中世。
そこでは悪のフォースと善のフォースが凌ぎを削る 剣と魔法の世界であった。

魔王が度々現れ 数々のモンスターを伴っては人々を恐怖のどん底に陥れた。

だが その度に勇敢な戦士が立ちあがった。
彼等は果敢な戦いでモンスターと怪物を倒し 地上に再び平和をもたらしていたのである。

さて かつて魔王を倒し 王国を救った三英雄。
その一人 フレドが何者かによって殺された。

それは魔王の復活を告げる 暗黒の時代の開演ベルの響きだった。

▼暗黒時代

かつて無いほどに強力な魔力を秘め 
無数の強力なモンスターを復活させた魔王サイマー。
それはダンジョンの奥深くに住み 街の人々を恐怖させた。

このままでは この街はただ滅びていくのを待つばかりだ。
誰か 街を救う勇敢な戦士はいないのか。
街の人々の声は祈りとなって木霊する。

そして 一人の若き勇者が立ちあがった。

▼決意

殺されたフレドには息子がいた。
戦士の血を引き継いだ彼は 父の仇を打ち
王国に再び平和を取り戻す為に 長い旅に出る事を決意する。
だが この旅には力強い味方が必要だ。

まず 仲間は誰なのか。
何処にいるのか。
どうしたら 共に旅をする事ができるのか。

ダンジョンの入口に辿り着くずっと前から 主人公の長い旅は始まっているのだ。

▼旅立ち

魔王サイマーを倒す為には 父が昔使った剣が必要だ。
今は無い 父の剣。

しかし 宵の錬金術師がその在処を知っていると言う。
そこで主人公は 錬金術師の力を借りて 父の形見の剣を手に入れる。

そして 仲間達と共にキミは 
魔王サイマーを倒し 王国を救う為 暗く深いダンジョンを進むのだ。

■物語 

20年ほど前 この【ローラム王国】に戦乱があった

何処からか現れた魔王【サイマー】と 
配下の魔物達が 町や村を襲った。

王国軍は 魔物達と激しく戦ったが 
一向に 魔物達の勢いは衰えなかった。

その時 無名の戦士 魔法使い 僧侶の3人の冒険者が 
魔王の根城に乗り込み 魔王を倒した。

以来 彼等は【三英雄】と呼ばれるようになった…。

そして現在 【三英雄】の1人 
戦士【フレド】が 何者かによって殺される事件が起こった。

無残な殺されかただった。

強い恨みによる事は 明らかだった。

しかし 人々の殆どは 
自分達とは関係無い事件として 関心をはらわなかった。

この事件の 意味する事も知らずに…。

だが 1人の騎士が旅立った。

父親【フレド】の仇を討つために。

■ソフト解説

販売額:6500円(税別)
発売元:アスミック
発売日:1990年04月06日
ジャンル:RPG

■ゲーム紹介(簡略)

和製【ウィザードリィ】と呼ばれていたらしい 3D-RPG。
前3作と違い アスミックから登場。

今回ついた【オートマッピング機能】は それなりに便利。
【森】・【山】等の 地上フィールドが多く。
【迷宮】も1階構造が目立つ。
【塔】・【城】は それなりの高さがあるが 面積が薄い。
つまり 【ディープ】 な 【ダンジョン】 は 存在しない。

ただし 敵の出現率は高いので 攻略には時間がかかり
何気にバランスは取れている。

戦闘画面は 【ウィザードリィ】に大分 近付いたが
戦闘自体は 良くも悪くも 従来の【ディープダンジョン】。
何故か知らねど 特定の敵は ちょこまかとアニメーションで攻撃する。
が 一番雑魚の【ひとくいぐさ】まで 口をパクパクさせる必要は有ったのか。

装備品によって 魔法使いでも【クリティカルヒット】を どかどか出せるのは
結構 楽しい。

物語は淡白 音楽も淡白 画像も淡白 何から 何まで淡白。
しかし 何処か変な部分が心に残ってしまったりもする。
個人的には【クリティカルヒット(つらぬいた)】の効果音。

タイトルに出てくる マスコット怪獣【アスミッくん】が
敵モンスターとして出てきてくれなかった事が 最も残念だった事である。

■裏技

▼【みさりん】の冒険
自分の名前を登録する時、【みさりん】と入力する。
ゲームを始め、一度戦闘を行なうと、レベルが20〜24位まで上昇する。