里見八犬伝

© SNK CORP. 1989

■物語

信乃よ お前に 話しておく事が有る
わしが、昔、あわの国の 里見城にいた時、ある戦があった。

その戦の相手は、人では無く、妖怪だったのじゃ。
戦ったが、所詮、人と妖怪では、戦にならん。

皆殺され 伏姫様も 捕われてしまった。

しかし、伏姫様が捕まる時 首にかけていた 数珠玉が、光だし
空高く上がると、8方に飛んでいったと言う事じゃ…。

里見城は、落ち わしらは、辛くも逃げ延び、この国に来た。

これを見よ。

この玉は、お前が産まれた時、確りと右手に持っていたのじゃ。
これは、きっと8つの玉の一つじゃ。

この世の中には、お前と同じように光る玉を持つ者が、いるじゃろう。
その者達を、探しだすのじゃ…。

わしは、もう老いた。
だからお前に頼むのじゃ。

あの里見城に住む 妖怪を倒し この世に 平和を、もたらしてくれ。
頼んだぞ、信乃よ!

■ソフト紹介

機種名:FC
販売額:5900円(税別)
発売元:SNK
発売日:1989年01月20日
ジャンル:RPG

■ゲーム紹介

物語の元ネタが「里見八犬伝」と言う点を除けば
ごくごく普通で おつかい型フィールドRPG。

物語・キャラクターは 元ネタ潔く無視 実は単なる名義借り。
「八犬士」中 「四犬士」が冥土行き だのに それでも「八犬伝」。

日本全土(北海道・沖縄方面除く)津々浦々と 紅一点皆無ぶらり四人旅。
立ち塞がるは 関所に 渡し舟 金が無ければ 奥に進めぬ。

迷宮には 誰が仕掛けたか「心を持つ扉」。
開く呪文が まはりく らみはす てくまく だったり。

次々出てくる雑魚妖怪や 中ボス妖怪 ラスボス妖怪 全員平等戦闘音楽。
時々出てくる善玉妖怪を 間違って倒せば これ即ち即悪人。

味方は「おまえなんかきらいだ!!」と攻撃 時々「とっておきのいちげき」を放ち
敵側は「しにいそぐな!!」と攻撃 時々「ぎゃくしゅうのいちげき」を放つ。

レベルアップ時のHP・MPの上昇は「ルーレット制」 目押しで高ポイントをGET。
他の能力値は「ボーナスポイント制」 貴方だけの犬士をカスタマイズ。

販売元は 今は亡きSNK 罪を憎んで 人を憎まず。
死して 屍拾う者無し 屍拾う者無し。

いや 本当は そんな 悪いゲームじゃ 無いんですけど。