読本 夢五誉身(きゃらくたー)

■登場人物

▼先生

常人には見えない筈の「天神」や「魑魅魍魎」が見えてしまったばかりに 
両者の激しい戦いの渦に飲み込まれてしまった 寺小屋の「お師匠様」。

魑魅魍魎達に敗れ 肉体を失い戦う事が出来なくなった天神達の力を
体に宿して貰う事によって 代わりに魑魅魍魎達と戦い続ける。

天神力を体に宿している状態だと 人は老いる事が無い為 
この物語の間は 先生は何年経とうと若いままである。

▼虎丸(とらまる)

外見:忍者
年齢/星座:18歳/獅子座
血液型:A型
好物:バナナ

魑魅魍魎に敗れ 敵幹部”「死」の兜亡(かぶとぼう)”に追われていた天神。
先生の家に逃げてきた所を見つかってしまい 村ごと掻っ攫われる事となる。

その後 兜亡の引き連れた邪鬼達の攻撃から先生を守る為に 自身の力を貸し与え 
魑魅魍魎退治の 長い付き合いが始まる事となる。

天神達の中では 最も表情が豊かなキャラ。

▼武佐ヱ門(たけざえもん)=浪人

外見:侍
年齢/星座:21歳/牡牛座
血液型:O型
好物:もんじゃ焼き

先生の事を完全に信頼はしておらず 他の天神と比べて非協力的。

兜亡の攻撃から先生と虎丸を守る為 天神力で彼らを逃亡させた後 
死んで間も無い浪人の肉体に憑依 単独行動で魑魅魍魎と戦い続ける。

口も態度も悪いが何度か先生達を窮地を救ってくれる。
但し その逆も然り。

▼珍念坊(ちんねんぼう)

外見:法師
年齢/星座:53歳/乙女座
好物:あんこ

我慢蝦蟇(がまんがま)の体内に封印されてしまった天神。

魑魅魍魎に敗れた事を後悔しており それが口癖となっている。

▼菊丸(きくまる)

外見:足軽
年齢/星座:15歳/魚座
好物:焼肉

敵の本境地「凶陰界」に入ってすぐの所に封印されている天神。

痩せこけていて 顔色も悪く 口数も少ない。
不気味な印象を与えるのだが 結構 性格は呑気そうである。

▼桜(さくら)

外見:巫女
年齢/星座:19歳/山羊座
血液型:B型
好物:フランス料理(?)

「凶陰界」の奥深くに捕われてしまっている 最後に出会う天神。

菊丸同様 口数は少ない。
前作「天神界戦」を見ると 感情は豊かそうなのだが。

▼兜亡(かぶとぼう)

落ち武者の姿をした骸骨亡霊。
兜を被った亡霊だから 「兜亡」と命名されたと思われる。

前作「天神怪戦」の最終面中ボス。

「凶陰界」の主である「大君」 その配下である「大鏡」 そのまた配下と言う役職。
つまり 魑魅魍魎達の中間管理職。

序盤 圧倒的な力の差を見せつけるが 先生達に止めを刺せず 
その後は 次々刺客を送り込むが 次々に倒されてしまい 
中盤最後で 大掛りな仕掛けを行ない先生達を待ちうけるが 結局突破され 
そこで決戦の時を迎え 遂には倒されるという 典型的な悪役の見本。

だと思いきや そうでは無かった。

▼大鏡(おおかがみ)

巨大な眼球の上下各々に 壱つ目鬼の上半身を持つ異形の妖怪。
眼球を鏡に見たてて 鬼が向かい合って映っているイメージ。

前作「天神怪戦」の最終面ボス。

配下の「兜亡」の失敗を叱責し 「大君」には平伏している 典型的な敵幹部の見本。

だが 其々の部分が連続で襲いかかってくる その実力を侮る事は出来ない。
戦闘音楽も全て違う。

▼大君(おおきみ)

人間の憎しみ・悲しみ・怒り・苦しみを糧として生きる 魑魅魍魎達の親玉。

最終決戦までは 不気味な台詞と叫び声だけで 実体を見せる事は一切無いが 
圧倒的な存在感を残している。

だが 最終決戦時に遂に拝む事となる実体は それに輪をかけて圧倒的。
大詰めの敵だけあり 当然ながら強い。

■戦闘カード(役)一覧

※”対応する組合せ”は 現在の役 -> 選択したカード で表記

役(カード) 対応する組合せ 完成した役の効果
攻( -> 攻)
防 -> 回
回 -> 助
助 -> 防
相手を攻撃する
攻 -> 助
防( -> 防)
回 -> 攻
助 -> 回
自分の防御力を高める
攻 -> 防
防 -> 助
回( -> 回)
助 -> 攻
自分の体力を回復する
(+自分の毒状態を治療する)
攻 -> 回
防 -> 攻
回 -> 防
助( -> 助)
相手を眠らせる
相手を毒状態にする
自分の攻撃力を高める、いずれか発動。
倍+全て 1枚に付き、役の威力を2倍化する

このカード1枚では”攻撃(威力01)”の効果しかない

神+全て 役の種類に合わせた”変化”を行い、相手を攻撃

このカード1枚では”火(威力01)”の天神変化になる

変化
神+攻

天神変化 ”火”

攻撃力は高い

神+防 天神変化 ”山”

攻撃力は低め

神+回 天神変化 ”風”

攻撃力は普通

神+助 天神変化 ”林”

相手を”眠り”や”毒”状態にする事が有る

神+全て 凶陰変化

敵の変化攻撃、最も避けたい攻撃方法

※一例 「攻 -> 防 -> 回 -> 助」 の順でカードを集めた場合

攻 -> 防 = 回
回 -> 回 = 回
回 -> 助 = 攻

最終的な役は「攻」となる。

■戦闘知識

相手の体力、もしくは霊力を”000”にすると勝利。

カードは、主人公・敵の交互に、二つの山の正面に出ている中から選ぶ事になる。

カードは、1枚引く毎に、霊力を1消費、最大4枚まで集められる。

カードは、4枚集めた時点で、次のターンに自動的に使用される。

カードは、初期値として威力01を持っており、カードを集める毎に加算されていく。

カードは、現在の役と同種類を取ると、初回に限り威力は+03、その後は+02される。
結果、4枚とも同種類の場合は、威力01+03+02+02=08となる。

カードの、最大威力は16で、威力04(同種2枚)の役と、”倍”2枚の組合せ。
奇跡的に”神”カード2枚が入手した場合は、敵に700〜900ダメージ与えられる。

カードは、使用する時に、威力の2倍の霊力を消費する。

”攻”や”神”の役を使用した場合、
二つの山の正面に出ているカードは吹き飛ばされ、新しいカードが現れる。

最初に”攻”カードを取って、その役を維持して行くよりかは、
最後に”攻”の役になる様に他のカードを取っていく方が無駄が無くて良い。

「ねむり」状態は、数ターンで切れるが、
「どく」状態は、”回”の役を使用しない限り、毎ターン体力-08される。

”助”カードは、威力01でも効果が有る、逆に威力16で無効果の場合も有る。