ヘラクレスの栄光II

タイタンの滅亡

©1989 DATA EAST CORP.

■物語

ヘラクレスが神となり、天界へ昇った古代ギリシア。
人々はその平和を大いに楽しんで、暮らしていた。

そして、時が流れた在る日の事。

突然、何処からともなく現れた魔物達が、人間界を襲い始めた。
平和に慣れ親しんだ人々は、恐怖に震え次々に逃げ惑った。

「ギリシャの人々が苦しんでいます、助けてあげなくて良いのですか?」

この状況を天界から見ていた全能の神「ゼウス」は、
それでも人間達を助けようとはしなかった。

「うーむ…。 わしに考えが有る。 もう少し様子を見ていよう。」

自らの手で平和を取り戻す。
ゼウスはそれを望んでいたのだ。

「あら? あれはナナの女王……。 何か 決心したようですよ。」

そんな時、ナナの女王が1通の手紙を国の若者達に出した。

「む。 いよいよじゃな!」

「新しい神話ですね? ゼウス。」

■ソフト解説

機種名:FC
販売額:5900円(税別)
発売元:データイースト
発売日:1989年12月13日
ジャンル:RPG

■ゲーム紹介

「ヘラクレスの栄光」シリーズ中 最も印象が薄いらしい第2作目。

普通そうで 本当に普通になってしまった 雰囲気・システム。
それでも 武具は壊され 心臓は抉られ 錆びたアイテムも有るので 結果オーライ。

物語も 普通と言えば 普通だが 
「GB版」を橋代わりに 「1」とドッキングさせると 突如 絶妙な味わいとなる。

なお 主人公は「ヘラクレス」では無く 「ヘラクレス」は仲間として登場。
それでも タイトルは「ヘラクレスの栄光」。

ちなみに 「3」も「4」も 主人公は「ヘラクレス」では無いが
あくまで タイトルは「ヘラクレスの栄光」。

仲間とは言え その頼り甲斐の有る怪力こそ「ヘラクレス」の 「ヘラクレス」たる由縁。
だから タイトルは「ヘラクレスの栄光」。

なお 当物語で他に仲間になるのは
勇気の欲しい泣き虫 「ケンタウロス」に 心の欲しい無口な 「青銅の像」

全員揃えば 何気に「オズの魔法使い」的雰囲気。
誰が 知恵の欲しい「案山子」かは あえて記さない。

代わりに記す タイトルは「ヘラクレスの栄光」。