モンスターメーカー

7つの秘宝

© 遊企画 1991
© 翔企画 1991
© 1991 SOFEL CO.,LTD

■物語

遥かなる昔 光と闇の力が取り決めた 一つの約束があった

来るべき時に 世界の支配権を巡り お互いが選んだ者同士を戦わせる

これは その 戦いの物語である


剣と魔法の世界 【ウルフレンド】の真中 火山の島【ブルガンティ】・・・

島にそびえる 【ボンベート火山】の火口より 地中奥深く 闇の底にあるは
邪悪なる神の神殿・・・

「忠実なる下僕達よ いよいよその時が来た! 全ての民人が私を崇める その時だ」
「しかし その前に やらねばならぬ事がある」
「地上の8つの種族が守っている 【7つの秘宝】を手にいれたい」
「行け! 選ばれし者達よ そして全ての秘宝を集めてくるのだ!」

「ははーっ!」


「大いなる黒騎士 【ネフェルーダ】よ」

「ここに」

「忌まわしき 【ウルムの書】の予言通りに 天界の神々に守られし【光の子】が
この神殿の上にある 【ブルガンティの町】に 今朝誕生した
子供は成長して騎士となり 私の大いなる敵となろう」

「赤子のうちに消してしまいたい 行ってくれるな?」

「はっ!」


「そこで見ている男 預言者【タリエシン】よ 命が惜しくば私の邪魔をするな」
「ヒューマンの神である 私を崇めよ さればお前に力を与えよう・・・」


ここは【予言の塔】

「しまった! 【ルフィーア】よ 【ゾール】に気づかれた!!」
「もはや 一刻も猶予はならない 闇の軍団が動き出したのだ!」
「早く 光の子を助け出さねばならん」

「はい 先生 ただちに ブルガンティへ向かいます!」

「いや まて ブルガンティは危険過ぎる 人々を助けるにはお前は足手まといだ」

「そ・そんなあ・・・」

「お前には別の使命がある」
「【ベング城】へ行きなさい そこで光の子に出会うだろう」

「ベング城で? でも どうしたら・・・?」

「騎士の家に生まれし 魔物使いの子供 その頭 きららに輝けり・・・・・・」
「ウルムの書にある手がかりはこれだけだ しかしお前は必ず出会うだろう・・・・・・」
「光の子は赤子では無いぞ 13歳の筈だ このダルトで武器と防具を買っておやり」

「闇が動き出しておる くれぐれも気をつけるのだよ」

「はい先生 先生もお気をつけて」 

こうして 魔術師ルフィーアは 予言の塔を後にし 光の子の探索に旅だった

■ソフト解説

機種名 : FC
販売額 : 6800円(税別)
発売元 : ソフエル
発売日 : 1991年12月20日
ジャンル : RPG

■ゲーム紹介

基本的なシステムは ゲームボーイ版同様 カードが根本を成しているが
今作品から ストーリー面が強化された

8つの種族(+モンスター)の共存する 【ウルフレンド大陸】を舞台に
邪悪なる”ゾール神”の野望を打ち砕く為に立ちあがった”光の子”の冒険が描かれる

イベントをクリアする事によって レベルが上昇
戦闘で買っても入手できるのは お金(時々アイテム)だけと言う システムも前作と同じ

今作より 「敵との会話」が可能になり
これによって戦闘回避や 仲間勧誘も行なえるようになった

敵のエンカウント率は 前作ほどではな無いが 戦闘バランスとシステムが若干キツイ
中盤以降では マップの無闇な広大さが これに加わって 更にキツイかも知れない

最終決戦場 【ボンベート火山】は全てにおいて まさに最凶のマップ
挫折したプレイヤーは数知れずとか

キャラクターデザインは 御馴染の【九月姫】嬢
余談しておくと 【ソーサリアン】等で 御馴染の【米田仁志】氏の妻である