遠くの世界で……声が響く……
?? 「この世界を全て私の物に……心に闇を持つ者を集めて……」
…… AM06:12 ……
彩香 「よーし!! 今日は一番乗りだ!! 気合入れて行くぞぉ!!」
彩香 「…あれ……今何か……」
…… AM08:35 ……
嶺子 「さて、時間もちょうどですわね(はあと)」
嶺子 「ふあ? 今ふわっとした感覚が走りましたわね……何でしょう?」
…… AM10:28 ……
舞 「♪たーらららん、たーらららん♪ 学校に♪ 行ーこぉ♪」
舞 「いーまから♪ 行ーけば♪ お昼まーえには♪ つーくぞ♪」
舞 「きゃん!! なんか起こったよ今!!」
…… AM11:37 ……
惟 「やあああぁぁぁん!! 力いっぱい 遅刻してるぅぅぅぅ!! きゃん!!」
惟 「おやくそくのように、ハブラシとトーストなんてくわえちゃったりして、」
惟 「しかも、さっきまでガリガリとかじっていたのは、どうやらハブラシのほうだったみたい!!」
惟 「この、あたしの、とぎすまされたキバのような美しい歯がボロボロになっちゃうわ!!」
惟 「……はぁはぁ。それにしてもしゃべりながら、走るってのは 何だかつかれちゃうわね。」
惟 「でもま、着いたからには、アトは寝てりゃぁいいんだから ラクと言えばラクなんだけどね(はぁと)」
惟 「……ありり? 今なんかヘンな感じがしたような気が… …何だろ?」
惟 「うーん……えーと…… ……判んないからいいや!!」
惟 「…なんて言ってるうちにどうやらギリギリで学校には、間に合ったみたい!! イヤッホォ!!」
惟 「ホントによかったぁ!! 今日は4時間目で学校終わりだもんね♪休みになるところだったわ(はぁと)」
惟 「さぁて、着いたぞぉ!! ……でも、学校が、いつもより静かだな…何だろ?」
高校生の「霧島 惟」はいつもの通り、学校に行く所でした。
その時、急に惟は体に異変を感じました。
寒気とも悪寒とも言えないような感覚が。
だがしかし、その感覚は、急に訪れたのと同じように、急に去っていったので、
惟はそれほど気にする事も無く、学校へと足を速めていきました。
しかし、異変は確かに起こっていたのです。
彼女の体調にでは無く…この世界全体に。
惟は学校に着きました。
しかしどうも様子が、雰囲気が、いつもと違うように感じられました。
学校の中には誰も見知った人はいません。
それどころか、人々は惟の姿に気がつくと、
持ち前の武器(部活に関係したもの)で襲いかかってくるではありませんか!
しかし、持ち前の好戦的な性格のために、惟も反撃してゆきます。
戦いながら、惟は、いったいどうなっているんだろう、と考えていました。
でも、好戦的な性格なので、とりあえず全員倒したら何か判るだろう、とも考えていました。
…不思議な世界に迷い込んでしまった惟は、これから、4人の仲間達と出会い、
この不思議な世界から脱出しようとして、次々と大きな事件に巻き込まれていく事になります…。