惟 「その他に、何か聞いた?」
舞 「えっとぉ…」
嶺子 「とりあえず、どんな事でも、覚えていることを 教えてくださいね。」
嶺子 「まとめれば、けっこうな話になるものですから」
舞 「はーい!!」
惟 「そう言えば、彩香さっき『世界に進軍する』とか言われた、って言ってたわね」
彩香 「あ、そうそう言ってた、言ってた。 何なの、アレは?」
舞 「はーい、舞ちゃんも聞いたこと言いまーす!!」
舞 「『この造られた世界、ナージュは、ぜーんぶ あの方の物なのだぁ!!』」
舞 「とか、言ってたのを 聞いたよぉ!!」
彩香 「あ、『もう、帰ることは出来ない……』とも、言ってたけど…」
惟 「……」
舞 「負けないよっ!! まだまだあるもーん!!」
舞 「『心に闇を持つ者なら、この世界では、全て操ることが出来る』とも聞いたぁ!!」
嶺子 「……」
惟 「意見をまとめたくなくなってきた…」
嶺子 「何か、聞けば聞くほど いやな答えになりそうですわね…」
彩香 「…そうなのか?」
惟 「…彩香、考えずに しゃべってるわね…」
嶺子 「『世界に』 『進軍する』 『心に闇を持つ者』 『操る』 『帰れない』 …はい、文をつなげて」
彩香 「えとぉ…世界に進軍する …心に闇を持つ者を操って…で、帰れない ……ああっ!!」
惟 「今ごろ気づいたか…」
舞 「帰れないぃ!! それヤダぁぁぁ!!」
惟 「まぁまぁ。 …聞いた事をテキトーにまとめただけだから、まだ本当かどうかも判らないし」
嶺子 「そうそう。 何もそこまで 大ゲサなことではありませんわよ」
霧香 「ああっははははぁぁ!! よくぞそこまで つきとめたわね!!」
嶺子 「えっ!!」
惟 「このまえの街にいた人!!」
舞 「そして、アッサリ やられちゃった人だぁ!!」
霧香「さすがね、あなたたち!! 私たちのあるじが 造りだしたこの世界から あなたたちは……」
霧香「もう帰れないのよ!! だって……今度こそ、復活した霧香ちゃんに倒されちゃうんだもん!!」
惟 「…こりてないわねぇ」
霧香「そんなコト 言っていられるのも 今のうちだけよ!!」
霧香「この、パワーアップして帰ってきた私を倒してごらんなさい!!」
霧香「この世界には、ナージュの影響を受けない、心に闇を持たない人間は 必要ないのだから!!」
霧香「ではでは。 ワープ!!」
霧香「あたしはここで、待っているわよ!!」
ひろみ「おっとっと… それだったら、この穴はあたしが守らなきゃ!!」
ステージ7・スタート!!
勝利条件:ボス・霧香を倒せ!!
=惟 「こんな所はよごれるから通りたくないなぁ… ゲージのたまるスピードも遅いし……」
=嶺子 「足がよごれてしまいますわ。 ゲージのたまる スピードも、遅くなってしまうようですし……」
=舞 「足よごれちゃったー!! えーーーん!!」
=彩香 「げぇ…足がドロドロになっちゃうよ…」
ひろみ 「…へっへーん!! コレはフェイントよん♪ 穴はもう、ふさがってるんだもんねぇ♪」
=汎用 「ええ?」
=惟 「ホントだ。 これは どうやっても通れないな…」
=嶺子 「完全に埋まっていますわ。 ここまで気合を入れて 埋めることも ないでしょうに……」
=舞 「ホントにダメー!! これは通れないよぉ!!」
=彩香 「ホントだ。 ふさがってて通れないや……。」
霧香 「へっへーんだ!! トビラが開かなきゃ 中に入れないもんねぇ!!」
=惟 「ま、しょうがないかぁ!! どっかにカギか何かあるでしょ!! ……捜してみよっと!!」
=嶺子 「まぁ、しかたがありませんわね。 気をとりなおして、何とかしてみましょう」
=舞 「こまったよぉ!!」
=彩香 「しょうがないなぁ どうしよっかな?」
=惟 「あなた、ドア開ける方法 知らない?」
=嶺子 「すいません、学校に入りたいので ドアを 開けていただけませんか?」
=舞 「ねえねえ!! ドア開けてよ!!」
=彩香 「ねえ、ドアを開ける方法 知ってる?」
知世 「え? ドア? 何それ? それより勝負よ!!」
早苗 「ドアのスイッチは知らないわ。 …でも よくここまで来てくれたわね(はぁと) ……ありがと!!」
早苗 「えーん、負けちゃったぁ(汗) では、コレあげるよ!! じゃあねぇ!!」
……「回復剤」をもらった!!…… 体力が全回復したぞ!!
=惟・彩香 「力がみなぎってくる!! ……ありがと!!」
=嶺子 「元気になりましたわ(はぁと)」
=舞 「わぁい!! やったね(はぁと) ありがとー!!」
舞美 「私も入れなくって 困ってんのよっ!!」
絵里 「よく気がついたわね!! ドアを開けるスイッチを持っているのが、この私だと言うことが!!」
=惟 「いや、とりあえず いろんな人と戦ってただけなんだけど……」
=嶺子 「あらまぁ、そうでしたの? それは、とっても都合がいいことですわ(はぁと)」
=舞 「舞ちゃん、テキトーに 戦ってたダケですぅ!!」
=彩香 「いや、そーゆーワケじゃ ないんだけどなぁ…」
絵里 「ドアを開けてほしかったら私と勝負!! いざ!!」
ドアのスイッチを手に入れた!!
=惟 「さっそく ドアを開けよう!!」
=嶺子 「それでは、開けドア!!」
=舞 「わーい、ドア開くぅ!!」
=彩香 「これでドアが開くんだな!!」
霧香 「げっ!!」
=惟・舞・彩香 「やったぁ!!」
=嶺子 「やりましたわ♪」
=惟 「ここでガケが崩れたら… …かなりオオゴトよね」
=嶺子 「ここに敵を集めて、ガケを崩したら……戦国シミュレーションみたいで、カッコいいですわね」
=舞 「山が高くて、いいなぁ… …舞ちゃんも 山登りしたいなー」
=彩香 「おっかねぇなあ… …ガケ崩れでも起こったら、大変なコトになるぞ。」
霧香 「この先の学校へは、行かせてあげないわよ!!」
霧香 「これで勝ったと思った? あまいわね!! …でも、ナージュから脱出するためには…」
霧香 「ナージュの影響を受けない5人の乙女がそろって あの場所に行かないといけないんだからね!!」
霧香 「…あなたたちは、まだ4人しかいない!! もう一人をあなたたちは 見つけられるかしら?」
霧香 「今回はここまでよっ!!」
惟 「5人の…心に闇を持たない乙女たちねぇ…」
嶺子 「ナージュの影響を受けない人が、5人集まれば…」
舞 「元の世界に帰れるぅ!! わーい!!」
彩香 「じゃ、あと1人か」
嶺子 「それでは、何はさておき その人を捜さないと いけないですわね」
惟 「と言ってもなぁ…こんな広い世界をどうやって…」
どーん。 森の中に振動が響く
美姫 「あ、あれ? …ここどこ?」
惟 「美姫!!」
美姫 「……あ、惟さん。 それにみんな…」
彩香 「ほぉ。どうやら 最後の1人は 美姫みたいだな」
美姫 「え…」
嶺子 「よかったですわね」
舞 「これで全員、そろった!!」
彩香 「よし。さっそく行くぞ」
美姫 「え、ちょっと、ちょっと ドコに行くんですか?」
美姫が仲間になった!! ステージ7・クリア!!
惟 「じゃあ、この森をぬければ… …元の世界に帰る道が見つかると」
美姫 「あの… …ここは、どこなんでしょうか?」
彩香 「しかし…えらそうな事、言っといて、大したことないヤツだったな」
嶺子 「ええ、この前もそうでしたから」
美姫 「なぜ、私は 学校に行こうとしていたのに、ここにいるんでしょうか…?」
舞 「これで帰れるのぉ?」
嶺子 「思ったより、深い森ですわね…」
彩香 「くっそぉ、木ばっかりで全く回りが見えないぜ」
舞 「ホントに、こっちでいいのぉ?」
嶺子 「ちょっと、どちらに向かっているか判りませんね」
彩香 「グルグルと回ってるだけだったりしてね…」
惟 「あれ…あそこに、丘があるわ。 あの丘に、上ってみましょうよ」
舞 「見はらしもよさそうだし さんせーい!!」
美姫 「…あの…私も、行くんですか?」
彩香 「いいから、早く行くよ!!」
美姫 「はい……。 しくしく」
……そのとき、闇の向こうに声が響く……
?? 「霧香め、言わなくてもいいことを ペラペラしゃべりおって…」
?? 「…ついに、5人そろってしまったか…しかし、このナージュから脱出させるわけにはいかない!!」