FANG TOP COLUMN Weekend (60)
2002/ 3/23 

画家たちの動物園
 動物園が開設されるまでの画家たちは、身近に居ない動物を描く時、“粉本”と言われた動物絵の手本を真似たり、想像で描いていたそうです。
 ところが、今から99年前の1903年に京都に動物園が開設されてからは、画家たちも動物園へ通い、実際の動物を見ながら写生するようになりまた。
 京都市美術館では、屏風(びょうぶ)に描かれた獅子(ライオン)や虎(トラ)、ヒョウや、粉本を描写したと思われるオオカミ“月下吼狼(こうろう)”など、1900年頃以降に描かれた約60点の動物画を一堂に集めて、3/31まで特別展として開催しています。
京都市美術館で開催中の「画家たちの動物園」屏風に描かれたヒョウ

(京都市美術館 本館/ 京都市営地下鉄東西線 東山駅下車 北へ徒歩約5分)