FANG TOP COLUMN Weekend (64)
2002/ 4/20
着ぐるみ仮装レンタル
夢屋
中邑冴(ナカムラ サエ)さんのコミック作品「夢屋であいましょう」は、主人公の父の知合いのイベント会社が店を閉めるので、商品の着ぐるみを引き取らされた事をきっかけに、その着ぐるみを使ってレンタル着ぐるみ店を経営して行く事になった話。
店の名前は「
着ぐるみ 仮装 レンタル夢屋
」で、扱っている動物着ぐるみは、顔出しタイプと頭部も覆ってしまうフルトランスタイプがあります。
物語中のところどころで演じられている主な動物着ぐるみは、
オオカミ
、ライオン、サル、パンダ、タヌキ、ネコ、トラ…などですが、店内シーンの描写では、キツネや他の動物着ぐるみたちも展示されています。 扱っている着ぐるみはデフォルメされたやや可愛い系です。
主人公とその友人は、着ぐるみを貸すだけでなく、自ら着ぐるみ仮装して街中で宣伝したり、頼まれて着ぐるみでの演劇もしています。
物語中で主人公が、演劇を前に他の操演者たちにこう語っています。
(本文抜粋)
着ぐるみは、空っぽのぬいぐるみです。
この中に人が入る事ではじめて形になって動く、つまり魂を入れてやるわけです。
自分を脱ぎすててそのキャラクターに生まれかわったつもりで楽しんでください。
本気で楽しめば見ている人もいつの間にか本気になってしまう。
子供も大人も。
そこに生きて喋っているぬいぐるみがいるんだって。
今から俺達は森に生きる動物達!
子供達に最高の夢を贈りましょう!
著者の中邑冴さんも、自ら着ぐるんでみたいとのコメントが記載してあります。
(本文抜粋)
中邑のいる大阪に着ぐるみレンタル店は数件あって、いつかとっておきの勝負に出る時(どんな?)着ようと思っています。 そしたらまた「夢屋〜」が描きたくなるかも知れません。
是非着ぐるみを体験して、続編を描いてください!。
しかも、ボクと同じ大阪に住んでるのですね…(^^)
( MB COMICS 2002/ 4/ 8発売 定価\560 ISBN:4-408-43365-9)
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