FANG TOP COLUMN Weekend (74)
2002/ 6/29 

ビッグバン
 1999年6月に開館し、今月で誕生3周年を迎えた、大阪府立の大型児童館「ビッグバン」を紹介します。

ビッグバン
ビッグバン 〜巨大なワニの生体
ビッグバン
ビッグバン
 ビッグバンは、建物の上に着陸した巨大な宇宙船(円盤)のよーな外観をしています。 エントランスからすぐの1Fには、同館のキャラクターとなっている松本零士デザインの青いワニワニタン」がおり、口を動かして話しかけてきます。 2Fには、その場で紙に描いた絵を取り込んで、大画面の中で動かせる「電子動物園」があります。
 3Fには口を開けた青い大きなワニが居ます。 このワニは大阪で発見された化石の古代ワニ「マチカネワニ」を巨大オブジェ化したものですが、遊具にもなっており、口などから入れます。 内部もワニの胃袋や腸など、お腹の中のよーな雰囲気の造形になっていたりします。 また、半分土に埋まっている感じのマチカネワニの巨大な全身骨格もあって、こちらも動かしたりできる遊具になっています。
 4Fには、おもちゃの機械的な仕組みを、実際に動かしてみる事でわかる「からくりサーカス」や、昭和30年代の街並(建物)を再現したコーナーもあり、駄菓子屋には当時の雰囲気で玩具などが並んでいます。 その一軒に古い絵本が閲覧できるところがあったのですが、その中には気を引く挿絵の動物ものの絵本もありました。
 現在「動物の玩具」展が開催されています。 主に昭和30年代以前のセルロイドやブリキ製の動物や動物キャラクターのおもちゃが展示されていますが、中には100年以上前の、切り抜いて張り合す紙製の動物雛形もあり、完成して並べられたものも展示されています。 ハンドルを回して馬を動かす木製の競馬ゲームもありました。(「動物の玩具」展は2002年7/14まで)
 また、同じ4Fのパワーユニット(シアター)で上映されているアニメーションにも、松本零士デザインの動物キャラたちやマチカネワニが登場します。 隣接の屋外にある“ちょっとバン”にはそのキャラが描かれた鉄道車両も展示(内部にも入れる)されています。

ビッグバン:泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅下車徒歩4分)