FANG TOP COLUMN Weekend (89)
2002/10/12 

河童資料館
 京都・伏見にある黄桜酒造の関連施設が集まった“カッパカントリー”に、同社のイメージキャラクターのカッパにちなんで、「河童資料館」があります。

 黄桜酒造がカッパをイメージキャラに使い始めたのは、昭和30年で、当時週刊誌に掲載されていた「かっぱ天国」(画:清水崑)のカッパを採用したそうです。 その後、昭和50年頃からは、小島功作画のカッパとなり、色気を放つ牝カッパ(…と言っても、殆ど擬人化されていますが…)は、“カッパッパ、ルンパッパ♪”の唄とともに、テレビCMでおなじみとなりました。 河童資料館/カッパカントリー
 この資料館の内部には、それらの歴代CM映像や絵が見れるギャラリーと、河童資料展示室があります。 かっぱのプロフィールや、文献に登場する歴史、各地に残るカッパにまつわる祭などの伝承の他、世界各地に伝わるカッパに類似した伝説の生物が紹介されています。 その中の1つとされている、フランスに伝わる“毛むくじゃら”などは、ヒレはあるものの、殆ど爬虫類って感じの絵でした。
 隣接して、出来立ての酒やビールが飲めたり、カッパキャラをデザインした携帯ストラップやぬいぐるみなど、カッパグッズが販売されている「黄桜商店」もあり、入口の酒樽の上で、可愛いカッパのぬいぐるみが出迎えてくれます。

(カッパ資料館:京都市伏見区/京阪電鉄「中書島駅」下車北へ徒歩約5分)