FANG TOP COLUMN Weekend (128)
2003/ 7/12 

巨大なタイで奉納
豊浜鯛まつり
 知多半島の先端の豊浜(愛知県知多郡南知多町)では、毎年7月に、巨大な鯛のみこしで神前に奉納する鯛祭りが行われています。

鯛まつり 鯛は頭部から尾鰭まで体長10m以上あり、鯛の体内は角材などの材木や竹で形成されており、表面は白い反物(布)が貼られた上にペンキで模様が描かれていて、かなりの重量があります。 また、発砲スチロールで造形された白い歯が並ぶ口は若干開閉もします。
 祭りは、町の中を4頭(東部区、鳥居区、中村区、半月区)の鯛が所属する各地区周辺をねりあるきますが、東部地区の1頭は、朝、海に入って海中遊泳もします。 昼頃、豊浜漁港の広場に集結した4頭の鯛は、多勢の人に担がれて、広場と道路を何度か左旋回で動き回り、活きの良さを見せてから最後は突進するように神社の仮屋へ入ります。 仮屋の建物の前には、H形の鯛止め?のようなものが設置されていますが、祭りの最終日には勢いあまって激突させる事もあるそうです。 その巨体が町の中の道路を移動する時は、先端がY字の棒で横断する電線を持ち上げて、背鰭や尾鰭を引掻けないようにしてくぐります。 この4地区の4頭の鯛とは別に、少し西にある中洲区にももう1頭の鯛がいて、中州漁港で海中遊泳を行います。

(南知多町観光協会のWebサイト:南知多町観光協会のWebサイトへLINK