FANG TOP COLUMN Weekend (130)
2003/ 7/26 

御代田町
龍神まつり
 長野県の御代田町では、毎年7月の最終土曜日に、日本最大級の体長45mの巨龍が舞い踊る「龍神まつり」が行われています。

 祭りは真楽寺(しんらくじ)に伝わる、竜化した甲賀三郎の龍神伝説に従って行われる。
 ―― 大豪族の甲賀家の主人が病の床で、3人の子供の内、三男の三郎を後継ぎにしたことから、兄たちが妬み、山中の大穴に三郎を落としてしまった。 深い穴で地上には上がれないので、横穴を這って歩き、ようやく光のあるところにたどり着いたのが、真楽寺の大沼の池だった。 逃げまどう子供たちに驚き、池の水面を覗くと、そこには龍になった自分の姿が映っていた。 暫らくの間大沼の池に棲みついたが、だんだん大きくなり、諏訪湖に棲家をかえ諏訪大明神となり今も湖底に眠っている。 ――
龍神まつり  祭りでは、龍が煙火を吐きながら、真楽寺の大沼の池を覗き込んで、水面に自身の竜化姿を映し、池から真楽寺の参道へ出るところで、この祭りの伝説が説明され、「龍」の開眼式が行われる。 龍は真楽寺の境内を練り歩き、爆竹の音が鳴り響く中、煙火を吐きながら激しく暴れまわる龍舞が行われる。
 途中一時的に、龍は境内でとぐろを巻いて休む(休憩)ので、近くで見たり、巨大な龍と一緒に記念撮影をするチャンスです。 その後境内を出て、夕方からは街中や駅前近くの龍神の杜公園で火を吐きながらの龍神の舞を見せてくれます。 イベントが行われる龍神の杜公園には、龍神の館や、龍の遊具などもあります。

( 真楽寺:しなの鉄道「御代田駅」下車、シャトルバス(祭り開催日のみ) or 車で約20分 )
( 御代田町観光協会のWebサイト:御代田町観光協会のWebサイトへLINK