シルクオーキッド衝撃のデビュー戦


 中央を引退したシルクパイロット号は、公営新潟県競馬で6連勝(01/7/8現在)している。中央を引退した時点で私の出資権は無くなっているので、嬉しいのやら悲しいのやら。私には1銭の賞金も入ってこないのだが、頑張って欲しい。中央でも500万クラスあたりならそこそこ好勝負をするぐらいの実力は付けているのだが、3歳秋の未勝利戦が終わると大抵の馬は引退してしまうのが残念である。シルクパイロットの場合、怪我で秋の福島を使えなかったことが非常に痛い。成長力は有ると思うので残念だ。

 さて、本題。我が2頭目の出資馬シルクオーキッドも怪我等でデビューが遅れ、3歳の7月デビューである。2001年7月8日福島競馬場第4レース3歳未勝利戦でようやくとデビュー。1度除外をくらって、ダートの1700m戦に登場である。調教欄を見ていると一杯で追っているにもかかわらず、同じレースに出走する馬也で調教した馬よりもタイムが出ていないので、仕上がっていないのだろう。鞍上は江田勇亮。はっきりいって、調教タイムを見た時点であまり期待していなかった。でも待ちに待ったデビュー戦である。それなりの期待はしている。ぜひとも頑張って欲しい。

 レース当日は福島まで見に行こうとも考えたが、折角このためにグリーンチャンネルに入ったのだからと、自宅でTV観戦。スタートした。スタートはまずまず。出遅れということはない。中団のやや後方に付けた。各馬3コーナーを回る。ん、シルクオーキッドの姿が見あたらない。いや、1頭馬群についていけていない馬が後ろの方にいるぞ。あれがシルクオーキッドか?

 各馬直線の攻防を終えてゴール。しかし、シルクオーキッドの姿が見あたらない。もう1度ゴールシーンがVTRで映し出される。それでもシルクオーキッドは見あたらない。カメラはゴール板を映したままだ。馬が出てこなくなり、アナウンサーが「レース確定までお待ち下さい」と言った。それでもカメラはゴール板を映したまま。しばらくしてからシルクオーキッドが1頭だけ離されてゴール板を通過していった。通過した瞬間「やっと次の画面に移れる」と言うが如く、TVの画面は着順表示板に切り替わる。

 ブービー馬に大差を付けられたビリである。1着とのタイム差は13.2秒。しかもブービー馬からのタイム差が8.5秒という大惨敗。タイムオーバー確実の惨敗。怪我でもしたのではないかと心配である。調教状態などを見るに、陣営もあまり勝つ気はなく調教代わりに出走させるだけということがはっきりしていたが、あまりに離され過ぎではないか?無事ゴールはしたが、怪我でもしたのかと心配である。このレースで1着馬がゴールした瞬間アナウンサーは「江田騎手、400勝達成」といった。もちろんオーキッドの鞍上江田勇亮ではなく、江田照男の方だが。デビュー戦ということもあり、ビデオに録画しておいたが、録画したビデオを見る気は起きなかった。結局、この原稿を書くために見てしまったが(笑)。

 今回は、仕上がりが悪かったが、次走はちゃんと仕上がって好勝負をして欲しい。新聞のコメント欄で調教助手が「素質は水準以上」とコメントしていることであるし。素質だけで勝負になるほど競馬は甘いもんじゃないが、きっちり仕上げれば勝負になるだろう。


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