ボンバイエ復帰


 夏の間は休養していたシルクボンバイエだが、菊花賞の3週間前の阪神開催でようやく復帰してきた。レースは夕月特別(1000万条件:芝2000m)。2003年10月5日、この日は中山競馬場でGIスプリンターズSが行なわれた。私はJRAカードの指定席予約で当日の中山競馬場の指定席が当選していたのだが、ボンバイエ出走ということで当選した指定席をキャンセルして、阪神競馬場へと向かった。

 レースは9頭立ての少頭数。地方馬が1頭出走しており、その馬には先着するだろうから、8着いないは確実だと思う。新聞のコメントは「素質はあるが一叩きしてから」となっていたが、人気もないことだし休み明けから勝負してみるか、と思いシルクボンバイエから1万円の流し馬券を購入。

 そしてレースはというと。ボンバイエはスタートはよかったのだが、道中は控えてシンガリを歩く。先頭からシンガリまでの差はそれほどない。いつもなら3コーナーあたりから上がっていくのだが、今回は上がっていかない。終始マイペースのようにも見えた。直線でもあまり伸びずに6着。4着争いが接戦だったが、4着候補の3頭の中で最も下の着順だ。8着以内に入ったので多少の賞金は銜えてくるのだが、地方馬に先着されるなんて…。

 帰宅後、シルク会員専用HPでテレホンサービスバックナンバーを読むと次のようなことが書かれている。

約5ヵ月振りの出走となり、急ピッチで乗り込まれていますが、まだ本調子とはいかず、仕上がりには余裕があります。調教師は、追い切りは前を追い掛けた分、最後はバテたが、トータルの時計は良く、馬場の状態も考えれば上出来の部類で、 追う毎に良くなってきている。来週のハンデ戦を使うのがいいと思うのだが、休み明けでは登録出来ないので今週使う。使った後問題無ければ連闘で勝負にいきたい、と話しています。

 ハンデ戦出走のための捨てレースだったのかこれは。わざわざ中山の指定席をキャンセルしてまで遠征にいって、馬券でも大勝負したのがこれじゃあねぇ。先にこれを読んでおくべきたっだ。次週の京都のハンデ戦に連闘で出てきたら期待しよう。


 そして翌週。10/11(土)京都9Rの鳴滝特別(1000万ハンデ)に登場である。山内厩舎の主戦で、デビュー戦で調教を付けていてこの馬の素質に注目していた藤田騎手が鞍上であるので期待も膨らむ。これを見るために私は2週連続で関西遠征してしまった(笑)。

 サクラセンチュリー、トリリオンカットといった3歳馬が人気となっていたが、彼らより1kgハンデの軽いボンバイエは3番人気です。ここを勝てば菊花賞出走はほぼ確実である。ぜひ頑張って欲しい。そう思ってシルクボンバイエから2頭に馬連で流す。

 レースの方は絶好のスタートを切った。道中は中団につける。直線では2番手となり、逃げるテイエムテンライを捉えにかかる。しかし、2番手になったのはつかの間で、サクラセンチュリーに差されてしまう。テイエムテンライも捉えきれずに3着。賞金は銜えてきてくれたが、本賞金が稼げず。菊花賞出走は微妙となった。

 そして翌週、菊花賞の最終登録馬が発表された。フルゲート18頭のところに22頭が登録している。優先出走権の無い馬でボンバイエと同じ本賞金800万円組は8頭登録。出走取りやめの無い限り、この8頭のうち4頭が抽選で出走でき、4頭が出走できないということになる。ぜひとも我が出資馬初のGI出走に向けて抽選をくぐり抜けて欲しい。

シルクボンバイエ

≪鳴滝特別:京都競馬場のパドックにて 2003/10/11≫

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