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即PAT:ジャパンネット銀行VSイーバンク銀行徹底比較

06/12/13
07/12/2 Updated

本記事は2006年12月現在の内容であり情報が古い場合があります。最新情報をお求めの方は2008年11月時点の最新情報に基づき内容を斬新した即PAT:ジャパンネット銀行VSイーバンク銀行徹底比較2008年版をご覧ください。

 競馬場やWINSへ行かなくてもパソコン等を使って馬券が買える(正確には紙は出てこないので正確には勝ち馬投票ができるだが)サービスPAT。このサービス自体はかなり前からあるのだが、以前は厳しい抽選をくぐり抜けなけた会員でなければ利用できなかった。おそらく当時のシステム状況を考えるとあまりに多い会員が利用するとシステムがパンクするからであろう。抽選を通ってからも住民票を送らなければならないし、既存の銀行口座は使えず、金曜の夜から月曜まで入出金不可能となるロック口座を作らなければならないし(ロックがかかるから給料振込先等他の用途には怖くて使えない)、高いソフトを買わなければならなかった。しかも、インターネットではなくパソコン通信等で使われている電話回線を使った通信手順での通信だったので、インターネット使い放題のADSL等に入っても、別途アナログモデムを用意して電話代を払って投票しなければならなかった。インターネットで投票可能なI−PATができてからは後者のカネがかかるというデメリットはなくなったが、それでも従来式PATの場合、手続きの面倒くささや口座の使い勝手の悪さは残っていた。

 そういうデメリットが無く、申し込んだらすぐに使えて土日も入出金可能な口座を利用する即PATというサービスが2005年より始まった。申し込み手続きが楽な上に土日もカネの出し入れができて旧来のPATよりずっと便利だ。旧来のPATも「インターネットを使わなければ申し込みの出来ず利用できないネット銀行なんて不便きわまりない。そもそもパソコンが無ければ使えないなんて・・・」という機械に弱いオヤジ&おばちゃん達のために残しておくべきではあるが、これを読んでいる人には絶対に即PATをお勧めする。だって、これを読んでいるということはインターネットを使ってWebにアクセスできるってことでしょ。インターネットを使ってWebにアクセスできる程度の能力さえあれば即PATの方がずっと便利である。インターネット経由でこれを読んでいるあなたにとっては通常のPATはもはや前時代の産物である。ぜひ即PATに入ることをおすすめする。(ただし、両ネットバンクを使用できる場所が郵便局以外近くに無く、なおかつ通常のPATの口座の銀行が近くにある場合は除く。)・・・と思ったのですが、旧来方式のPATにも利点はありました。それは、普通に電話投票(プッシュホン電話による投票)ができるということです。携帯電話を持ち忘れたOR圏外に居るときで、インターネットすら使えない場合でも公衆電話から投票ができるので会員権は捨てずに持っておいた方がいいです。

 その即PATでは2006年10月よりイーバンク銀行 が即PATで使えるようになり、従来のジャパンネット銀行と合わせて2つのネット銀行が利用可能となった。この2つの銀行のどちらが便利か?私は両方を利用しているので、この2つの銀行を比較してみよう。あくまで「競馬ファン」という視点での両銀行の比較である。

ジャパンネット銀行とイーバンク銀行の比較

ジャパンネット銀行

イーバンク銀行
キャッシュカード
が使えるATM
三井住友銀行@BANKE-netセブン銀行郵便局 セブン銀行郵便局
ATM入金手数料 銀行:5万円以上無料 5万円未満157円(月1回まで無料)
郵便局:262円〜367円
無料
ATM出金手数料 銀行157円 郵便局262〜367円 (共に取引状況によって回数限定で157円引き) セブン銀行無料 郵便局200円(クレジットカード所有者は月5回まで無料)
ATM使用
可能時間
ATM設置各社の営業時間に準ずる(と思う) セブン銀行:ほぼ一日中 郵便局:制限あり(日曜8時以降使えないのがイタイ)
口座維持手数料 189円/月 (条件を満たせば無料:ローンの契約があれば残高0円でも無料) 無料
キャッシュカード
発行手数料
無料 1,050円(クレジットカード機能付きは無料&カード申込時点で預金残高10万円以上の場合無料)
使えるサービス
(公営競技投票)
中央競馬(即PAT)、地方競馬(SPAT4D-netOdds Park)(全競馬場の購入可能)、競輪、競艇、オート 中央競馬(即PAT)、地方競馬(SPAT4)(南関のみ購入可能)
使えるサービス
(その他)
比較的多くのネットサービスが対応している。 振込先として使えない場合が結構ある。ただしポイント・キャンペーンサービスは充実している。
振込先として
使えるか
イーバンク銀行と比べて対応しているサービスが多いと思う。 振込先として使えない場合がある。例えばバリューコマースとか。
他銀行への
振込手数料
振込手数料が他銀行より安め 他銀行並だが、給料振込み口座にすると最大5回/月までタダ

 結論を言うと「セブン銀行が使えるのなら絶対にイーバンクの方が便利」という所かな。何しろ入出金の手数料がかからないというところがポイントが高い。セブン銀行のサービスが行われている県に住んでいて、家の近くにセブンイレブンがある人はぜひイーバンクにしよう。家の近くにイトーヨーカドーがある人もそうかなも知れないが、ヨーカドーの場合24時間営業では無いのが欠点だ。ヨーカドーもあるけどE-netが使えるコンビニもある場合ジャパンネット銀行の方がATMを利用しやすいとも言えなくもないし。なお、セブン銀行はセブンイレブンやヨーカドーがあっても、県によって(おそらく地元の地銀とのしがらみなどの理由で)サービスが行われていない地域があるので注意しよう(詳しくはセブン銀行のホームページで調べるか直接店に行ってATMが置いてあるかどうかを調べて下さい)。

 それから中央競馬以外のことに興味の無い人ならイーバンクがあれば十分かもしれないが、純粋に銀行(ネット銀行)としての便利さを考えるとジャパンネット銀行も捨てがたい。何しろ全ての公営競技で使えるし、それ以外のサービスもイーバンクより使える場合が多い。そして使えるATM数で言うとジャパンネット銀行の方が断然多い。イーバンクが使える所では全て使える上にE-net、三井住友銀行、アットバンクで使える。アットバンクとはam/pmで使えるATMである。E-net、セブン銀行を合わせると、日本の主要なコンビニではローソン以外全ての場所で使えると言うことになる。利用範囲の広さは絶大だ。ただしコンビニATMはそのコンビニの店舗があってもATMを設置していない場合があるので、自分の住んでいる地域でそれらのいずれかが使えるかどうか注意が必要である。コンビニATMの場合、県全体が置いていない場合があるし。

 気になるのが口座維持手数料である。黙っていても勝手に出ていってしまうおカネ。これは安く押さえたい。イーバンクなら完全無料。一人で何個口座を作ってもOK。しかも同一人物の口座なら別口座への振込手数料はかからない。一方ジャパンネット銀行では、口座維持手数料というものが発生する。ジャパンネット銀行ローンの契約があれば(ローンの利用はしていなくても)無料となるので、口座を作るのならローンも一緒に申し込んでおこう。ローンには審査があるので審査を落ちてしまえば元も子も無いのだが、申し込まないことには審査も通らない。どうしても口座維持手数料を払うのが嫌ならローン審査を落ちた時点で口座を解約すればいいし。上の表には書かなかったが、最初の3ヶ月は口座維持手数料は無料である。ローンの審査結果が出てからでも十分対応は間に合う筈だ。ちなみにジャパンネット銀行ローンは借りたその日のうちに返しても1日分の利息が発生するので注意が必要である。私はそれを知らずに家を出てATMを利用するのがめんどくさい(正確に言うと寝坊したので1レースに間に合わない)という理由でローンから借り入れをしたら(当然ジャパンネット銀行の口座に振り込まれる)、1日分の利息をしっかり取られたという経験がある。それでも何十万円も借りたわけではないのでATM利用料よりは安く上がったが。

 ちなみにローンの話をしたついでに書いておくと、マジメに(?)借金をしたい場合はジャパンネット銀行ではなくモビット とかアットローンのような(金利がジャパンネット銀行ローン並の)ローンカードを作ってそこで借りた方がよい。JNBだと口座に出し入れするだけでカネがかかるし、借りた日分の利息が余分にかかる。JBNのローン審査を通る人ならそれと同程度の利息のローンの審査もたぶん通るはずだ。私はローンの専門家では無いので「たぶん」としか言いようが無いがおそらくそうだろう。

 審査の話をしたが、イーバンク銀行でもイーバンクカードというクレジットカード(NicosカードだがVISAとかの提携も可能)を作るか10万円を用意してカード申込日に預金残高を10万円以上にしないとキャッシュカードが無料では作れない。キャッシュカードが無いと、ATMが使えずに結局他からの振込となる。つまり、ほぼ必然的にカードを作ることになるが、前述の条件を満たさないでキャッシュカードを作ると手数料1050円が発生する。ここでもクレジットカードの審査が通らないといけないという関門があるので、これは念頭に置いておいた方がよい。サラリーマンなら給料振込口座にしておけば、毎月口座にカネは入るし、他銀行への振り込み手数料が月5回まで無料になるのでカネの出し入れは心配いらないのだが、カードがないと自由さに欠ける。ちなみに月5回の振込手数料無料は便利なので、私は給料振込口座として使っている(一部入金だが)。ただ、確たる証拠は無いのだが、一般のクレジットカードよりも審査は通りやすいと思う。なお、手数料がかかるがクレジット機能無しの場合競走馬キャッシュカードというものも出来たので、審査が通らなかった場合はそのカードを作っておこう。デザイン以外特に特典はないが、競馬ファンとしてのステータスとして。


 イーバンクとの組み合わせで便利なのがシンキのNOLOAN 。何度借りても7日間無利息というローンだ。ぶっちゃけた話、これはかなり使えるローンである。イーバンクの口座を使用してネットだけでリアルタイムに借り入れ・返済ができるのである。競馬をやっていると土日しかおカネが必要じゃなかったりするものだが、土曜の朝に馬券資金をネットで借りて、イーバンク口座の即PATで勝負して勝ったら返してしまえばよい。もし、負けた場合でも返済資金の口座への準備は翌金曜日までに済ませておけば利息がかからない上に翌週の競馬でも無利息で使える。平日昼間に軍資金の調達を忘れた場合、土日にATMまで出かけて普通の銀行に時間外手数料を払ってカネを降ろして・・・ということをするよりもノーローンを使った方が便利なのである。消費者金融のCMで「ご利用は計画的に!」というのがあるが、ノーローンの場合「金曜日に口座にカネを入れ忘れた」といった計画的じゃない人向けのローンなのである。いざという時に備えてカードを作っておくことをお奨めする。イーバンク銀行に口座を持つという前提なら実質年率7.3%〜、最大融資額300万円、即日融資可能「GMOネットカード」★ がお奨め。イーバンクの筆頭株主GMOインターネット傘下のローン会社であり、イーバンクとの資本・業務提携も結んでいる。インターネット専用のローンであるが、借りるのも返すのもイーバンク口座があればネットでできてしまうので楽だろう。

 結論を言うと、イーバンクで手数料無料で利用できる環境にある人はぜひイーバンクで即PATをやりましょうということかな。それ以外ならジャパンネット銀行が便利な場合もある。郵便局ならどこにでもあるが入出金手数料が高いので場合によっては普通のPATってこともあるかな。ただ、ネットバンクは即PAT以外でもネットライフを送る上で色々と利用場面があるので、インターネットをしているのなら入っておいて損は無い。2006年1月に全銀ネットに加盟してからは公共料金の自動振替など使えるサービスも増えていってるし、今後ますます便利になっていくだろう。


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