在 宅 競 馬 講 座
自宅で競馬を楽しもう
 競馬を楽しむのに必要なことといえば、馬券を買うこと、そしてレースを観る(場合によってはパドックも)という事ですよね。競馬は競馬場や場外馬券売り場に行かないと楽しめないものかというと、今の時代はそうではありません。それらは自宅に居ながら楽しむことができます。

 初心者のうちは現地で楽しむことをお勧めしますが、慣れてくると毎回毎回競馬場や場外馬券売り場に行ってる暇はないでしょう。また、初心者の方でも自宅から通える場所に競馬場も場外も無いという場合もあるでしょう。むしろ地方競馬まで含めると日本の全ての競馬場の馬券を買える馬券売り場が自宅から通える場所にあるということはほとんどありません。しかし、そのような場合でも自宅で競馬を楽しむことができます。

 ここでは中央競馬、地方競馬について自宅等で競馬を楽しむための方法を紹介します。

中央競馬編

馬券を買おう

 中央競馬では電話やインターネットで投票できるPAT方式という仕組みがあります。
 PATにはA-PATと即PATの2種類があります。
A-PAT
プッシュホン式電話による投票(ARS)とインターネットからの投票(IPAT)の両方が使えます。ただし、専用口座の開設が必要であり開設までの手続きに時間と手間がかかります。また、金曜の夜から月曜(変則開催時は開催翌日)までの間口座にロックがかかり入出金ができなくなります(ペイジーからの入金は可能)。専用口座を開設できる銀行はJRAホームページ内のこのページをご覧ください。
即PAT
インターネットからの投票(IPAT)しかできませんが、対応する銀行に口座さえ持っていればインターネットからすぐに申し込みができます。対応する銀行は ジャパンネット銀行 楽天銀行 三井住友銀行(インターネット・モバイルバンキングへの加入が必要)、三菱東京UFJ銀行です(2011年4月現在)。これをご覧になっている人はインターネットを使うことができる人だと思いますので、こちらがおすすめですが、インターネットに接続不可能となった場合に備えて予備でA-PATにも入っておくのもいいでしょう。
 詳しくは、JRAホームページの案内でご確認下さい。

 なお、PATは携帯電話からも投票できます。また、スマートフォンから通常のウェブページで投票できますが、投票に便利なソフトも出回っています。

レースを見よう

 地上波等の一般のテレビ放送も競馬中継は放映されていますが、主にメインレース前後が多く、全レース中継されているとは限りません。全てのレースを観るにはJRAの関連法人が運営するグリーンチャンネルでTV観戦可能です。中央競馬開催中は全レースの中継が放映されます。競馬専門チャンネルだけに地上波等の中継よりも中継番組としての質は高いです。

 グリーンチャンネルはスカパー!、各種ケーブルテレビ、NTTのひかりTVauひかり のテレビサービス、スカパー光でご覧になれます(別途料金が発生します)。なお、3場開催時は関東(EAST)と関西(WEST)に分かれてレース中継が放映され、平場戦はEASTなら関東、WESTなら関西のレースしか生中継されません(VTRでの放映はあり)。特別レースはどちらのチャンネルでも全て生中継されます。ケーブルテレビの場合、平場戦は東日本では関東の、西日本では関西のチャンネルしか受信できない場合が多いので注意しましょう。2011年より3場開催時の番組構成は3場の全レースを中継するチャンネルと、パドック中継を中心に中継するチャンネルという2チャンネル構成となりました。これで1つのチャンネルで全場のレースを観戦でき、また、パドック派の人はパドック中継をじっくり観ることが可能となりました。

 更に、2011年10月よりBSでもグリーンチャンネルを楽しめるようになりました。スカパー!e2に加入するとBSでグリーンチャンネルを観ることができます。BSが受信できる環境(アンテナかBSを受信できるケーブルテレビ)と3波共用テレビがあればフルハイビジョンで視聴できます(3波共用テレビがなくてもチューナーがあれば視聴可能)。auひかりで観ていた時は画面の縦横比が9×16のデジタルテレビで見ても左右の端が切れた上に放送自体が3×4の画面で9×16もサイズの映像を観ることに対応した放送なので上下部分も真っ黒になっていて画面の70%ほどしか映らないのですが、BSの場合はフル画面でハイビジョン放送が楽しめます。BSを受信できる環境にあれば料金も一番安いので、この方法が最もお勧めです。

 また、最近では自宅でグリーンチャンネルに加入していない場合や出先等でも、グリーンチャンネルを観ることが可能なネットカフェ等があります。以下で検索して調べてみてください。

Google

地方競馬編

馬券を買おう

 地方競馬の馬券を買うには以下のようなネット投票の方法があります。

楽天競馬
日本で開催されている全ての地方競馬の馬券が買えます。キャンペーンで楽天ポイントが貯まります。楽天銀行口座が必要です。
SPAT4
南関東競馬とホッカイドウ競馬の馬券が買えます。また、交流重賞も買えます。シンプルですがシステムが最も安定しています。
オッズパーク
南関東を除く地方競馬の馬券が買えます。また、5重賞(オッズパークLOTO)の投票もできます。
これらの地方競馬投票サービスはシステムダウンした場合に備えて複数入っておいた方がいいと思います。南関東やホッカイドウ競馬が中心の人はSPAT4と楽天競馬、南関東以外の競馬場が中心の人はオッズパークと楽天競馬に加入しておくことがおすすめです。

レースを見よう

 インターネットで動画を見れる環境にあれば地方競馬レース中継というページでライブで実況を観ることができます(既に終了したレースはVTRで視聴可能)。ばんえい競馬はばんえい十勝インターネットライブで観れますが、ばんえいの場合はブラウザとしてIEが必要です。ただし動画URL直入力するとIE以外のブラウザでも観ることができます。

 なお、これらは中央競馬のグリーンチャンネルと違い、インターネットで動画を観る環境さえあれば無料で視聴できます。

 また、スカパー!でも各地の地方競馬場でのレース中継チャンネルが用意されています。こちらは別途料金が発生しますのでご注意下さい。

馬柱付きの出馬表を手に入れよう

 競馬の予想、そして観戦に不可欠なアイテムといえば競馬新聞(スポーツ紙でも可だが)。競馬新聞の中でも情報がぎっしり詰まった出馬表は特に重要です。そのレースに出走する馬の血統やら過去の成績やらその他諸々の情報が馬柱という1枚の表に収まっています。逆に言うと馬柱の情報さえあれば最低限必要なものは揃ったも同然。競馬新聞の他の部分はオマケのようなもので、あれば便利だが無ければ無くてもそんなには困らないものです。

 競馬新聞は馬券売り場まで行かなくても、馬券売り場のある地方ではその辺のコンビニや駅の売店で買えますが、それでも自宅で手軽に入手できた方が便利ですね。また、馬券売り場の無い地方だとそれすらできないことが多いのでどうにかして入手する必要があります。特に地方競馬はその地方にいかないと売っていない場合がほとんどです。

 世の中便利になったもので出馬表の馬柱に載る程度の情報だとインターネット上で入手することができます。これで日本の、いや世界のどこにいても日本各地で行なわれる競馬の馬柱を入手できます。各主催団体で馬柱付き出馬表をウェブで公開しているので、以下に無料で入手・閲覧できるものを紹介します。

  • JRAホームページの出馬表
  • 地方競馬情報サイトの「本日のレース情報」
  • 南関東4場公式ページの出馬表
  • その他の地区でも各主催者のホームページで提供されているところあり

     また、中央競馬の場合JRAの子会社ターフメディアサービスが運営するデータ提供サービスJRA-VANのData Lab. を使用したTarget Frontier JV というソフトを使うと出馬表形式でPDFファイルを作成することができます。Target Frontier は競馬ファンの間で広く使われている定番の情報分析ソフトであり、予想家や評論家等の競馬を生業としている人の間でも使われています。Target は新聞形式のPDFファイル作成だけではなく、普通に情報分析ツールとしておすすめできるツールです。また、PAT投票の支援機能も付いていて便利です。以前はシェアウェアでしたが現在ではフリーウェアなのでデータ分析をしたい人はぜひ利用してみましょう(ただしJRA-VAN Data Lab. の利用料金は別途発生します)。

     話がそれたついでに紹介しておきますと、JRA-VANではData Lab.の他にウェブ上で馬柱を表示し、各種データ分析ができるJRA-VAN NEXTというサービスも提供されています(Data Lab.とは別に料金が必要)。じっくり自分のPCにデータベースを構築してデータ分析をしたい人にはData Lab.をお勧めしますが、手軽に利用したい人にはNEXTをお勧めします。

     また、競馬新聞社のウェブサイトでは有料でPDFやFAXで新聞を配っているところがあります。例えば日刊競馬ではPDF形式やFAXで紙の新聞を取り寄せることができます。その他各競馬専門紙のホームページで同様の情報が提供されていますのでこちらのリンクから色々と探してみましょう。ちなみに、ばんえい競馬の専門紙ばんえい金太郎ではメインレースと最終レースに限り紙面と同じ内容がPDF形式で無料提供されています。

     なお、iPad等のタブレットPCがあればPDF形式の新聞を手軽に読むことができます。自宅でテレビを観ながら馬柱を見るという使い方の他に競馬場や場外馬券売り場に持って行って紙の新聞代わりにしたり外出先でも手軽に閲覧したりすることができます。なお、iPadで馬柱を見る詳しい方法については拙ブログにて「iPadを競馬新聞の馬柱代わりに使う方法」という記事を書いていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。


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