2000年10月22日(日) 4回京都6日目 15:40発走
11R 第61回菊花賞
 4歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(指定) 芝・外 3000m

 まだ、菊の季節とは言えないかもしれないが、何故か菊花賞である。3つあったトライアルが2つに減り、夏を休養に充てた馬も休養から本番までの期間が短くなった。元の日程のほうが良かったと思っているのは私だけではないだろう。

 トライアルの神戸新聞杯を制したフサイチソニックが故障のため出走回避。非常に残念である。最近の中央競馬は長距離戦といえばスローペースになってしまうことが多いが、ああいう逃げ馬がいるからこそレースは盛り上がるのだと思う。

 フサイチソニックが出ないとなれば、やはり神戸新聞杯2,3着でダービー1,2着のアグネスフライト、エアシャカールに注目が集まってくる。エアシャカールはダービーでハナ差で2着になったものの、外にもたれてアグネスフライトを妨害しての2着である。その後のレースを見ていても右側にもたれる癖があるようだ。気性的に問題があり、3000mという距離は持たない可能性がある。

 日本ダービーの時はエアシャカールが人気を集めてくれたせいで、アグネスフライトの単勝を買っておけば4倍というおいしい配当が付いてくれた。私もダービーは単勝1点で取らせてもらった。しかし、今回は距離が延びたことや気性的に問題があることが知れ渡ったせいでエアシャカールはダービーの時ほど人気になってくれない。むしろアグネスフライトのほうが人気になっている。アグネスフライトで堅いと思うのだが、2倍ちょっとのオッズでは単勝は買えない。相手を絞って馬連で流す。人気の割に不安材料の多いエアシャカールさえ買わなければ、それなりの配当にはなるだろう。

 相手筆頭は菊花賞出走馬中セントライト記念最先着(2着)のトーホウシデン。長距離が得意なブライアンズタイム産駒である。もう1頭のブライアンズタイム産駒であるエリモブライアンもオークス馬エリモエクセルの近親であり狙い目として面白い。この両ブライアンズタイム産駒はここが休養明け2戦目。前走では100%の力は出し切れていなかったが、叩き2戦目の今回は狙い目である。

 セントライト3着のジョウテンブレーヴはセントライトでは番手につける競馬をした。以前は差し馬だったのだが、ここへ来て先行に脚質転換をはかっているのかもしれない。スローペース必至の菊の展開なら、先行する競馬のできるこの馬も狙ってみたい。

 大穴としてマッキーローレルを狙ってみた。この馬はトライアルのセントライト記念には兵庫県競馬所属の□地として出走して4着だった。□地の馬の菊花賞への出走はトライアル3着までなので、本来なら出走できないはずなのだが、わざわざ中央の厩舎へ移籍させてまで出走させてきた。わざわざ移籍してまで出走するのだから一発がありそうな気がする。押さえておこう。


B枠馬 印 馬名 性齢 騎手 斤量 1 1 ▲ エリモブライアン  牡4 *藤田伸二 57  1 2 ダイワバーミンガム 牡4 柴田善臣 57  2 3 ヤマニンリスペクト 牡4 *福永祐一 57  2 4 ケージージェット  牡4 *佐藤哲三 57  3 5 トップコマンダー  牡4 *松永幹夫 57  3 6 ◎ アグネスフライト  牡4 河内洋  57  4 7 ホワイトハピネス  牡4 小原義之 57  4 8 スプリームコート  牡4 *四位洋文 57  5 9 △ ジョウテンブレーヴ 牡4 *蛯名正義 57  5 10 × マッキーローレル  牡4 *本田優  57  6 11 ゴーステディ    牡4 吉田豊  57  6 12 ヒシマジェスティ  牡4 角田晃一 57  7 13 ○ トーホウシデン   牡4 田中勝春 57  7 14 マイネルビンテージ 牡4 熊沢重文 57  7 15 エアシャカール   牡4 武豊   57  8 16 カリスマシルバー  牡4 *小林徹弥 57  8 17 フェリシタル    牡4 高橋亮  57  8 18 クリノキングオー  牡4 幸英明  57 
結論
[馬連]
6-1,13 ・・1000pts x 2 = 2000pts
6-9  ・・500pts
6-10  ・・200pts
[ワイド]
6¥10  ・・300pts

レース後のコメント
 アグネスフライトは3角過ぎから捲っていき、4角で好位に付けたが、「さあ、これからだ!」というところで延び脚を欠いた。直線でケージージェットにぶつかられて走る気を無くしたのかもしれないが、5着と掲示板を確保するのがやっと。やっぱり後方待機で大外に持ち出し、直線で勝負をかけたほうがいいのかな?

 アグネスフライトが来ようが来まいが、エアシャカールを外した時点で馬券は外れたも同然だったのだが。そのエアシャカール、いつもは入れ込む馬なのだが、この日は落ち着いていた。しかも、内にもたれるのがわかっていたせいか、鞍上武豊は先行させ、内埒沿いにぴったりと付ける。しかも、最後の直線は狭いところを抜けてきた。武豊の好騎乗が光ったレースだったが、馬自体もこの日を見ている限りでは、気性的に成長したようだ。

 2,3着は○、▲を付けたブライアンズタイム産駒。ヒモの選び方は会ってたのだが、軸を間違えたか・・・。

外れ



2000年10月22日(日) 4回京都6日 天候 馬場状態
11R第61回菊花賞
4歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(指定) 芝・外3000m 18頭立

馬名性齢騎手斤量タイム着差コーナー順3F体重厩舎賞金
715 エアシャカール  牡4武豊   57 3.04.78-9-10-735.7 2494(栗)森秀行 11200
713 トーホウシデン  牡4田中勝春 57 3.04.7クビ6-6-6-435.9 3430(美)田中清隆4500
11 エリモブライアン 牡4藤田伸二 57 3.05.412-12-10-736.3 6484(栗)清水出美2800
24 ケージージェット 牡4佐藤哲三 57 3.05.5クビ15-15-14-1136.212500(美)嶋田功 1700
36 アグネスフライト 牡4河内洋  57 3.05.61/29-9-6-436.8 1460(栗)長浜博之1120
817 フェリシタル   牡4高橋亮  57 3.05.6クビ12-12-14-1636.310474(栗)橋口弘次
23 ヤマニンリスペクト牡4福永祐一 57 3.05.73/415-15-16-1136.413496(栗)浅見秀一
59 ジョウテンブレーヴ牡4蛯名正義 57 3.05.81/26-6-3-137.2 5486(美)相沢郁 
35 トップコマンダー 牡4松永幹夫 57 3.05.91/211-9-10-1136.816458(栗)崎山博樹
1047 ホワイトハピネス 牡4小原義之 57 3.06.01/23-3-3-237.4 7454(栗)小原伊佐
11612 ヒシマジェスティ 牡4角田晃一 57 3.06.1クビ12-12-13-637.2 4500(栗)佐山優 
1212 ダイワバーミンガム牡4柴田善臣 57 3.06.1クビ9-6-6-1137.1 8450(美)二ノ宮敬
13816 カリスマシルバー 牡4小林徹弥 57 3.06.21/218-18-18-1636.818528(栗)古川平 
1448 スプリームコート 牡4四位洋文 57 3.06.621/215-15-16-1537.311476(栗)松田国英
15510 マッキーローレル 牡4本田優  57 3.06.6クビ2-1-1-238.0 9486(栗)昆貢  
16714 マイネルビンテージ牡4熊沢重文 57 3.07.33-3-6-738.415488(栗)佐々木晶
17818 クリノキングオー 牡4幸英明  57 3.07.83-3-3-1638.817456(栗)谷潔  
18611 ゴーステディ   牡4吉田豊  57 3.10.2大差1-2-2-741.414512(美)大久保洋

LAP 13.4-11.2-11.5-12.7-12.7-12.2-13.1-12.7-12.4-12.4-12.4-11.9-11.9-12.1-12.1
通過 36.1-48.8-61.5-73.7  上り 72.8-60.4-48.0-36.1  平均 1F:12.31 / 3F:36.94
単勝  15 ¥280  複勝  15 ¥150 / 13 ¥280 / 1 ¥490
枠連  7-7 ¥1510 (5)  馬連  13-15 ¥1580 (4)
ワイド  13-15 ¥550 (3) / 01-15 ¥1100 (10) / 01-13 ¥1930 (19)

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