「ハンデ戦の割には荒れない」ということになっている新潟記念である。しかし、新装新潟のしかも外回りコースとあって、過去のデータはそれほど気にする必要も無さそうだ。そもそもコーナーが２カ所しかないのはこのレース始まって以来のことの筈であるし。

　サンプレイスが断然の人気を集めている。しかし、サンプレイス、ブリリアントロード、ゲイリートマホークと斤量の重い馬が揃って逃げか先行馬であり、ペースは速くなるだろう。長い長い新潟芝外回りの直線では後続馬に差される可能性が高い。しかも鞍上の熊沢騎手は平地の１番人気時の成績があまりよくないと来ている。人気が割れるかと思ったら、サンプレスを切っておけばそれなりに高配当が得られるようなのでサンプレイスは「消し」とする。

　本命は軽ハンデ（５１ｋｇ）のゴールデンレリーフ。新装新潟は準オープンながら２戦（いぜれも外回り）して３着、２着と相性がよい。今回は格上挑戦であるが、ハンデ差を生かせれば期待は十分である。新潟の外回りは直線が長くかつ小回りでカーブがきついため騎手の腕がものをいうが、新潟トップジョッキーの後藤騎手に乗り替わるというのもプラス材料である。

　相手は手広く行く。というよりサンプレイス以外すべてに流す。どの馬もそれなりに買える要素を持っている馬であり絞りづらいが、サンプレイスを切っておけば高配当にありつける。ビリ人気のダイワオーシュウは叩いた効果が怖いし、ブービー人気メジロロンザンも前走の函館記念こそ雨のせいもありボロ負けだったがそれを度外視すると十分魅力的である。