重賞８連勝中のテイエムオペラオーがいよいよ始動。実力的にはこの馬がもちろん１番だと思うのだが、仕上がりがよくないらしい。さすがにこれぐらいの馬になると仕上がりが悪くても能力でどうにかなってしまうこともあるが、馬券的には割引いて考えたほうが面白いだろう。この馬が負けるとすればここなわけである。所詮トライアルはトライアルであるので、無理に勝つ必要もないだろう。あのスペシャルウィークですら京都大賞典では惨敗しているわけだし。ライバルであるメイショウドトウは日経賞で貫禄勝ちだが、ドトウの日経賞はメンバーが大したことがなかった故の勝利である。この大阪杯にはオペラオー以外にも実力馬が揃ったので、他の馬を中心に考えよう。

　現４歳馬が昨年の秋の中長距離路線で振るわなかったのは別にレベルが低かったわけではなく、菊花賞の日程変更という改悪により調整がうまくできなかったと考えることもできる。だから、成長力ということで４歳馬を中心にとも考えてみた。

　しかし、展開を予想しているとジョービッグバンが本命という結論に達した。ハナを争うサイレントハンターとタマモヒビキの後ろぐらいにつけて、テイエムオペラオーを気にすることなく自分のペースでレースを進められれば、好走も多いにありうる。もともと昨年の宝塚記念でオペラオーにクビ＋クビ差の３着をした馬であり、実力はある。京都記念で４着と復活の兆しがあり、そろそろ連に絡んでくれるのではないだろうか。

　相手は４歳の有力どころと好調アメリカンボス。オペラオーも一応押さえておく。年明けに使われた強みということでアグネスフライト、アメリカンボスに印を重めに打っておこう。