現在の施行時期に変更となった2000年以降の勝ち馬を見てみると全てが単勝3倍台以下の軸が堅いレースである。しかし、今年もそうかというとそうではないだろう。そもそも単勝１番人気が５倍台になりそうなぐらいなので、単勝３倍台以下の馬自体が存在しない。今年はこのレースの時期・条件には変更がないものの、高崎の廃止による群馬記念の廃止やかしわ記念のＧＩ昇格など、ダート路線の変化のせいで、傾向も変わって来るであろう。データ本とかには「単勝１番人気の馬の成績が抜群」等と書いてあると思うが、それはあまり気にする必要が無い。そもそも核たる軸馬が存在せずに人気が割れているのだし。

　本命はニホンピロサート。阪神ダート1400mは４勝をあげているベストなコース。コース適性・実績は出走メンバー中ナンバーワンである。相性のいい小牧太の騎乗で、重賞２連勝は堅いだろう。この馬の単勝が６倍近いとはおいしすぎる。

　対抗はツルマルファイター。この馬も阪神ダート1400mは得意である。もともと府中や淀ではあまり走らない馬であるので、ここ２戦ほど惨敗しているが、阪神に戻れば持ち前の堅実さが発揮できるだろう。２着、３着（特に２着）がやたら多い馬なので、連単系の紐軸にするには非常に向いている。

　馬券的には◎を１着、○を２，３着につけた３連単が狙い目。混戦模様でどの馬が来ても不思議ではないので、総流しとする。