ここ２年ほどおとなしいが、元来「荒れるハンデ戦」なのがこの函館記念である。積極的に大穴を狙っていきたい。

　このレースが荒れるパターンといえば軽ハンデ馬の好走である。今年は軽ハンデ馬は６枠の２頭（サクラゲイル、シャーディーナイス）ぐらいしか出走していないが、サクラゲイルの方を本命とする。北海道限定で好走する小林轍が鞍上であるのは心強いし、逃げ馬が穴を開けるのに必要な先行力も兼ね備えている。先行力ならシャーディーナイスもそれなりにあるが、鞍上が郷原（息子）というのはマイナス材料。サクラゲイルの好走はほぼ芝2000mに限られており、条件もベストといえる。

　荒れる重賞だけに全ての馬に流すこととする。人気薄が相手に引っかかってくれた方が高配当だし、荒れるレースだけに相手も人気薄が来ることが期待できる。ここ２年ほどはそれほど荒れていないが、函館記念が荒れてくれなきゃ客は納得しないだろう。