昨年の優勝馬であるオーストラリアのカラジが再び参戦する。しかも今回はマスグローヴ厩舎がマーロスとの２頭出しと万全の体勢。外国の馬にまで「大レースでの２頭出し厩舎は気合いが入っている」という日本の傾向が通用するかどうかはわからないが、とにかく今回はカラジが本命。というのも昨年の優勝馬ということもあるが、鞍上が昨年と同じスコット騎手であるからである。スコットといえば2003年にセントスティーヴンに乗っていたのを見てから注目している騎手だ。とにかく気迫たっぷりで見応えのあるもの凄い風車ムチを使う。見た目がかっこいいイコール巧いとは限らないのだが、この騎手の場合見てくれだけではなく本当に気合いで馬を持ってくる。その馬の持てる力を最大限に絞り出すことのできる名騎手だ。日本慣れというか中山慣れもしてきているだろうから迷わず本命。

　相手には鼻出血のあった前々走以外は完璧なレースをしている昨年の大障害馬テイエムドラゴンに大障害２着馬メルシーエイタイム。それから障害といえばメジロでありメジロが３頭出しして来ているが大障害コースで実績のあるメジロオーモンドとメジロベイシンガーも押さえておく。