函館記念３連覇のかかるエリモハリアーが本命。昨年、一昨年とこのレースを勝っているにもかかわらず前日段階で単勝が20倍台と全く人気になっていない。過去２年は前走の巴賞でも人気になったのだが、今年は惨敗だったというのが大きいだろう。その巴賞は久々だったのが敗因で、３連覇の記録がかかっているとあれば陣営は最高の仕上げでここにピークを持ってくるであろう。実績に割りに人気になっていないが、57kgの斤量というのは「世界一レベルが高いといわれている」JRAのハンデキャッパーにもその実力が認められてのものである。得意のコースでぜひ３連覇を達成してほしい。

　対抗は３歳馬ナムラマース。ＧＩでは荷が重かったがＧIIIに戻ると古馬相手でも通用するだろう。３歳馬ということを考えると53kgというのは決して軽量とは言えないが、今年のメンバーは極端な軽斤量馬がいないので狙っても良い斤量ではある。本当はナムラマースを本命にしようと火曜日の時点で思っていたのだが、意外に人気になっているので人気の無いエリモハリアーと印を入れ替えた。馬券に絡む確率はこの馬が最も高いと思う。