地味な重賞だが、この時期になってからの勝ち馬を見るとアグネスフライト、ハーツクライ、インティライミといった錚々たる顔ぶれである。こういう大物っぽい馬を狙ってみるのがいいだろうが、果たして大物となりうる馬はどの馬だろうか？それが問題である。大物っぽい雰囲気を持った馬といえば、馬主金子真人HDで松国厩舎で武豊騎乗のフェザースケイプだろう。このレースは長距離巧者が強いのだが、前走2400mで勝っているという点も魅力的である。おそらくこの中で最もダービーに近いところにいるのはこの馬だろう。文句なしの軸とする。

　この時期になってからの勝ち馬で前述の馬以外ではファストタテヤマ、マーブルチーフと京都の長距離では滅法強い馬が並んでいる。２着馬でもチャクラやスズカマンボといった長距離向きの馬が多い。そこで相手には京都に強い長距離馬を中心に狙ってみる。「華麗なる一族」ローザネイ一族であり２着狙いに最適なローズプレステージを初めとして、マンハッタンスカイ、マイネルキーロフといった血統的にも長距離が向いてそうな馬が狙い。

　京都で圧勝しているタスカータソルテは能力は高そうだが人気になるだろうということで押さえとする。ところで、タスカータソルテってどういう意味だろう？ゾルトンワージという馬が登場して以来、一見意味のわからなそうな馬名は後ろから読む癖が付いてしまったが、後ろから読んでも別に意味のある言葉ではなさそうだ。