ダート16戦15連対のシーキングザベストが人気になるだろうが、これだけの実績馬だから外せないだろう。府中の重賞でも武蔵野Ｓを征しているのだし、距離適性的には武蔵野Ｓの1600mよりもむしろ1400mの方が向いている。しかも森厩舎は２頭出しで勝負がかりと思われる。連軸としてシーキングザベストは外せない。

　対抗は未知の魅力を信じてインセンティブガイ。芝ばかり使われている馬だが、ダートでは500万時代に２着が１回ある。最近の根岸Ｓは昨年のリミットレスビッドや一昨年のメイショウボーラーの様な芝短距離の実績馬が活躍する傾向にある。芝路線で活躍しているが実はダートも走れましたみたいな馬が。インセンティブガイの父はエンドスウィープ。ダートの短距離が得意な血統である。ダートでも一応実績があり、血統的にもダートは短距離なら得意そうな馬なので、ここで狙ってみる。

　▲は昨年の覇者リミットレスビッド。昨年はガーネットＳを勝って参戦。今年はガーネットＳ２着での参戦。これだけを考えると昨年ほどには勢いが無いように見えるが、ガーネットＳでの斤量は昨年の56kgに対し今年は59kg。ところが、この根岸Ｓには昨年と同じ57kgで臨む。ということは昨年同様侮れない存在であるということである。

　上記の３頭で連は硬いと思うが、３連単勝負で３着用の相手を絞る。府中1400mで５勝のコース巧者トウショウギア、前走ギャラクシーＳ惜敗だがまだまだ見限れないボードスウィーパー、平安Ｓからの連闘で武豊起用が不気味なタイキエニグマ、連勝の勢いに乗るスナークファルコンが相手。