わりと堅めなレースなのだが、人気の牝馬が出てきた時は特に好走率が高い。大抵の動物はメスの方が耐環境性が強いものだが馬とて例外ではないので夏は牝馬が活躍する傾向にあるし、短距離はもともと牝馬が活躍しやすい条件である。それゆえに牝馬が人気になっていたら素直に信頼して買っておこう。

　本命は３歳牝馬ながら函館スプリントＳを勝ったグランプリエンゼル。函館ＳＳ活躍馬はキーンランドカップでは来ないという過去データもあるのだが、それは函館ＳＳが函館で行なわれている例年の話。今年は函館ＳＳもキーンランドカップもともに札幌で行なわれるため、函館ＳＳでの実績がストレートに反映されると思ってよい。

　対抗は２頭出し藤原厩舎の一角トレノジュビリー。このコースとの相性のよいサクラバクシンオー産駒であるというのも心強い。

　▲はビービーガルダン。昨年の２着馬である。重賞勝ち鞍こそ1400mの阪急杯だけだが、元来1200mがベストの馬である。距離短縮の今回は昨年に引き続いて狙い目である。

　人気どころにばかり印を入れているが堅く収まるレースなのだから仕方がない。上記３頭のボックスで勝負！