この京都記念は実績馬が活躍するレースである。連対馬の多くが重賞勝ち馬であり、重賞を２勝以上いる馬が過去10年の連対馬の過半数を占める。勢いよりも実績を重視して狙っていこう。

　本命はカワカミプリンセス。４歳時にデビューから５連勝でオークスと秋華賞を制覇。その後に出走したエリ女でも最先着を果たすが、痛恨の降着。それで無敗街道を歩んできた名牝の歯車が狂いだした。しかし、昨年はエリ女で２着するなど復活の兆しを見せてきた。有馬記念こそ７着だったが、メンバーのレベルも下がり馬自身も立て直した今回は狙い目である。復活に期待しよう。産駒を黙って買っていれば回収率がプラスになる高期待値種牡馬キングヘイロー産駒であるし。

　その他の馬もやはり重賞を２勝以上している実績馬を狙う。出走メンバーの中には勢いのある馬もいるが、もともと実績馬が有利なレースなので実績馬を中心に狙う。狙い馬はタスカータソルテ、アサクサキングス、サクラメガワンダー、アドマイヤオーラと大半が人気馬だが、穴っぽいところでは４年前のこのレースの勝ち馬シルクフェイマスが面白い。実績的にはナンバーワンだし、確かに高齢なのは気になるが、昨年もこのレースで0.2秒差の３着に来ているのだから型にはまればまだまだやれる可能性はある。