比較的堅めのレースだが、３歳馬が特に好成績を残しているレースである。というわけで勢いのある有力３歳馬を狙っていこう。

　本命は３連勝でジャパンダートダービーを征したテスタマッタ。芝を使われていた時は500万条件を抜け出せなかったが、ダートに転向してから一変した。強い勝ち方で負け無しの３連勝中である。３歳なのに58kgを背負わされるのはちょっと厳しいが、勢いのある今だと狙えるだろう。３歳馬が活躍する傾向のある武蔵野Ｓに出走する３歳の中ではナンバーワンの実力と実績を備えているのだから。鞍上のスミヨンも先週来日早々重賞を勝つなど絶好調だ。以前来日した時よりもずっとパワーアップしている。以前日本で乗っていたときは二流の外人というイメージだが、今ではペリエやデムーロ並みの一流騎手だと考えたほうがよい。

　対抗はサクセスブロッケン。実績的にはこの馬がナンバーワンだ。しかも武蔵野Ｓと同じ東京ダート1600mのＧＩフェブラリーＳをレコード勝ちの実績のある馬であり、コース適性はバッチリである。この馬も59kgという斤量が気になるところだが、その斤量を跳ね返すだけの実力は秘めている。本来はＪＢＣクラシックに出ていても優勝を狙えた馬なので、格下でかつ実績のあるコースで行なわれる武蔵野Ｓなら勝ち負けだろう。

　単穴はシリウスＳを勝った３歳馬ワンダーアキュート。ここ２戦強い勝ち方で連勝しており、ここでも引き続き狙える馬である。

　その他ではヴァンクルタテヤマ、シルクメビウス、マチカネニホンバレ、トランセンドといったところを押さえておこう。