藤沢厩舎が３頭出しである。府中が得意な厩舎が３頭出ししてきているのだからこれは勝負がかりと見て良い。その３頭の中で本命は若葉Ｓ勝ち馬ペルーサ。若葉Ｓを勝っているが皐月賞は使わずに青葉賞に出走してきた。府中の方が合っているので青葉Ｓ→ダービーのローテーションにしたのだろう。皐月賞に出走可能なのにパスしてここに出てきている馬が好走する傾向にあるので期待できる。鞍上も毎週の様に重賞を勝つ横山典騎手なので逆らわない方がいいだろう。最悪でも馬券圏内は外さないはずだ。おそらく１番人気だろうけどペルーサを本命としよう。

　対抗はトゥザグローリー。母があのDWC２着馬トゥザヴィクトリー、父が府中を舞台にＧＩ２勝をしたキングカメハメハというかなりの良血である。これだけの馬なのでダービーには出したいだろう。デビュー以来負けなしの２戦２勝。ダービー出走を確実にするにはここで権利を取っておきたいところだ。前走で2200mを経験しているので距離もこなせるだろう。

　▲はハートビートソング。母父トニービンなので府中芝2400mは向いていると思われる。距離の2400mというのも前走でこなしており問題ない。500万条件を勝ったばかりだがダービーは血統的に格好の舞台なのでここで権利を取っておきたいところだ。

　人気馬ばかり挙げたが穴っぽいところも狙ってみよう。まずは昨年の地方の２歳戦で活躍したビッグバン。他のグランド牧場・角川厩舎の有力馬（ナンテカ、ブンブイチドウ）は南関東に移籍したが、この馬芝で使いたいので中央に移籍した筈である。今のところダートでしか実績がないし近走不振だが、地方のダートレースながら重賞でも実績のある馬であるし潜在能力が開花すれば一発がある筈。今回は戸崎騎手を乗せて鞍上強化してきたというのが狙い目だ。

　もう１頭人気薄の一発に期待する馬はアロマカフェ。不良馬場でしか勝ち星が無いし東京が初めてという不安はあるが潜在能力は相当高いと思う。何せ未勝利戦とはいえ親の七光り騎手の代表格である小島太一騎手が乗っても２着３着という好成績を残せる馬である。それだけ馬の能力が高いということだ。スプリングＳでは別の騎手が乗っても惨敗しているが、それは前残りのレースとなり展開が向かなかったからである。直線の長い府中でこそその末脚が生かせるに違いない。

　買い目的にはまず確実に来るであろうペルーサを軸にして残りの狙い馬に３連複で流す。