伝説の名馬オグリキャップが7/3に亡くなってしまった。ツイッターで高橋源一郎さんがその様にツイートしたのが発端でその噂が広まっていったものの、ニュースソースがなかなか見当たらないのでむやみに信じるのはと思っていたのだが、数時間後新聞社のサイトにも掲載されたので真実なんだろう。笠松競馬から中央に移籍して競馬の常識を覆すような数々の名レースを演じてきて伝説を作った名馬。私はリアルタイムで見ていたわけではなかったが、その名前は知っていたぐらいの名馬だった。８０年代末期以降に競馬を始めた人にとっては直接競馬を始めるきっかけになったわけではなくても、オグリキャップを観て競馬を始めた人、もしくはその人の影響で競馬を始めた人が大部分を占めるだろう。オグリキャップの時の競馬ブームのおかげで競馬ブームとなり、競馬が一般人の間にも広まっていったのだから。

　その笠松の大スター・オグリキャップの命日の翌日に行われる函館スプリントＳであるが、奇しくも笠松競馬所属のラブミーチャンが出走する。昨年は史上初の２歳馬にしてＮＡＲ年度代表馬をいう快挙を遂げた馬だ。中央に遠征してきたフィリーズレビューは惨敗だったが、もともと短距離向きの馬なのでスプリントなら芝でもという見方もある。ただ、追悼ムードの今回は過剰に人気になるだろう。個人的にも大好きなグランド牧場の生産馬だし頑張って欲しいのだが、馬券と私情は別。人気が過剰になる馬は消して他の馬から勝負しよう。

　ビービーガルダン、ワンカラット、アーバニティの３頭が能力的に抜けており、その３頭で決まると思うが、本命はビービーガルダン。斤量は59kgと酷だが、スプリントならこの馬が１番だろう。もしこれが芝1400mのレースだったらワンカラット、アーバニティの馬連１点買っておけば十分だが、1200mとなると1200mの巧者であるビービーガルダンが最も評価できる。ビービーガルダンから残りの２頭への馬連が本線だが、縦目も一応押さえて３頭ボックスにしておこう。