2010年 2月 6日(土) 1回中京5日目 15:25発走
11R 第44回小倉大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際) 芝 1800m 16頭立

 今年は中京競馬場の改装による変則開催で、通常なら小倉で行なわれる年初の開催が中京競馬場で行なわれている。この小倉大賞典も小倉と名がついているものの中京開催である。中京での小倉記念といえば開催時期が若干異なるが、サイレンススズカが逃げ切った年を思い出す。サイレンススズカは左回りが得意であり、しかも平坦・小回りが得意だったこともあり、中京競馬場が最もベストな条件だった。金鯱賞も圧勝しているし。

 中京競馬場は逃げ馬が有利なのだが、今年は逃げそうな馬がかなり揃っている。おそらくスタート後は先行争いが激しい展開となるだろう。このレースが行なわれる中京芝1800mコースは逃げ馬が有利なコースなのであるが、これだけのメンバーが揃うと逃げ馬がつぶしあって差し馬が台頭してくるだろう。そこで、コース特性とは逆に差し馬を軸として狙ってみよう。

 本命はテイエムアンコール。前走朝日チャレンジカップは4着とはいえ勝ち馬と0.3秒差という悪くない成績である。今回はデムーロ騎手を鞍上に据えて勝負に臨む。朝日CC以来の出走だが初戦から仕上げてくると思われる。この馬の父オペラハウスの産駒は過去3年の中京芝1800mでの成績は[5,1,2,14]と勝率22.7%、連対率27.3%、単勝回収率184%と好成績を修めている。このデータだけでもコース巧者と思われるしが、更に今回のレースは雪の影響で馬場状態は重くなっていると思われる。力のある馬場ならなおさらサンデー系種牡馬よりもオペラハウス産駒に分があるだろう。

 その他の馬では前走の中日新聞杯で高いパフォーマンスを見せたドリームサンデーを筆頭に連勝中のマイネルスターリーなど手広く流そう。

結論
[馬連]
15-[7,4]・・・ 500pts
15-[1,14]・・・ 200pts
15-[3,5,10,12,13,16]・・・ 100pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1リトルアマポーラ  牝5 中舘英二 56
B1 2 インティライミ   牡8 佐藤哲三 57
2 3モエレビクトリー  牡4 的場勇人 54
2 4マイネルスターリー 牡5 三浦皇成 56
3 5アーリーロブスト  牡4 *太宰啓介 55
3 6 デストラメンテ   牡6 *丹内祐次 54
4 7ドリームサンデー  牡6 秋山真一 57
4 8 ピエナビーナス   牝6 古川吉洋 54
5 9 ダンスインザモア  牡8 *丸田恭介 55
510マヤノライジン   牡9 *福永祐一 54
611 バロズハート    牡5 *石橋脩  54
612マンハッタンスカイ 牡6 *武幸四郎 56
713ホッコーパドゥシャ 牡8 *北村友一 57
714ナリタクリスタル  牡4 武豊   54
815テイエムアンコール 牡6 *デムーロ 55
816オースミスパーク  牡5 *赤木高太 54

レース後のコメント
 このレースでは逃げ候補の一角モエレビクトリーが出走取消となった。また、赤木騎手負傷のため、オースミスパークが藤岡康太騎手に乗り替わりとなった。

 その代打騎乗藤岡康太騎手が騎乗のオースミスパークが果敢に前に行った。外枠ながらスタート直後果敢に前に行き、3頭ぐらいでハナを争い先頭に躍り出る。途中から更に2頭先頭集団に加わったが、単騎でハナを切ったのはオースミスパークだった。

 そしてゴールまでオースミスパークがそのまま粘る。藤岡弟はこの重賞の乗鞍自体が無い予定だったが、急遽馬が回ってきて、その馬で重賞をものにした。果敢にハナを切ったのがこの馬の持ち味を活かせる結果につながったのだろう。負けても責任は問われない代打騎乗だけあって一か八かの勝負をしやすかった面はあるが、乗り慣れていない馬を勝利に導く好騎乗だった。オースミスパークは3連勝で初重賞制覇。

 思ったほどハイペースにならなかったせいか、我が本命テイエムアンコールは7着と不発に終わった。ただ、後方勢でもマヤノライジンやダンスインザモアが頑張ってるんだから、それらの馬には先着してほしかった。思ったほどハイペースにならなかったと書いたが、ラップを見ると前半の方がかなり速くハイペースである。それにオースミスパーク以外の先行馬が軒並みバテているので、先行馬に厳しいペースだったのだろう。その中で逃げ切ったオースミスパークは大したものである。

 なお、このレースではスタート前にドリームサンデーが放馬した。馬や騎手や馬装に問題があったわけではなく、発馬機の誤動作が原因のようである。ドリームサンデーはオースミスパークに次ぐ2番手を追走したものの、放馬による疲労のせいか最後はバテてしまった。馬やその馬のスタッフには問題はないのにこんな事故のために有力馬が凡走してしまうとは悲しいことだな。

外れ



2010年 2月 6日(土) 1回中京5日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第44回小倉大賞典
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際) 芝 1800m 16頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
816オースミスパーク 牡5藤岡康太 54 1.47.201-01-01-0137.1 720.1472 +6(栗)南井克巳4100
24マイネルスターリー牡5三浦皇成 56 1.47.2降着08-08-09-0536.2 46.7482+14(栗)加用正 410
714ナリタクリスタル 牡4武豊   54 1.47.51 3/405-06-07-0736.7 24.1486 +4(栗)木原一良1600
510マヤノライジン  牡9福永祐一 54 1.47.6 1/211-11-07-0936.81343.8486 +6(栗)梅内忍 1000
59 ダンスインザモア 牡8丸田恭介 55 1.47.7 1/215-15-15-1236.1 510.3508 -2(美)相沢郁 620
36 デストラメンテ  牡6丹内祐次 54 1.47.9105-06-06-0737.31569.2458 +2(美)清水美波 
815テイエムアンコール牡6デムーロ 55 1.48.0 3/411-11-13-1036.6 617.9478+18(栗)柴田政見 
35アーリーロブスト 牡4太宰啓介 55 1.48.0ハナ02-03-04-0337.6 927.0508 +8(栗)本田優  
713ホッコーパドゥシャ牡8北村友一 57 1.48.1クビ14-14-13-1536.71032.7492+12(栗)村山明  
10612マンハッタンスカイ牡6武幸四郎 56 1.48.1クビ13-11-12-1236.81240.9542 -2(栗)浅見秀一 
1147ドリームサンデー 牡6秋山真一 57 1.48.2クビ02-02-02-0237.9 35.6506 +6(栗)池江泰郎 
1248 ピエナビーナス  牝6古川吉洋 54 1.48.3 1/208-10-11-1037.21135.2460 +4(栗)南井克巳 
1311リトルアマポーラ 牝5中舘英二 56 1.48.8305-04-04-0538.3 13.7480 +2(栗)長浜博之 
14611 バロズハート   牡5石橋脩  54 1.49.01 1/204-04-02-0338.71462.9514 +4(美)池上昌弘 
1512 インティライミ  牡8佐藤哲三 57 1.51.1大差08-08-09-1240.1 822.7478 +2(栗)佐々木晶 
23モエレビクトリー 牡4的場勇人 54 ------------0.0--- (美)的場均  

LAP 12.1-10.7-12.0-11.8-11.7-11.8-12.3-12.3-12.5
通過 34.8-46.6-58.3-70.1  上り 72.4-60.6-48.9-37.1  平均 1F:11.91 / 3F:35.73
単勝  16 \2010
複勝  16 \610 / 14 \170 / 10 \810
枠連  7-8 \1280 (6)
馬連  14-16 \3580 (11)
ワイド 14-16 \1270 (12)/ 10-16 \9990 (87)/ 10-14 \2150 (24)
馬単  16-14 \10460 (30)
3連複 10-14-16 \48560 (136/455)
3連単 16-14-10 \344930 (875/2730)

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