年に１度の楽しみなレース。いや、グランドジャンプもあるから年に２回かな。しかし時期的に春も中山大障害と呼ばれていた時代から、秋の大障害の方が盛り上がるんだよな。気持ち的に。やはり「暮れの大一番」だからだろうか。

　本命は４年前のこのレースの覇者マルカラスカル。その後も中山グランドジャンプを勝ったり中山大障害３着等この大障害コースで活躍している。コース巧者なのか大一番に強いのかといったところだが、おそらくその両方だろう。実績は抜群だが問題は年齢と長期休養明けだということ。厳密に言えば約２年ぶりの競馬となる前走で平地条件戦を使っているので休養明けではないのだが、障害レースに登場するのは２年ぶりだ。前に大障害を勝った時も前走は平地を使っていたし、大障害ではステップに障害を使った時よりも平地を使った時の方が成績がいいのでステップは問題ない。大舞台に強くここを目標に仕上げてきているのだから狙ってみよう。繰り返しになるが実績は抜群なんだし。

　対抗はメルシーエイタイム。障害ＧＩ連対数なら群を抜いた成績である。この馬もコース巧者だ。ただし、３年前のこのレースで勝ってはいるものの２、３着が多く、特に２着が多い堅実派である。本命馬は勝つか着外のどちらかだと思われる馬なので、メルシーエイタイムは２着付けにしよう。

　３着候補はトーワベガが本線だが手広く行こう。３着までなら多くの馬にチャンスがありそうだし。