2011年 5月22日(日) 3回東京2日目 15:40発走
11R 第72回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭立

 1勝馬が出走できてしまう様に上位の馬と下位の馬の実力差が激しいレースである。上位層の馬で決まる可能性が高いので極端な穴馬を狙うのは避けよう。

 本命は良血エアグルーヴの仔のグルヴェイグ。母父は府中が得意なトニービン。母のエアグルーヴ自身もオークスを征しているし、様々なコースで活躍した馬だが府中が特に得意な馬であった。その府中が得意な女傑にディープインパクトを付けた血統なので、これを良血と言わずに何と言おう。エルフィンSでマルセリーナに差を付けられた感があるが、府中の2400mなら逆転するだろう。角居厩舎は過去3年で東京芝2400mは連対率41.2%、複勝率58.8%と驚異的な数字である。また、関西の厩舎ながら勝ち星もダントツのトップだ。桜花賞には出走できなかったが血統的にもオークス向きの血統。他の有力馬の様に重賞実績は無いがここを目標に仕上げてきているだろうし積極的に狙っていきたい。

 対抗は父父がトニービンのマイネイサベル。掲示板は外さないという安定したレースぶりが続いているが、血統的にも脚質的にも東京芝2400mはベストなコースである。前走は重馬場に泣いたがここでその実力を発揮してもらいたい。人気を落としており自分のペースで競馬ができるのも今回は強みだろう。

 単穴は母父トニービンのバウンシーチューン。フローラSはレベルがあまり高くない上に道悪だったので参考外という意見もあるが、やはり母父トニービンの血は大きいだろう。コース適性はバッチリだと思う。

 その他マルセリーナホエールキャプチャといった桜花賞上位組を押さえよう。かつては桜花賞組が人気で沈むおとが多かったが、阪神コースが改装されて桜花賞が以前と比べて強い馬が勝つレースとなってからはオークスに直結することが多くなった。人気なので馬券的にはちょっと評価を下げるが、現時点での実力・実績という面ではこの2頭が上位だろう。

結論
[馬連]
09-16 ・・・ 800pts
16-(03,12,17) ・・・ 500pts
03-17 ・・・ 200pts

B馬名性齢騎手斤量
1 1 ハブルバブル 牝3 *ウィリア 55
1 2 メデタシ 牝3 浜中俊 55
2 3バウンシーチューン 牝3 三浦皇成 55
2 4 エリンコート 牝3 後藤浩輝 55
3 5 カルマート 牝3 *吉田豊 55
3 6 サイレントソニック 牝3 *田中勝春 55
4 7 ライステラス 牝3 *丸田恭介 55
4 8 マイネソルシエール 牝3 柴田大知 55
5 9マルセリーナ 牝3 安藤勝己 55
510 デルマドゥルガー 牝3 *ピンナ 55
611 アカンサス 牝3 *北村宏司 55
612ホエールキャプチャ 牝3 池添謙一 55
713 シシリアンブリーズ 牝3 *藤岡佑介 55
714 スピードリッパー 牝3 蛯名正義 55
715 ハッピーグラス 牝3 松田大作 55
816グルヴェイグ 牝3 四位洋文 55
817マイネイサベル 牝3 松岡正海 55
818 *ピュアブリーゼ 牝3 *柴田善臣 55

レース後のコメント
 ピュアブリーゼが逃げる展開。馬場状態こそギリギリ良だったが(最終レースでは稍重となる)直前から降りだした集中豪雨の影響で馬場が渋っており後方の馬が切れ味を欠いていたのでそのままピュアブリーゼが逃げきってしまうのではと思われたが、最後にエリンコートが差し切った。

 勝ったエリンコートはデュランダル産駒。スプリンターであるデュランダルの仔が2400mのGIを勝つとは思えなかったので父名を見て消した馬だが、見事に距離を克服して差し切った。忘れな草賞の勝ち馬はオークスで穴を開けると言われているが、98年エリモエクセル以来のオークス勝ち馬である。オークスで馬券になったのは02年3着のユウキャラット以来。考えてみたらレースの格は違うとは言え忘れな草賞を勝ったという時点で2400mという距離はOKなんだよな。最後に内にもたれて他馬の進路を妨害したが審議の結果失格・降着にはならずオークスを征した。

 2着は逃げたピュアブリーゼが粘る。クビ差の惜敗。渋った馬場も味方したがよく粘った。これで柴田善臣騎手は牡牝三冠レース全てで2着である。ただし勝ったことは一度もないというのが何とも。

 これら2頭にハナ差の3着は人気のホエールキャプチャ。いいところまで詰め寄ったが惜しくも及ばずまた惜敗。強い馬なのだがイマイチ勝ちきれない。

 1番人気の桜花賞馬マルセリーナはその3頭に2馬身半差の4着。距離が問題なのか馬場状態が問題なのかは分からないと安藤勝騎手のコメント。

 我が本命グルヴェイグは雨で渋った馬場で持ち前の切れ味を発揮できずに14着に敗退。私の狙い馬は他にもトニービンの孫で切れ味勝負の馬を狙っていたのでいずでも雨に切れ味を削がれ残念な結果に終わった。その中ではマイネイサベルが割と好走はしていたが6着がやっとだった。

外れ



2011年 5月22日(日) 3回東京2日 天候 : 雨  馬場状態 : 良
【11R】 第72回優駿牝馬
3歳・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭立
馬名性齢騎手斤量タイム着差通過順上3F単勝体重増減調教師賞金
24 エリンコート牝3後藤浩輝 55 2.25.709-09-07-0634.5 737.2456 -2(栗)笹田和秀9700
818 ピュアブリーゼ牝3柴田善臣 55 2.25.7クビ01-01-01-0135.3 839.8436 +2(美)古賀慎明3900
612ホエールキャプチャ牝3池添謙一 55 2.25.7ハナ12-13-14-1234.0 23.0452 -2(美)田中清隆2400
59マルセリーナ牝3安藤勝己 55 2.26.12 1/215-15-15-1534.3 12.2452 0(栗)松田博資1500
714 スピードリッパー牝3蛯名正義 55 2.26.2クビ07-06-05-0435.21496.2456 0(美)鹿戸雄一970
817マイネイサベル牝3松岡正海 55 2.26.2ハナ12-12-11-0934.8 635.8454 +6(美)水野貴広 
611 アカンサス牝3北村宏司 55 2.26.2クビ17-16-15-1534.41043.5426 -2(美)畠山吉宏 
715 ハッピーグラス牝3松田大作 55 2.26.4 3/404-07-09-0935.117153.1442 -6(栗)藤原英昭 
11 ハブルバブル牝3ウィリア 55 2.26.4クビ04-05-06-0635.3 410.9446 +6(栗)池江泰寿 
10510 デルマドゥルガー牝3ピンナ 55 2.26.71 3/411-10-09-0935.31144.1482+12(美)堀井雅広 
1112 メデタシ牝3浜中俊 55 2.26.7ハナ09-10-12-1235.1 941.0426 +6(栗)音無秀孝 
1248 マイネソルシエール牝3柴田大知 55 2.26.91 1/404-04-04-0436.016140.5440 -8(美)手塚貴久 
1347 ライステラス牝3丸田恭介 55 2.26.902-02-02-0236.21261.3454 -6(美)和田正道 
14816グルヴェイグ牝3四位洋文 55 2.27.1 3/414-13-12-1235.4 310.4442 0(栗)角居勝彦 
1536 サイレントソニック牝3田中勝春 55 2.27.31 1/218-18-18-1835.215123.3444 -2(美)国枝栄 
1635 カルマート牝3吉田豊 55 2.27.51 1/208-08-07-0636.318241.2474 -4(美)戸田博文 
1723バウンシーチューン牝3三浦皇成 55 2.28.6715-16-15-1736.6 515.8416 +4(美)田島俊明 
18713 シシリアンブリーズ牝3藤岡佑介 55 2.28.6クビ02-02-02-0238.01372.1452 -6(栗)橋田満 

LAP 12.9-11.2-11.8-12.4-12.4-12.2-12.8-12.2-12.5-11.8-11.5-12.0
通過 35.9-48.3-60.7-72.9  上り 72.8-60.0-47.8-35.3  平均 1F:12.14 / 3F:36.43
単勝  4 \3720
複勝  4 \800 / 18 \780 / 12 \140
枠連  2-8 \2770 (9)
馬連  04-18 \42750 (64)
ワイド 04-18 \9510 (64)/ 04-12 \1720 (15)/ 12-18 \1810 (19)
馬単  04-18 \104460 (128)
3連複 04-12-18 \45120 (93/816)
3連単 04-18-12 \548190 (819/4896)

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