本命はテレグノシス産駒のマイネイサベル。昨年の新潟２歳Ｓの覇者である。テレグノシスといえば現役時代はいかにもトニービン産駒といった感じで、直線でジワリジワリと長くいい脚を持続させて上がってくるレースぶりだった。当然直線の長い東京コースがベストの馬であった。典型的なトニービン産駒である。その様なトニービンの特徴をしっかりと受け継いだテレグノシスは、その仔にもその長い直線が得意な脚質は受け継がれるであろう。現にマイネイサベルは直線の長い新潟の芝で重賞を征している。その後の重賞２戦は着外に終わっているが、共に勝ち馬と0.4秒差であり大負けしているわけではないので、得意と思われる府中コースに変わって改めて期待しよう。また、鞍上の松岡騎手はラフィアンの馬とは黙って買ってればいい程相性がよく松岡が継続騎乗というのも強みである。軸はマイネイサベルで決まり。

　対抗は阪神ＪＦ２着のホエールキャプチャ。ＧＩ２着の実績はこのメンバーでは格上であり、大崩れしないタイプの馬なので押さえておこう。

　▲は良血ダンスファンタジア。阪神ＪＦは残念な結果に終わったが、フェアリーＳで快勝して巻き返している。実績のある東京コースでも引き続き狙えるだろう。人気がかぶっているので印的には若干評価を下げたが連の相手としては押さえておく必要がある。

　その他では母父トニービンであり東京芝との相性がいいと思われるラテアートが押さえ。さらに穴っぽいところでジュニアカップ勝ち馬のデルマドゥルガーも押さえておこう。中谷がずっと乗ってきた馬だが前走クラストゥスに乗り替わった途端オープン勝ちを修めており、名手内田博が乗る今回も人気の割に期待できるだろう。