前日から降り続く雨の影響で重馬場となるであろう中山グランドジャンプ。馬場が重くなればグリグリの１番人気であろうマジェスティバイオが更に有利になるだろう。前走も重馬場のペガサスＪＳを圧勝しているし過去にも重馬場の東京ジャンプＳを圧勝した実績がある。父がオペラハウスというのも重馬場が得意な血統だ。昨年の中山大障害の覇者であり大障害コースへの適性はもちろんある。田中剛厩舎は障害レースではベタ買いしていればプラスになる厩舎であり（といっても今回は単勝買っても安いだろうが）、またサンプル数は多くないものの重賞の勝率62.5%、連対率75.0%、複勝率87.5%という驚異の成績を残している。重賞を使うからには必勝態勢で臨んでいるのだろう。本命はＪ・ＧＩ秋春連覇のかかるマジェスティバイオで決まりだ。

　障害レースはコース適性が平地以上に重要であり、しかも日本一レベルの高い中山襷コースでのレースなのでコース実績（＝Ｊ・ＧＩ実績）を重視して相手を絞ろう。

　相手筆頭は一昨年不良馬場で行われた中山グランドジャンプの勝ち馬メルシーモンサン。今年も馬場が重くなると見込まれ、スタミナ勝負に強いこの馬には有利だ。障害レースはその時以来２年ぶりだが、平地で一度叩いているのでレース感も戻っているだろう。

　その他では一昨年の中山大障害勝ち馬バシケーン、08年〜09年の中山大障害馬で中山グランドジャンプでも連対実績のあるキングジョイを押さえておこう。