重賞に強い厩舎といえば田中剛厩舎。開業以来の重賞成績は[6,2,1,3]と勝率50%で複勝率に至っては75%の好成績。回収率を見ても単勝476%、複勝240%と重賞で田中剛厩舎の馬をベタ買いしていれば大儲けできる数字だ。重賞に出すからには勝利を目指して目いっぱいに仕上げる、勝負にならない馬なら重賞ではなくオープン特別等で手堅く稼ぎに行くという厩舎方針なのであろう。私がそこに注目し始めてから宝塚記念のフェデラリスト、函館２歳Ｓのロゴタイプと本命にした馬が馬券圏内に入っていないのが気になるが、三度目の正直でその田中剛厩舎のロゴタイプを本命とする。

　ロゴタイプの前走はオープン特別クローバー賞で0.2秒差の３着とまずまずの成績だが、今回はそれよりも距離が300m延びて1800m。父がサドラーズウェルズ系のローエングリンなので距離は伸びた方がいいだろうし、洋芝も得意と思われる。父は地味な馬だが長距離適性がある馬だし、母父サンデーサイレンスなので底力もあるだろう。初経験の芝1800mであるが、むしろ前走以上に期待できそうだ。

　対抗はコスモス賞勝ち馬の良血馬ラウンドワールド、三番手にはクローバー賞でロゴタイプに先着した道営馬ジェネラルグラントを挙げる。それから、不確定要素の強い２歳初期の重賞だけにその他の馬全ても一応押さえておこう。