しかし、結果は58kgを背負ったドリームバレンチノと59kgのダッシャーゴーゴーのワンツー。昨年のスプリンターズＳ３着のドリームバレンチノと、10年のスプリンターズＳで日本馬最先着（ただし降着で結果は４着）で、その後スプリンターズＳで２年連続４位入線（そのうち１回は降着）のダッシャーゴーゴーというＧＩでも実績を残している馬のワンツーだ。ハンデ戦らしくなく実績馬が実力通りの力を出してのワンツーを決めた。ただし、ドリームバレンチノがハナ差で競り勝ったのは1kgの斤量差もあってのことだろう。

　３着がそこからクビ差で我が本命メイショウデイム。惜しかった。人気薄の軽ハンデ馬の中では唯一の上位入線だ。最もハンデの恩恵を受けたのはこの馬だろう。そこからクビ差の４着マジンプロスパーも58kgの斤量だし。ただ、メイショウデイムは牝馬なので53kgと言っても実質牡馬の55kgと同じ扱いなので極端にハンデに恵まれたわけではない。芝に再転向後は常に人気以上の走りをしている馬券的には狙って損はない馬である。今回はその馬券の買い方を間違えたせいで当たらなかったわけだが。ワイドも押さえておけばそれなりの儲けがあった筈なのに…。同日行われた根岸Ｓではメイショウの馬に馬連的中を阻まれ押さえのワイドのみの的中となったが、こちらのメイショウは惜しい所で私の買った馬券には絡まなかった。

　４着のマジンプロスパーも含めて、上位に入線したのは先行馬ばかり。しかしハナを切った１番人気（と言っても5.2倍）のアイラブリリは15着、２番手を追走した武豊騎乗のケイアイアストンは11着とそれぞれ惨敗。その２頭が特に後続を離してハナを争っていたわけではなく、前半３ハロン35秒と重賞にしてはかなりスローな流れだった。実力的に劣るケイアイアストンはともかくアイラブリリまで力を出せなかったのは何故だろう？騎手のコメントによると中１週でテンションが高く気の悪い所を見せてしまった様である。ペースをスローと読んで、かからない程度に適度に前に付けた馬が上位に入線できたという所かな。

外れ