サトノプリンシパルが逃げてハートビートソングが２番手に付ける展開。最後までそのまま決まってくれたら的中だったのだが、逃げたサトノプリンシパルが直線で後退し、ハートビートソングもよく粘ったがゴール前で３頭に差された。1000m通過は61.2秒と別に速くはないが、ラップを見ると前半２ハロン目、３ハロン目がそれぞれ11秒台前半と速いペースだ。落ち着いてからはそれほど速いペースでもなかったが、ハナ争いをしていた最初の３ハロンぐらいは厳しいペースで、そこで２頭が消耗してしまったのだろう。

　勝ったのは３歳馬ケイアイレオーネ。ユニコーンＳ、ジャパンダートダービー、レパードＳと３歳ダート重賞を３戦連続３着で臨んだが、古馬相手のこのレースでは３着ではなく見事に１着だった。３歳馬が活躍するというところまでは合っていたが、こちらの３歳馬が来てしまった。レパードＳでは本命にしていたのだが連には絡めず。その時に先着したのがサトノレオーネを今回は狙ったのだが、展開の綾なのかケイアイレオーネの方が勝ってしまった。

　57.5kgを背負った昨年の勝ち馬ナイスミーチューが２着に粘った。ゴール前では勝ちそうだったが、最後に勝ち馬にクビ差交わされてしまった。惜しくも連覇はならなかったが、重い斤量を背負っている割にはよく頑張った。斤量を考えると実質勝ったようなものだろう。ハンデ戦になってから57.5kg以上の馬が連に絡んだ試しがないレースなので予想では消したのだが…。それだけ力があるということだ。

外れ